大いなる知恵
6年前の2月10日。
「頑張ったね」と妻に声をかけ、僕は帰路に着く。
夜明け前で、空はまだ暗い。
フワッと白いものが降ってきた。雪だ!
あたり一面が白に染まっていく。
目の前の光景を、まじまじと眺めた。
「雪って、生きているのかな」
ふと、そんなことを考えた。
一つ一つの雪に心があり、知性がある。
雪だるまは、そんな頭脳が集まっているのかもしれない。
白い大地のように、大きな知恵を持てますように。
冷たくなった手に息を吐きかけながら、わが子のことを思う。
6年前の2月10日。
「頑張ったね」と妻に声をかけ、僕は帰路に着く。
夜明け前で、空はまだ暗い。
フワッと白いものが降ってきた。雪だ!
あたり一面が白に染まっていく。
目の前の光景を、まじまじと眺めた。
「雪って、生きているのかな」
ふと、そんなことを考えた。
一つ一つの雪に心があり、知性がある。
雪だるまは、そんな頭脳が集まっているのかもしれない。
白い大地のように、大きな知恵を持てますように。
冷たくなった手に息を吐きかけながら、わが子のことを思う。