役所の仕事が楽しい瞬間について

今日は少しゆるく書きます。
役所の仕事が楽しい瞬間について。

市役所・区役所・町役場・村役場の受験生の多くは、きっと「役所の仕事ってつまらなくないかな」などと心配があるでしょう。

結論としては、「役所には、仕事が楽しいと思える瞬間が何度もある。」でしょう。


① 自分が関わった仕事で、市民が喜んでいる様子が見えたとき

綺麗事に聞こえるかもしれませんが、体験してみると尊い経験になります。そして、この感覚が、この仕事をしていく上で最も大切なものなのだろうと個人的には思っています。

いくつか例をあげてみます。

市の大規模な祭りなどのイベントがあると、各課の職員が応援やブースの展示などを行うことがあります。
その際の私の経験です。
ブースを展示し、立ち寄ってくれた市民の方が、その展示をみて、喜んでいる様子を見ると、嬉しいし、楽しいです。
この仕事をして良かった、と思えます。

自分が関わった事業によって、誰かの人生が少しだけ豊かになったり、幸せになったり、また、誰かの生活の欠かせないインフラを支えることとなるなど、自分の仕事にやりがいを感じる瞬間がよくあります。役所の仕事が楽しいと思える最たる例かもしれません。


② 自分が手掛けた広報記事やチラシなどが多くの市民に届いているとき

市から発行する広報の記事や、チラシ、パンフレット、ポスター、動画広告などは、案外、市民の方に多く見られています。感想をくれる方も多いです。
行政の大事な力の一つですが、広報記事や啓発ごとは、原則、ほとんど全ての市民のもとに届きます。

数多くの市民の方の目に触れる記事やチラシ、パンフレット、ポスター、動画広告などを手がけているときは、とても楽しいものです。

どこの課に属しても、こうした周知啓発用の何かを作る機会があると思います。

③ 上司との調整がうまく行き、仕事が前に進むとき

個人的には、これが一番楽しいです。所属長はじめ上司から「ーーーについて、資料作って」とか、「方向性はーーーだから、それに向けて、どうしたいか考えてみて」といったように、事業について考えさせられる場面があります。そんなとき、私は他の自治体の先行事例のほか、自分たちのまちの計画や指針などを参照し、資料に落とし込み、「結論はーーーです。ーーーしたいと考えています。その理由は資料のとおりです。今から説明します・・」などと上司に調整します。
ここで、上司から「よく考えられているね。ーーとーーだけ少し直して、課長以降に調整しようか。」と褒められると、非常にモチベーションが高まります。

自分が調べて考えたことが、事業に落とし込まれる可能性がある瞬間ですし、また、上司から、仕事について褒めのレビューをされる瞬間になります。
この瞬間が一番気持ちいいです。

まとめ

役所の仕事は窓口業務ばかり、ルーチンワーク、申請書とにらめっこで退屈・・こんなイメージを抱かれがちですが、実態としては、いい意味で異なります。

楽しい瞬間も多いので、受験生や、受験を迷われている方は、この記事をモチベーションにしてみてください。

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補足(市区町村受験生の皆さんへ)

第一志望の市役所の面接試験で、得点率9割(得点開示結果)を出した私の面接対策や、面接で実際に話したこと、志望動機などを、内定者の視点から解説しています。



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