SCPとライセンスの話
「やぁ、君たち。今日はAgt.墨染は休暇をとっているそうだ、彼女のことだ、ネルヴァ……だったかな?彼と出かけているんだろう。私には無縁な話だ」
「自己紹介が遅れたね。私はロッキンガム、しがない司令官さ。今日は私が話をしよう」
議題
1 SCPと二次創作
2 CC BY-SA 3.0とは
3 記載漏れ
4 リンク集
「今日話すのは上の4つだ。要点をざっくりまとめた。話を始めようか」
Ⅰ
SCPと二次創作の話
「SCPの二次創作、といえば解説動画やMAD(PVみたいなやつ)、小説とか絵とか、今のこの解説の会話とかいろいろだ」
「さて……SCPの全ての報告書、Tale(サイト内の小説)、GoIフォーマット(報告書ではない、商品カタログなど)は「CC BY-SA 3.0」の元で公開される、という原則があるんだ」
「これが二次創作でどう関わるのって話を次にしようか」
Ⅱ
CC BY-SA 3.0とは
「CC BY-SA 3.0の解説を軽くしようか」
「CC BY-SA 3.0は“クリエイティブ・コモンズ 表示-継承 3.0ライセンス”のことだ。長いからCC BY-SA 3.0と呼ばれたり書かれたりしてるがな」
「CC BY-SA 3.0が付与された作品には『許可とかその辺はいらんし好きにしてはいいが、その作品の作者の表記は絶対しとけよ』ってこと」
「もう1つは、画面の前のお前さんが俺たちのように二次創作を作った場合、お前さんの作品にもCC BY-SA 3.0を付与しなきゃいけないんだ」
SCPの二次創作作品を作った時にすべきこと
・報告書の作者名の表記
・その二次創作作品にもCC BY-SA 3.0を付与
「オーケイ?次に行こうか。お前さんたちに特に強く言いたい部分だ。是非とも読んでくれ」
III
記載漏れの話
「……前述の通り、解説やMADをはじめとするSCPの二次創作作品には、使った作品の著者名を記載しないといけない」
「SCPの二次創作の場合に入れるべき最低限の表記は次の通りだ」
SCPの記事名【例:SCP-XXXX】
その作品へのリンク
著者名
「何?著者名が分からない?調べ方がわからない?まぁ、待つんだ。そこは次で解説してやるから」
「……私もな、某動画サイトで解説やらMADを楽しんでいるんだが、記事名とリンク貼りは満たしているやつは多い」
「だがな、これが多いんだわ」
「著者名の記載漏れだァ!!!」
「すまない、取り乱してしまった。兎にも角にも、こいつが多すぎる!ライセンスガイドのページ印刷してキョンシーよろしく目の前に貼り付けてやろうかと思ったこともしばしばある」
「ふぅ……SCP界隈はその辺厳しいからな、気をつけよう」
「次で最後だ。著者名の調べ方や優しい解説のリンクを載せておくさ」
IV
著者名に関するリンク集
「ここまで来てくれたか。今からここに便利なリンクを貼っておくからぜひ飛んでくれ」
作者検索
「ここにSCPの番号を入れると……こうなるんだ」
「確認した限り、ENとJPの報告書には対応している。便利だよな、ぜひ使ってくれ」
翻訳記事の著者者一覧
「Taleやアートワーク、報告書以外ののコンテンツはここから確認できるんだ」
「何?アカウント削除済みで調べてもわかんない?」
「ふぬ……そうだな。著者名書かなくてもいいと思ったらダメだぞ。そういう時はこう書くんだ」
著者名:不明
Author:“Unknown”
「わからない時はちゃんと不明とか書いておこうな」
「あっ、最後にひとつめちゃくちゃ大事な事を言わせてくれ」
V
SCP-173について
「こいつは1番初めに出来た、いわゆる初期のSCPだ。それ故に、画像の出典が分からなかったんだ」
「で、この173とされる彫刻の写真の出元がわかったんだが……ここで1つ問題が起きた」
「この彫刻の画像、“無題2004”だが、SCPのスタッフさんが作者の加藤さんに連絡を取って話し合いがあったんだ」
無題2004の著作権は加藤さんが持っている
→CC BY-SA 3.0で公開されていない
営利目的で無題2004の画像を使用した場合
→差し止め請求など法的措置をとる
報告書に関してはCC BY-SA 3.0下で公開
「営利目的で使ったら本部のスタッフさんをはじめとする色んな人やSCP界隈に大打撃喰らうからな、注意してくれ」
「ライセンスに関しては以下のページを参考にした。一度は目を通してほしい」
「下の方はだいぶ噛み砕いて解説してくれてる。よくわかんねーの時はこっちも読んでみような」
「ふぅ……ここまで長かった。ライセンスと常識を守って財団の活動を楽しもう!」
「ここまで読んでくれてありがとう、また会おうな」
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