親子の暇つぶしに使える100円グッズ
STAY HOME週間で退屈している子どもたち、そして疲弊する親。ゲームやYouTubeを与えれば黙っていてはくれるけど、さすがにそれだけでは……という状況のご家庭、多いかと思います。百均で手軽に入手できるグッズで暇つぶしができるものはないか、と探してきましたのでご報告します。結果的に意識高く見えてしまいそうなラインナップになってますが、ぶっちゃけて本音を言うと「子どもが集中して作業してくれるおかげで、数十分は親の手を離れてくれる」ことを目的としたチョイスになっています。親も一緒に楽しめるものもありますが、できれば子供だけでお願い……というグッズたちですね。(うちは子どもが姉妹なのでやや女子向け寄りのラインナップになっておりますがご容赦ください)
■スクラッチアートシート(全年齢対象)
費用:100円(税別)から
スクラッチアートは2年前くらいから「大人の塗り絵」的な位置づけで地味に流行ってるみたいですね。カラフルなシートに黒い塗料をコーティングしてあるので、付属のペンで線画をなぞると塗料の下の色が出てきてカラフルな絵に仕上がる、というものです。小さい頃クレヨンでやったあれですね。ダイソーで4枚組のものが6種類あります。
低年齢の子にはなぞり書きの練習としても良さそうですし、うまくなぞれなくてもきれいないろが出てくるので小さい子でも楽しめると思います。小学生は集中してなぞったりけずったりしながら夢中になってました。やり方を教える必要もほとんどないので子どもまかせでできるのもいいところ。私もちょっとやってみたんですが、かなり無心になれる遊びで大人にも楽しいと思いました。付属のペンは一本だけなので、家族の人数分買ってみんなでやるといいかもしれません。
欠点としては消しゴムのカスより細かい削りカスが多少でますので、気になる場合は卓上掃除機かハンディクリーナーなどあるといいかと思います。
ダイソーで買えるものは子どもでもできるくらいの難易度ですが、書店でも大人の塗り絵のコーナーで大人向けのものが売られています。かなり集中力のいりそうな繊細な柄もあって、出来上がったときの達成感がすごそうです。子供向けにはすみっこぐらしやディズニーツムツムなどのキャラクター本があります。
■ルームバンド(4〜5歳から)
費用:100円(税別)から
小さい輪ゴムを編んでいく遊びです。「ファンルーム」「レインボールーム」などの名前で編み機付きのキットも販売されていますが、最初はこのセリアの100円キットから試してみるといいかと思います。ファンルームは対象年齢6歳からになってますが、シンプルなブレスレットくらいなら4〜5歳から作れるかと思います(注:集中力や器用さに個人差があると思うので参考程度に……)。最初だけ2〜3回やってみせただけで、次女4歳が黙々と編み続けた結果できたのが上のブレスレットです。一度集中し始めるとしばらく黙って作業してくれるので、親も楽でした。(最初はひとつ編むたびに「見て!ママ見て!」タイムも生じますが、そのうち黙ります)
「ファンルーム」「レインボールーム」で検索すれば編み針だけで作れるモチーフなどのレシピも色々でてきます。物足りなくなってもっと大物が作れる編み機が欲しくなったら本家にグレードアップしてみてください。
■リリアン(小学生から)
費用:200円(税別)から
リリアン!! 昭和生まれの私でもさらに上の世代の流行かと思ってましたが、いまだに百均で売ってるんですね。今の小学生には逆に新鮮に映るようで、いま横で長女が夢中になって編んでいます。細い筒状のニットが編める遊びです。上記のファンルームに比べると糸の伸縮性がなかったりして最初はちょっと手こずります。網目がきれいに揃って編めるようになるまでなれるのにちょっと時間がかかりますが、これも軌道にのってくると黙々と集中して子どもが黙っていてくれます。写真はダイソーのキットで、糸と編み機が別々なので初期費用200円(税別)が必要になります。クロバー社のサイトにも各種レシピがあるようです。
■編み物(6歳くらいから)
費用:300〜500円(税別)程度
リリアン繋がりなんですが、ダイソーには「毛糸でリリアン」という商品もありまして(セリアの手芸売り場にも同様の商品があります)、写真のようなプラスチック製の編み機と毛糸を使って本格的にニットが編める、というものもあります。この編み機は「牛乳パックを使ってマフラーが編める」という編み方の牛乳パック部分の替わりですね。これ、かぎ針編みや棒針編みよりも簡単で初心者向きだと思います。
牛乳パックマフラーは幼稚園で教えてくれるところもあるそうなので、たぶん6歳くらいから挑戦できると思います(長女も6歳のときにやりました)。本体を編む部分は子どもまかせでいいんですけど、最初のセッティングと最後の糸始末は親がやってあげる感じになるかと思います。ハンドメイド好き以外の方には、作り方を調べる部分の負担が大きいかもしれません。とはいえ、実際に使えるマフラーやニットキャップが作れますので、子どもは達成感や自信が得られると思います。
毛糸を数玉(ニットキャップなら1〜2玉、マフラーなら3〜4玉)と編み機をひとつ買えばできる(もちろん牛乳パックで作ってもいいです)ので、300〜500円くらいでしっかり大作が作れます。
牛乳パックでマフラーを編んだ時の写真。編み針は不要で材料費は毛糸代のみです。
■ビーズつなぎ(3〜4歳から)
費用:100円(税別)から(ただし別途ケースの購入を推奨)
これはセリアのビーズキットですね。カラフルでキラキラしたビーズは子どもにウケがいいです。ひたすらビーズをつないではネックレスやブレスレットにして家の中で身につけてご満悦になってくれますよ。糸にビーズを通すだけなので、作り方もとくに難しくはないです。
ただ欠点としては誤飲の可能性がありますので、口や鼻・耳に異物を入れなくなる年齢からにしたほうがいいと思います。3〜4歳からと書きましたが個人差があると思いますので気をつけてください。赤ちゃんがいるご家庭はまずやめたほうがいいですね。それと、一度箱をぶちまけるとあちこちに散らかってしまうので、親が掃除のたびにイライラすることになります。サイクロン掃除機の中でカラカラ回るビーズにその都度いらいら。
キットのプラスチックケースはふにゃふにゃで収納性はよくないので、適当な収納用プラスチックケースも一緒に買うことをおすすめします。
■ナンプレ(小学生から)
費用:100円(税別)から
(画像出典:大創出版ホームページ)
おなじみナンプレ。ダイソーのこの本、めちゃめちゃ時間つぶせます。1冊でかなり問題数があるのでコストパフォーマンスがいいですね。しかも初級・中級・上級と難易度別になってますので初心者も安心。これはパズル系出版社泣かせの本ではないかなと思っています……100円で出しちゃうんだ、価格破壊……。他にもクロスワードパズルやイラストロジックなど定番パズルの本が各種あります。
家庭学習が進まず困ってる親御さん、せめてゲームの代わりに脳トレ的な作業だけでも……という時におすすめです。
■ナノブロック(小学生から)
費用:100円(税別)から
我が家も長女が作ってたんですがいま手元にないので、インスタからお写真お借りしてます。こんな感じのナノブロックのパクリ……オマージュ……ジェネリック……的なブロックをダイソーとセリアで販売しています。ダイソーは「PETIT BLOCK」、セリアは「Micro Block」という商品名です。それぞれ手のひらサイズの動物や乗り物など、ちょっとした作品ができるキットになっています。工具など他の道具は必要ないですし、ひとふくろあれば作品がひとつ作れるので、かなりお手軽です。
ひとつのブロックがかなり小さく誤飲の可能性が高いので、赤ちゃんのいる家庭にはおすすめしません。12歳以上対象、となってますが、簡単なものなら十分小学生でもひとりで作れると思います。うちの長女も3〜4年生の時にひとりで説明書見ながら黙々と作っていました。他所様のブログ記事ですが、詳しい紹介がありますのでご興味ある方はご参照ください↓
作り慣れてきて大物に挑戦したい方は本家のナノブロックでどうぞ
■羊毛フェルトキット(10歳頃から?)
費用:100円(税別)から
これは私もいつかやりたい……と思いつつまだできてないのですが(針を使うのでこれも小さい子がいる家では難しいかなと思ってます)。おそらく小学校高学年なら十分できるんじゃないかと思っていますが、我が家もまだ下の子が4歳なので長女にも与えていません。興味はあるようですが。ダイソー、セリア、キャンドゥで取り扱いがあるようです。
ニードル(針)で羊毛フェルトをちくちくちくちく指して成形していく、というもので、本物そっくりなリアルな動物を作る作家さんもいらっしゃいますね。100円のキットひとつで始められるのはとても気楽でいいと思います。いつかやりたい……
■最後に
ダイソーやセリアを中心に百均で買える商品をご紹介してきましたが、百均の店員さんもいまは大変な時期ですので、「あれないの? ほらなんだっけ、なんか、あれよ」みたいにうろ覚えで聞くのはやめてあげてくださいね……と思います。特に手芸用品まわりの担当者さんは大変だと思いますので。百均でのお買い物は、「そこになければないですね」の気持ちで、自分で探し、なければ諦める、の気持ちで、KEEP DISTANCEでお願いします。 (あと営業休止してる店舗もあるので行く前にご確認を!)
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