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SRS後の心境〜僕の幸せとは〜

SRS後の心境

勝手にシリーズ化した手術に至るまでの過程もいよいよ最後!
当時の記憶を思い出すってなかなか細かいとこまで覚えてなくて伝えたいことが伝えられたのかわかりませんが、、
最後は胸オペと子宮卵巣摘出が終わり戸籍変更を終えた今の僕の心境を書いていきます。

術後日本に帰国してから体調面では異常なく、仕事は1ヶ月有給をもらっていたので体をしっかり休める事が出来ました。
帰国後体重を測ったら2キロ痩せていたくらい!笑
傷の痛みが落ち着いたのは1ヶ月経ったくらいでした。それまでは力むと下腹部の傷が痛むのと、手を上にあげる時に胸の傷が引っ張られる感じがなかなか治らなかったです
日常生活で困るとしたらトイレの時に踏ん張るとなかなかの痛みでスムーズに排便できなかったこととくしゃみ、咳をすると痛みが酷くなることくらいですかね。。

そして帰国後すぐに裁判所へ。
色々と手続きをし、7月2日戸籍変更書類が届きました
手続きをしてから約2週間程で終わりました。
多分早い方なんだと思います。
地域によってはどれだけ時間がかかるのかわからないので参考までに。
それから会社にも全ての情報を変更してもらう為報告です。
年金手帳、保険証などの性別の変更をしてもらいました。
凄く良心的な会社で、『うちも初めてのことなので色々と迷惑かけてしまうかもしれないけど、ごめんね。』と本当に親身になって協力してくれました。
仕事復帰後も体を気遣ってくれて本当に感謝しかありませんでした。
飲食店の責任者として働いていたのにも関わらず長期で有給を使わせて貰えて、尚且つ術後の気遣いまで、、そして書類関係までも、、

こうして無事にSRSが終わり本来の性別を取り戻せた。と思ったのですが、実は裁判所から書類が届いて目を通した時に自分が思っていたよりも嬉しさはありませんでした。
パートナーからも『なんか思ったより嬉しそうじゃないね?』と言われました。
そうなんです。自分でも予想外だったのですが、『やっと男として認められた』とか『嬉しくて泣いた』とか無かったんです。
それが何故なのかわからないけど
今までの自分と『何も変わらない』
書類上の戸籍が変わっただけ

何十年も悩み続けたのに
その書類上の戸籍にこだわり続けていたのに
いざ終わってみると呆気なかった。


※あくまでも僕個人が感じたことです
気を悪くさせてしまったらすみません。


きっと手術をする前に自分を見つめ直す時間があったからだと思っています。
そして呆気なかったとか嬉しさが無かったと言っていますが決して後悔はありません。

そして僕が思ったのは
僕が生きてる限り今まで選んできた答えは正解だ】

何かを始める時、数ある選択肢の中から自分が選んだ答えを進んで行きますが僕は全ての選択を良かった!と思えています。

手術を終えて感じたことは僕は僕で幸せだと言うこと。
性別どうこうじゃなくて1人の人間として、愛されていることがわかった。
家族からも友人からもパートナーからも職場の人からも。
手術をする前からそれは変わらないんです。

大事だと思う人から大事にされていて、大事だと思う人を大事にできる。

結論
手術をしたから幸せになれた訳じゃない。
僕が僕でいること自体が幸せだと気付いた

あくまでも手術は人生の選択肢の中の1つです。
するもしないも本人次第。
手術をしたから幸せになれる訳ではありません。

今の自分の幸せを大事に。

以上が僕の治療をしていた過程の心境になります。


全てに目を通して頂いた方ありがとうございました!
少しでも誰かの何かに響いたら嬉しいです!




未来は明るい



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