Yaphet Kotto - The Killer Was in the Government Blanket
Blue. September. Blue Distro (2017) 掲載
メンバーが被っているBread & Circuitsのアグレッシブさを受け継ぎつつ、大幅にエモ要素を増加させたYaphet Kottoの7″に続くファースト・アルバム。1999年作。
僕が初めて買ったEbullitionの音源ってReversal of Manの”This Is Medicine”で、勝手にEbullition系=超絶聴きにくいハードコア、というイメージを当時持ってたので、最初このアルバム聴いたときめっちゃキャッチーでビックリしました。
何せ、片方のボーカル普通に歌ってる!けど、それまで聴いていた歌もののエモとは明らかに違う剥き出しのエモーショナルさ、スリリングさに衝撃を受けて、すぐに夢中になったのを覚えてます。
ぶっちゃけバンドとしての洗練度・完成度がマックスに達したのはセカンド”Syncopated Synthetic Laments for Love”(廃盤)の方だと思うんですが、曲単位のインパクトで言うとこのファーストの方がやや強いかなと個人的には感じてます。”First Meetings Agreement”や”Are You Still Working at That Cafe”, “B & C”, “Suffocate”など、荒々しいながらも素晴らしい曲がずらり。
"First Meetings Agreement"
この曲のラスト2分が本当に良すぎて。
1000 Travels of JawaharlalやInfro, Salt of Lifeを始め日本のバンドへの影響力も大な1枚だと思いますし、何を隠そう僕らのバンドでも思いっきり意識した曲が1~2曲あります笑。