特殊詐欺の被害を保障して被害者を助ける損害保険

２０２３年に発生した特殊詐欺、全国で４４６億円も届け出があったそうです。
届け出がない場合もあるでしょうから、実際の被害金額はもっと大きいように思われます。

ここまで被害が大きいと、特殊詐欺で発生した被害を救済する損害保険が成立するのではないかと考えました。
月々５，０００円で特殊詐欺の被害者になったとき、最大で１，０００万円まで損害を保証するような損害保険です。

この損害保険の特徴は、サポートが手厚いことです。
加入前に銀行の普通預金と定期預金だけが対象になっていて、タンス預金などの自宅にある現金は対象外であることを知らせます。

普通預金や定期預金は預金保険機構により１，０００万円まで保証されており、過去１０年間に預金の１，０００万円が失われた事例はないことを説明するのです。
また、口座から引出した金額が補償金額になることを説明し、自宅にタンス預金する危険性も教えるのです。

特殊詐欺によって被害が発生した場合、その直後から保険の営業員が警察や金融機関などへ同行し、手続きなどを行います。
被害者になると誰でも冷静さを失いますし、何をすればよいのか分からなくなるので、保険の営業員が同行するのは大きな特徴になります。

被害金額を１，０００万円まで保証しますが、被害回復分配金が支払われた場合、その金額は回収する契約にします。
保険金が少額でも後から回収できるから、損害保険に新しい可能性が生まれそうです。

さらに定期的な営業員による訪問も行います。
他の保険の営業も兼ねる承認を損害保険の契約時に得て、定期的に営業員が契約者の様子を確認します。

私が思いつくぐらいですから、損害保険会社で保険を作っている人は似たような事を思いついているでしょう。
社会的に求められる損害保険で、営業員による保険の新規契約にも繋がる可能性が高いので、なんとか実現できないのかなと妄想しています。

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