チェコ語講座🇨🇿 lekce2 -発音-
こんにちは、Jablkoです。今回からチェコ語講座をやっていきたいと思います!
どんな言語を勉強する時もまず一番初めに習うのが、発音です。今回の講座は発音に注目して書いていきたいと思います!
まず最初に言っておきます。チェコ語の発音は「見た通りのまんま読む」というのが基本です。個人的には、初めて言語を習う人にとっては英語よりも読みやすいんじゃないかと思います。それぞれのアルファベットの読み方を理解すれば、あとは単語内の並び順に読んでいくだけです!英語は、a一つとってもアの時やエイの時など単語によって異なるのが厄介ですよね。チェコ語はそんなことはありません!
前回のlekce 1を読んだ方はわかるかもしれませんが、チェコ語の文字はほとんどアルファベットと同じです。それに加えて、何個かの文字の上に記号をつけることで読み方を変えた文字によって構成されています。各文字の読み方が英語とはだいぶ異なるので、一つ一つ紹介していきたいと思います。
と、その前に、まず文字についているマークについて話しますね。
①hook(ˇ) これはついている元のアルファベットの音を柔らかく発音します。下にすべての発音の仕方を載せていますが、例えばšest(6, シェスト)、Česká Republika(チェコ共和国、チェスカー レプbリカ)など。
②apostrophe(') これは実質的には①と同じですが、tとdだけ見やすくするためにアポストロフィーに変換されています。例えば、ted'(今、テッテュ)など。
③lengthening mark 文字の上についている、右上から左下にかけてのチョンみたいなやつのことです。基本的についている元のアルファベットを長く発音させます。日本語の「ー(伸ばし音)」みたいな感じです。例えば、Dobréráno(おはようございます、ドbレーラーノ)など。
それではお待たせしました。各文字の読み方です。ここで表記されているのはアルファベット単体で読むときの読み方のため、単語中に出てきた場合は母音などによって少し読み方が変わることもあります。が、そこは慣れていくと思います。()の中に日本語で読むとこんな感じかな〜というのを書いてみましたが、日本語にはない発音の仕方もあるため、難しいものについては後ほど解説します。
a (ア) á(ア-) b(ベ-) c(ツェ-) č(チェ-) d(デ-) ※d'(ディェ-) e(エー) é(ィエ-) f(エf) g(ゲー) h(ハー) ※ch(hハ-) i(イー) í(イーー) ※j(イェー) k(カー) l(エル) m(エm) n(エn) ň(エニュ) o(オー
ó(オーー) p(ペー) q(クベッ) ※r(エrrr) ※ř(エジュ) s(エス) š(エシュ) t(テー) ※t'(ティェー) u(ウー) ú(ウーー) ※ů(ウーー) v(ヴェー) ※w(ドゥヴォイイテー ヴェー) x(イクス) y(イpスィロン) ý(イーー) z(ゼット) ž(ジェット)
※難しい発音
d'、t' 日本語で「テー/デー」と発音するとき舌の先を上の部分につけて発音すると思いますが、この場合は舌の奥の方を上につけて発音するイメージです。「ティェー/ディェー」みたいな発音になるの、なんとなくわかるでしょうか。
ch 日本語で「ハー」というとき喉が完全に開いていると思いますが、喉を少し閉めて奥の方でhという音を出します。イメージ的には喉から発音しているようなアラブ系の言語を話している感じ。
j これは難しいというよりは、英語と異なるため紹介しようと思いました。基本的には英語のyと同じ音になります。例えばjméno(名前、イメ-ノ)など。
r 巻舌です。私にはできません。
ř チェコ語で一番難しい発音です。rの発音で舌の先を使っているところを、舌の奥の方を使うようにしてrを発音したときに出る音です。いまだにできません。良さげなビデオがあったのでぜひ。
ů 基本的にはúと同じ発音で、uの伸ばし音バージョンです。どういう法則なのかいまだに分かってませんが、úよりもůの方がよく見かける気がします。
w 発音は英語と同じだと思います。アルファベット単体で読むときに、dvojité v(二つのv)と言います。フランス語と同じ概念ですね。
YouTubeを見ていていい動画があったので、ぜひネイティブの発音を聞きながら練習してみてください!
ここで、単語中で出てくる例外について少し紹介したいと思います。そのまま読めるいうたやん!と思っているあなた。そうなんです、でも英語よりはバリエーションが確実に少ないので安心してください。
ě について mの後にこれがつく場合(mě)、「ムェ」ではなく「ムニィエ」と発音します。mněと発音している感じ。
iとyの違い どちらとも単語中では基本的に「イー」と発音しますが(ちなみにチェコ人には違う発音に聞こえるらしいですが、私には同じイーにしか聞こえません)、d/t/nの後につく場合発音が異なります。 yがつくときは普通の「イ」、iがつくときは子音+イでできる発音を、舌の奥の方を上の部分につけて発音します。日本語で表記できなかったので、グーグル翻訳に入れて発音の違いを聞いてみてください。(これは例外ではないのでは、、、?)
ty
ti
有声音から無声音への変化 チェコ語のアルファベットには有声音(b,d,d',g,h,v,z,ž)と無声音(p,t,t',k,ch,f,s,š)があります。有声音が文末に来る場合や無声音の前に来る場合、対応する無声音(b-p, d-t,...)で発音されます。例えば、Albertov(大学の最寄駅の名前、アルベルトf)、muž(男、ムシュ)、otázka(質問、オタースカ)など。
無声音から有声音への変化 有声音の直前に無声音がくる場合(z以外)、この無声音は対応する有声音で発音されます。例えば、kdo(誰、グド)、kdy(いつ、グディ)など。
これはやっていけば慣れるので、それぞれの音の対応とか覚えなくても全然大丈夫です。のちにフィーリングで行けるようになります。
とこんな感じで長々と説明していきましたが、個人的には発音は最初さらっと「こんな感じなのね〜」と知っておく程度で大丈夫だと思います。あとは文法をやり進めていくにあたって、その都度音を聞き、発音を真似してみることがもっと重要です。もし先に進んで発音に突っかかってしまった場合、またこの記事に戻って確認してみてください。
では次のlekce(=lesson)でお会いしましょう!
Jablko
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