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芸大レインボーサークル プライド月間特別コラム企画 Vol.2
皆さんこんにちは✨ 芸大レインボーサークルGRC です!
6月も半ばに差し掛かり、遅めの梅雨入りになりましたね。
今回もプライド月間の特別企画として、部員に書いてもらったコラム記事を掲載します。
今週は文芸学科の大豆よろずさんの記事です!自分の存在を高らかに主張する志の強さを書いてもらいました。
「ここにいる」
昨今、同性婚やパートナーシップなど様々な変化が起きている。それらを取り巻く問題は数多く、激しい議論がされている。
非生産的だと謗る者、世界に遅れているからと主張する者、権利欲しさのためのアピールだと勝手な憶測を押し付ける者、少数派にも平等をと叫ぶ者、対岸の火事だから関係ないと傍観する者……。
当事者抜きに議論する人達を見ると私は虚しく感じる。
彼等の意見の中は有意義なものもあるだろうが、私から見ると自分勝手だ。
これは私の主観的な意見だが、LGBTQ+の当事者に限らず世間一般に言う少数派の人たちは自分達が『自分達』であることを分かって欲しいだけなのだ。
この世界に生を受けて多くの思い出を紡いで悩み苦しみもがいて生きている。この世界にいる。ここにいる。たったそれだけだ。
『世間』の基準とズレているだけで。それを何故、分かろうとしないのか。ズレやそれに伴う苦労だけを挙げ連ねて批判したり擁護したりする人達は『人間』を見ていない。マイノリティといえばコレだというイメージしか見ていない。
可哀想と言う人もいるが、本当にそれだけなのか。彼等の人生は可哀想なだけなのか。違うだろう。楽しい時間、幸せな思い出だってあるのだ。画面の前のあなた方と同じように。
一人一人の生を無かったことにさせない。
そのために私は叫ぶのだ。
自分という人間は今ここにいるのだと。
LGBTQや少数派というフィルターではなく、性別・嗜好・人種・立場・好きなこと・嫌いなことも含めた『人間』が生きていることを。
来週もお楽しみに!
ここまで見ていただき、ありがとうございました!