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「プログラミングって誰でもできるの?」

この質問をした時点で、あなたは既に気づいているはず。プログラミングを学ぶことで自分の機会を限りなく広げられること。自分で起業をすることに一歩近づけること。そして何よりも、独立して自由に生きることが出来るってこと。でもやっぱり何処か不安に思ってしまう瞬間もある。自分にはプログラミンを取得するキャパがあるのか?って。でも落ち着いて聞いてほしい。数年前なんて、文字を読むことすら誰でも出来ることなのか?、と議論していた時代もあったからね。

冒頭の質問に端的に答えると、「イエス」。誰でもプログラミングは学べる。人によっては、簡単かもしれないし、言うまでもなく言語を習得するにあたって重要なスキルが必要になることもある。言語を習得することは決して簡単ではないし、まさに挑戦とも言えるだろう。更に、当たり前だけど、時間も相当かかる。しかし、時間をしっかり費やして真面目に取り組めば、誰にでも達成できる目標でもある。


プログラミングを学ぶスタート地点って全員同じなの?


学習体験は一人ずつ違うが、これと言った背景を持つ必要はない。Le Wagonを東京で初めて5期目を迎え、僕たちは様々な背景を持つ生徒たちと出会った。中にはデザイナーもいれば、マーケティングの部長、英語教師、銀行マン、ジャーナリスト、薬学部の大卒、物理の院卒とかね。

一般的な意見と反するが、僕はプログラミングと数学が全く別の分野であると断言したい。コードは全てロジックに沿って出来ている。確かに、似たような思考が必要になる分野の勉強をしていたり、論理的思考が必要なデータ分析をした経験があると、プログラミングは理解しやすいだろう。一方では、創造性を発揮できるコードと相性が良い人もいる。例えばフロントエンドの開発とか。自分のアーティスティックな特性を活かしなら、ビジュアルに拘ったウェブプロダクトを作ることも立派なコーディングの一つ。バックエンドに精通したプログラマーだとしても、1ピクセルごとのデザイン調整を苦手とする人もいるからね。


結論を言えば、モチベーションさえあれば誰にでもコードは学べる。最初の数週間は、一つずつしっかりコンセプトを理解してから次に進む必要がある。勿論人それぞれ勉強の仕方やペースは異なる。どんな分野の勉強であっても、真のチャレンジとは、知識を身につける最高の方法を独自に発見する事だ。僕はプログラミングスクールに通っている生徒たちに共通する特徴を見つけた。それはソフトスキルに大きく関わることだった。


大事な4つのソフトスキルとは。


プログラミングを始めてから、最初の数週間手こずっていた人たちが、急に閃く瞬間をよく目にする。このような人たちに共通することは何なのか。プログラミング習得を追求するにあたり、必要な4つのソフトスキルが見えてきた。


モチベーション
根性、または、気合いとも呼べるだろう。Le Wagonの面接で一番重要視する点である。「あなたのモチベーションはなんですか?」「なぜプログラミングを学びたいのか?」この様な質問を未来のLe Wagonの生徒に聞く理由は、とても単純。僕たちのプログラムの最初の週は、正直きついです。最初は頭が真っ白になるかもしれない。この様な状況で、自分を立て直す方法は一つしかないと思う。それは、自分のモチベーション。プログラミングを始めてから、「自分はここで何をしているんだろう」とボーッとしてしまう瞬間もあるかもしれない。プログラミングのみならず、起業家精神も積極的に教えているLe Wagonとしては、やはり会社の成功にしても根性が必要であると生徒たちに話しています。他の分野の勉強とは違って、プログラミングの学習は理解レベルが段々と上がって目の前のハードルが少しずつ超えられる様になると、モチベーションが益々上がってくることだね。


好奇心
僕たちが1日目から生徒に言い続けているのは、「コードを書き、実験し、繰り返す」こと。これを実現するときに、好奇心が大事になってくる。Sublime TextでかくコードでPCが調子悪くなるケースは殆どない。好奇心がある生徒は、失敗を恐れない。コードを書き、実験して、与えられた結果を元に学ぶ。更には、何種類ものコードを試して、実行できる方法を探っていく生徒もいる。


オープンマインド
人間のオープンマインドの度合いを図るのは難しい。また、学校で学べる訳でもないので、意図的に身に付けるのはもっと難しい。”オープンマインドネス”とは、建設的な批判を受け入れられる事だと思う。自分が無知であることを認め、”馬鹿”な質問ができる姿勢を持つことである。この様な特徴が自分に見られるのであれば、プログラミングを学ぶ事前準備はできているはず。そして、自分を他人と比べないことができるのも、最後に一つ大事な特徴だ。


社交性
のび太くんメガネをかけて、地下の部屋にこもって、一人でコードを書き続けるプログラマーは絶対的に死ぬだろうね(笑)。プログラミングを習得した後、デベロッパーになろうが、プロダクトマネジャーになろうが、起業家になろうが、人とのコミュニケーションは不可欠。また、僕たちの多くの生徒から耳にするのは「一人でプログラミングを学ぶのはきつい」ってこと。その上、人に説明できる様になってから初めて一人前になれるって言う説もあるよね。5期目の生徒を受け入れてから心身ともに感じる事は、最終プロジェクトで良いアウトプットをするチームは決して技術に精通したチームではなく、共同作業ができるメンバーが集まったチームだ。


プログラミング、実際楽しい?


自分がプログラミングと相性が良いのか悪いのかは、実際に試さないと分からない。ProgateやCodeacademyなどの無料オンラインコースから始めるのも一つ手だね。最終的には課金しないといけないけど。

僕からの最後のアドバイスとしては、プログラミングを学習している自分自身の行動や反応に気を配ることかな。もし、コードを書き始めて、4時間があっという間に過ぎて、10分に感じたら、プログラミングの虫に刺されてるかもね(笑)

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