何をすれば良いかわからない
おかんが亡くなって1ヶ月が過ぎた
いまだにポッカリと空いた大きな穴は埋まることはない
毎日納骨堂に線香をあげて
話しかけて
また家に帰る
前までは、実家に戻っておかんのご飯やおむつ交換、薬を飲ましたり、他愛のない会話をしてた
だけど、今は線香をあげて納骨堂にひたすら話しかけることが僕のルーチンになっている
死してなおもおかんとのつながりを持ち続けたいのだろう
正直なところ、仕事はどうしようかとずっと悩んでいる
看護師になったのは母のため
もちろん資格があれば食べるに困らないのは確かだが
その母がいなくなってしまった今
仕事に対して気力がわかない
人の命を扱う仕事だから真剣に仕事はするけれど
前みたいなやりがいを感じれていない
10数年、ずっと無理して突っ走ってきたから
バーンアウトな状態だと思う
正直、人の命を扱う仕事はしたくない
母親との最後を思い出すから
だけど、
母親と過ごした長い闘病生活の経験を誰かの役に立てたい
そう思うのも事実
母と以前約束した
「この経験を生かす」と
だから、
看護師を続けるのならば
緩和ケアという方向に進むのはどうだろうか、、、
と思うこともある
ただ、まだ母が亡くなって日が浅い自分にそれができるだろうか
緩和ケアで働けば、それこそ毎日が母親の記憶のフラッシュバックと戦うことになるかも
という恐怖もある
ならば、看護師をやめて別の仕事を探すとしても
なかなか看護師のような待遇の仕事を見つけれる保証もない
まさか、こんなにも母の死が自分に影響するなんて
当時は思ってもみなかった
もちろん、
長い闘病生活だから、人一倍覚悟はできていたから
鬱のような病気にはなっていない
ただ、バーンアウト、燃焼しきったのだろう
今の職場は母の介護のために選んだ職場
だから、今はそこにこだわる必要はなくなった
さて、これからどうしようか、、、、
おかんとの別れまでが
僕の第一章だとしたら
これからは第二章がスタートされる
これからは自分のために生きていくべきなのだろうけど、
僕の性分は
誰かのために
これなのだと思う
とりあえず、今はまだゆっくりしても良い時間だよね
6月から少し仕事も減らすし、お金が減るのは嫌だけど
それ以上に、自分を見つめる時間が欲しい
30半ばで、大丈夫かよ
って思うけど
なるようになるさ