チェコ医学部大学日記 vol.12 -進級が決まりました!!-
とてもお久しぶりです、Jablkoです。(写真はhlavní nádraží(中央駅))
全然更新していなかったので「もしやいなくなったか?」と思われる方もいたかもしれませんが、、、笑 無事まだ生きています!
もういつから更新していないか忘れてしまいましたが、冬から予備コース生の化学のtutorをしていたり、microbiology の実習があったりcredit testがあったりと、、、だいぶ忙しい日々を過ごしていました。更新全然していなくてすみません、、、
実はいいお知らせがありまして、先日3年生に進級が決まりました!!!!やったーーーーーーーーーーーーー!!!!
5月のfinal試験を受けるためのcredit test三昧の日々から始まり、、、無事2年生の大きな科目であるphysiology(生理学)とbiochemistry(生化学)を終わらせることができました。両方ともAだったのでとてもうれしい!!!
今回はさらっとどれくらい大変だったのかを(笑)紹介していければなと思います。
まずはcredit testについてなのですが、これはbiochemistryが思ったより大変でした。一年を通して2ヶ月に一回(semester毎に2回づつ)revision testという筆記のものがあったのですが、それの集大成のようなcredit testが5月中にありました。revision testはwrittenの1パートのみでしたが、credit testはA:practical part(13問から1つ), B: theoretical part(21問から1つ), C: urine analysis(8問から1つ)3段階構成のテストでした。
A partは実際に私たちが実習でやってきた実験を一人(普段は二人ペア)で行い、analysisをして先生にpresentするというものです。実験自体のinstructionは与えられるのでそこまで難しくはありませんでしたが、基準値とそれに当てはまらない場合どんな理由が考えられるかを理解して覚えていなくてはならなかったのでそこは少し大変でした。
B, C partについては、口頭諮問のテストです。どのような化学反応を用いて実験しているのか、その結果のanalysisの方法、用いる機械に使われているprincipleなどどれも一回はやった内容がほとんどだったので、問題数が多いということ以外はそれほど難しくはなかった記憶があります。
physiology のcredit test は、毎月行われるblock testで各semesterごとに決められているpointをもらえていれば大丈夫だったので、こちらは問題はなかったです。各月3種類のtest(各1point) x 3ヶ月 x 2 semester = 18point 分のテスト + 毎週の出席(1 point) のうち、3 pointまで各semester落として良かったのでここでやばいという人はあまりいませんでした。
と、こんな感じでfinalを受けるための準備が揃い、他の人に比べるととても遅いのですが6月からやっとfinal勉強をし始めました。ちなみにpreterm (試験期間前に受けたい人用の日程)は5月末だったので、私が勉強を始める前にもうすでに1科目終わっていた人もいました、、、強い
その前に、本当に忘れていたimmunology(免疫学)を6月頭に受けました。そんなに大きな科目でもないしimmune systemについては今まで何度かやってきてはいたので勉強に時間がかかる科目ではないのですが、一回もlectureを聞いていなかったので存在すら忘れていて、、、finalの前日に似たような友達と猛勉強をして乗り越えました。この勉強法、おすすめはしません。笑
大きな科目については、physiologyから受けました。というのも、元々はcredit testを勉強した流れでそのままbiochemを受けようと思っていたのですが、final試験の日程がphysioまさかの7月は月末に一回しかなく、、、一緒に勉強していた友達が7月中旬に日本に帰らなくてはいけない用事があることもあったので先に終わらせることにしました。今振り返ってみるとphysioを先にやっておいて本当によかったです。あとで理由は説明します。
なんと言ってもphysioの一番大変なところは問題数が頭おかしいくらいに多いことでした。今までのanatomyやhistologyはもう覚えてはいませんが多くても150 topicないくらいだったのですが、なんとphysioはまさかの250越え、、、。いつも通り友達と分担してそれぞれの答えノート作りをしたのですが、このパートが一番大変でした、、、。ノートができた後はいつも通り自分のパートについての発表会、個人で復習&記憶タイムを経て本番に挑んだのですが、始めるのがとても遅かったかつ最初のパートにとても時間がかかってしまい、復習して覚える時間が3日しかありませんでした。ちなみに私は苗字が一番最後なので3日間ありましたが、一緒に受けた友達は名簿順だともっと前だったので2日間で試験に挑んでいました、、、、すごすぎる、、、。
試験の形式はこれがまたいっぱいあって、written test→ECGの読み取り→practicalに関するoral exam 1問→全体に関するoral exam 3問 の4段階のテストでした。written testは内容は簡単ではなかったのですが、一日前に受けた友達と同じ問題が出たので命拾いしました、、、本当に感謝!!ECGは読み取りする際にチェックしなくてはならないポイントがあらかじめ決まっていたので簡単でした。oral examはやはりいつも通り緊張しましたが、待ち時間が長かったので与えられた紙にそのトピックについて知っていることをとりあえずたくさん書いたら、あまり質問されることもなく5~10分で終わりました。無事終わってよかったです。
Biochemはphysioが終わってから2週間ちょいしか期間がなかったので、physioよりもだいぶ強行突破して受けました。実は試験期間に入った6月に引っ越しを始めていたので、physioが終わってから前のアパートを片付けたり荷物を運んだりと勉強すらしてない期間が数日、、、笑 この期間に引っ越したのは本当にアホだとは思っていますが、とてもいい物件に引っ越すことができたので自分的にはとても満足しています。友達を呼んで一緒に勉強できる広さなので(でもコロナのおかげで前のところよりも安い!!)biochemの勉強にはとても役に立ちました。こちらの科目は38x4=152問とphysioよりも少ないこともあり、ノート作りは分担せずに友達と話し合いながら作りました。割と効率がよかったので次からそうしてもいいかもしれん、、、。後はphysioで大まかな全体像を掴んでいたので、そこから化学の細かい部分についての勉強をするのは割とやりやすかったです。その後いつも通り復習&記憶タイム、ただここで大変だったのはmetabolic pathway (どういうものか見たい方は下のリンクをどうぞ)に出てくるものたちの化学構造式、enzymeとcofactor、反応の様子とそれぞれのpathwayがどう関わっているかを覚えなくてはいけなかったので、、テスト自体は1日目written、2日目oralと2日構成のテストだったのですが見事に二徹しました。おかげさまでいまだに体のリズムがおかしいです笑 もともと化学が一番好きな科目だったので、このoralはだいぶ楽しかったです。
(metabolic pathwayについて↑)
(新しいアパート!ovenがあるのが本当に嬉しい)
全体を通して感じたことは、一年生の時はonlineのfinalだったので誰でも見れるのが嫌な点でしたが、実際にin personでfinal試験を受けると同じ日に受けている他の人たちが準備している中同じ部屋でprofessorと口頭諮問をするので、自分が話しているのを聞かれるのが個人的には一番嫌でした(笑) これが本来は普通なので慣れなくては、、、、
私はまだ実はプラハにいますが、これからなんとsummer clerkship(夏期実習)がこちらの病院であります。まだ2年生が終わったばかりで何もできないのでただ金魚のフンのように担当の人について行くだけだとは思いますが、手術とか見れたらいいな、とワクワクしています!それが終わってから、vaccinationを済ませて日本に帰る予定です(ワクチンについてはまた多分記事を書きます)。
いまだに6年間の大学生活の1/3が終わった実感がまだありませんが、最後のpreclinical yearの3年生になってついにpathology(病理学)を学べるのがとても楽しみです!!夏休み何しよー!!!
それでは、また!
Jablko
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