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勝手口は必要なのかな

自動車で移動中、建築中の家を見かけました。
地元の工務店が作っている家なのですが、勝手口が存在していたのです。

最近の家には勝手口を作らないことが多いと思っていたので、強く印象に残りました。
高気密高断熱の家を目指すなら、家の開口部は小さくなるほど有利です。

勝手口があると、キッチンの開口部が大きくなります。
仮にLDKが大きな空間の間取りになっていれば、勝手口の分だけ開口部が大きくなるので、気密性と断熱性が下がってしまいます。

そもそも、生活動線を最適化出来れば、勝手口は不要ではないかと私は考えています。
勝手口から何かを出し入れするのは良いのですが、勝手口から犬走りを通って道路まで行かなければなりません。

家の中の動線が最適化されているなら、勝手口を使う方が遠回りになりそうです。
勝手口を作ると、その分だけ建物が複雑な形状になるので、建築費も増えてしまいます。

最近の住宅に勝手口が減っていることには理由があります。
一戸建ての間取りを見る時、勝手口の有無で設計者の意識が少し分かりそうですね。

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