僕がカミングアウトのサポートをする理由
僕自身トランスジェンダーのFTMですがずっと埋没して生活していました
理由は沢山あります。
その中でも1つの理由はカミングアウトしない方が幸せだったからです。
(あくまでもこれは全員にカミングアウトしてないと言うわけではなく自分が思う必要最低限の人にしかカミングアウトしていないのが前提としての話です。)
これから関わっていくすべての人にカミングアウトする選択肢は僕の中では限りなくゼロに近い。
そして今まで埋没で生活してきて困ったことが僕にはほとんどありませんでした。
それどころか求めていた自分の描く普通の暮らしができていました
この先一生そうやって生きていくんだと思っていました
そんな僕が今、何故カミングアウトのサポートがしたいと思っているか。
自分の居場所を見つけて欲しいからです。
人それぞれ自分の居場所は違いますよね?
カミングアウトをしなくても見つけられる人もいればカミングアウトすることによって見つけられる居場所もあると思う
そしてきっとカミングアウトしたが故に居場所を失ってしまう事もあるかもしれない。
僕自身カミングアウトには少し抵抗があり、カミングアウトした事により職場をクビになったことも、付き合っていた彼女の親から酷いことを言われたこともあります。だからカミングアウトは必要ではないと答えを出していました。
その度に一旦殻に閉じこもる。
そして落ち着いたらまた殻から出てくる。
一人で向き合っていたら時間がかかり過ぎてしまう。
自分しかその現実を受け止めてあげられないのは寂しいし時間が勿体無い。
あくまでも僕はカミングアウトに関してしなきゃいけないこととは思っていません。
カミングアウトする必要がないと思うこともしない選択をするのも正直どちらでも良いと思う。
ただカミングアウトをする選択をした人が後一歩踏み出す勇気が、もうひと押し足りないのであれば僕がひと押しさせて欲しいと思ったからです。
カミングアウトするもしないもどちらも悪い結果に繋がることも経験している。
けど幸せに繋がることも知っている。
そこに一人で行く必要はない
誰かと一緒でもいいんです
それが僕でなくてもいいし、僕でもいい。
選択肢はあなたの自由です
ただ少しでも選択肢を増やせるのであればそれでいい。
そしてカミングアウトはする側だけの問題ではない。
カミングアウトをされた親や友人、先輩、上司の人も少なからず覚悟がいるってこと。
事実僕は親の気持ちを当時聞くことができなかった。
自分の想いだけを一方的に押し付けて親の想いを聞かなかった。
いや、聞くのが怖かった。
親だって何か言いたかったはず。聞きたかったはず。
親御さんの想いを聞きたいと思うのは僕の失敗から学んだことです。
双方が1人にならないことが僕は望ましい。
いずれカミングアウトする選択肢すら無くなればいいと思うけどまだ時代は追いついていない
それまではこの時代と向き合っていこうと思ってカミングアウトのサポートも自分ができる一つの選択だと思っています。
未来は明るい
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