弱点と捉えるか強みと捉えるか
・資格を取るまでの道のり
・面接時の反応を自身で感じる
・中小企業診断士の勉強を同時進行
前回に続いて今回は
面接時の反応を自身で感じる
職業訓練を利用してパソコンを勉強していることもあり、折角の機会だから色々な会社に面接を受けてきました。
これまで何度も面接を受ける機会はありましたが、自身がトランスジェンダーであることをカミングアウトして入社できたところは数多くある訳ではありません。
かと言ってトランスジェンダーだから受からなかった会社ばかりでもないと思っています。
今回面接を受けるにあたって何を言われてもへこたれない!と覚悟を決めて挑みました。
何度経験しても慣れることのない屈辱感。
その度に落ち込んで自暴自棄になっていた頃の記憶。
今回の試みをすると決めてから不安がなかったと言ったら嘘になりますが、自信もありました。
そして今回6社ほど面接を受けたのですが、結論。
トランスジェンダーだからという理由で断られた企業は一社もありませんでした。
一体何故なんだろう
・カミングアウト時マイナスオーラを出さない
・不利ではなく有利な話をする
・とにかく笑顔!
僕自身が感じたのはこの点だけかと。
自己PRはほとんどの企業で聞かれます
今回僕はそのタイミングでカミングアウトしていました。
・カミングアウト時マイナスオーラを出さない
今までの面接では本当は言いたくないのに、、
カミングアウトしたらどんな反応をされるんだろう、、
など不安と恐怖で面接官の顔を見ながら話すことを避けてきました。
しかし!!今回は笑顔で相手の目を見てしっかりと伝えることを意識しました。
すると様々な反応がありました。
そしてその中でも1番印象的なのは
『そうなんだ。大変だったね』
と言う反応です。
この返答に対して僕はあえて
『いえ、自分を受け入れるまでの時間が人より必要になってしまっただけです。今の自分の強さがあるのはそのおかげだと思っています』
と答えていました。
マイナスイメージを相手に持たせることが今後プラスになる確率は低いと感じ、だったらどうプラスに捉えてもらえるか。
*あくまでもこれは面接時の話です。
仕事を探して行く上で、この人を雇ったらマイナスになる。と思わせないこと。
勿論大変なこともあるし、分かってもらえないこともあるかもしれませんが、面接時にその話をしても余計に距離ができてしまう気がする。
・不利ではなく有利な話をする
ここも先程の話に関連してくることですが、
僕の場合はトランスジェンダーと言うワードを先に伝えていたので、自己PRをする時も関連付けて発言しました。
今まで生活してきて無意識のうちに身についたこと沢山ありませんか?
1つ例をあげるとするなら
【昔から人の目が気になって何か言われてるんじゃないかといつも相手の様子を伺って接していた。】
この文をプラスに変換するだけです
【周りの人の動きに目を向け、関心がもてる。】
とても雑なように思いますが、どちらも大事なことです。
そして僕はこれがあったから前職で役職に就くことが出来たと思っています。
これは僕の一例なので皆さんとは違うと思いますが、トランスジェンダーが故に身についた癖や、性格、行動があると思います。
それを全て自分の長所にしてしまえばいいんです。
そして最後は
・とにかく笑顔!
もう本当にこれにつきます!
笑顔から相手に伝わるものって沢山あると思うんです。
今はマスクで顔の半分以上が隠れているため、普段よりも自分の笑顔を見せることが難しいですが、全力で笑う!
そうすると自然と目に現れます。
ここ最近特に思うのですが、マスクをして話をしているはずなのに、
『takeさんは目がキラキラしてる』
『いきいきしていてパワーが凄い』
『目がとても綺麗だね』
と褒めて貰える機会が増えました
不思議なことにマスクをしていても感じとって貰えることが増えたんです。
一重の小さな目ですが褒めて貰えます!笑
笑顔だからこそ伝わるんです。
そして自分自身を好きでいるから相手にも僕の良いところが伝わるんです。
人間性を見てくれている人は確実に増えていると思います。
トランスジェンダーだから就職が難しい世の中は少しずつ変化しています。
外の環境も変わってきている時代です。
ただ自分の内の環境は自分で整えて行くしかありません。
そして外の環境が完璧に変わっていくのを待っていたら遅いです。
自分の内の環境を変えることが簡単だとは言いませんが確実に外の環境が整うのを待つよりは早いです。
ただ本当に感じたことはセクシュアリティーで人を判断する人間が減っているってこと。
今回面接官の年齢層は基本的に40代、50代の方達でした。
いわゆる偏見を持っている人が多いと言われている年代の方達です。
ですが、誰一人として否定的な言葉を投げかけてくることはありませんでし
面接を自身で感じることができてまた少し成長できました!
参考になるかどうかは分かりませんが以上が面接を自身で感じて思ったことです。
未来は明るい
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