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雨漏りのように見えた結露の事件

2日分の洗濯物を和室に室内干ししていた時のことです。
流石に洗濯物が多いので、乾き具合が気になります。

室内干しをしてから2時間後、様子を見に行きました。
窓際から水滴が落ちるような音がします。

外からの音ではなく、室内から水滴が落ちる音なのです。
慌ててカーテンを開けると、アルミ樹脂複合サッシのレールから水滴が落ちています。

築2年を経過しないのに雨漏り発生のように見えました。
しかし、窓ガラスには過去に見たことがないようなほど大量の結露が発生していました。

室温は20度で湿度が70%、外気温は0度ですから、普段でもレール部分のみに少量の結露が発生します。
もしかして、結露が原因になった雨漏りかもと思い、濡れた衣類の一部を別の部屋に移動しました。

どこから雨漏りの様な現象が発生しているのか調べるため、室内用の脚立を持ってきました。
脚立から観察してみると、サッシの上部レールでした。

樹脂レールにネジが2本並んでいるところがあり、片方のネジは樹脂レールをくり抜いた中にあります。
こんなところに樹脂を貫通した穴があるとは気が付きませんでした。

とりあえず、水滴が落ちてくる部分の付近に養生テープで目印をしました。
レールの下部にはタオルを置き、スマホで写真撮影しました。

ダイワハウスのオーナー専用ダイヤルに連絡すると、即座に我が家のメンテナンス担当者さんから電話が来ました。
状況を説明すると、おそらくアルミ樹脂複合サッシの内側が結露し、水抜き穴から水滴が落ちているものと推測できるそうです。

念の為、落ちてくる水分の量を見ておいてくださいとアドバイスを受け、翌日に点検してもらうことにしました。
電話でのやり取りをしていたら、水滴はもう落ちてきません。

水滴が落ちたことがわかるように、タオルを取ってA4のコピー用紙を置きました。
水滴が1滴でも落ちたら、紙が濡れた跡が残るので証拠になります。

先程、メンテナンス担当者さんから点検を受けました。
明らかに結露が原因で、仮に雨漏りだとすると、もっと大量に水が出るはずとのこと。

屋根に雪がある状態で外気温が温かいので、雨漏りならば水滴が落ち続けないと不自然だとか。
湿度や窓の結露から推測すると、結露が原因の水滴で問題ないそうです。

メンテナンス担当者さんによると、アルミ樹脂複合サッシの上部レール部分で結露が発生した場合、水抜き穴から水滴が落ちるそうです。
そういう風に説明されると納得して安心できました。

アルミ樹脂複合サッシのレール、アルミと樹脂で結露の具合が変わるので、アルミ部分で発生した結露に対応する必要があります。
樹脂は結露しにくいですが、アルミは外気温に影響されて結露が発生しやすいのです。

樹脂とアルミの間に結露が発生すると、レール内部に水が溜まってしまいます。
このレール内部の水を放置しておくと窓周辺に染み出してしまい、周囲の木材を腐らせることになります。

だから、アルミ樹脂複合サッシには水抜き穴があるのですが、この水抜き穴の存在は知られていません。
また、私は住宅の構造に詳しくなりました。

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