モモワロウ、誰をお供にする??
Introduction
執筆時点2024年5月13日、変幻の仮面が発売されてから2週間ちょっと経ちましたが、あと3週間ちょっとで強化拡張パック「ナイトワンダラー」が発売されます。早すぎです。
CL札幌でこの「ナイトワンダラー」の情報が解禁され、多数のカードが公開されました。
その中でも今回は幻のポケモンである「モモワロウex」に注目して考察してみたいと思います。
併せて、モモワロウexと相性が良さそうな同タイミングで公開されたポケモンのどうぐ「くさりもち」も考察していきます。
(くさりもち単体で相性がいいポケモンは別記事にします)
(あと、イイネイヌexとマシマシラexも別記事で書きます)
環境ポケモンとモモワロウex
モモワロウexの特性は「自分のベンチの悪タイプのポケモンをバトル場と入れ替える」「入れ替えたバトル場のポケモンを毒にする」というものです。
まず、特性を発揮できる対象が悪タイプという縛りがあります。
現環境で悪タイプといえば…
悪リザードンex
変幻の仮面環境では少し陰りの見える悪リザデッキ。
この悪リザとモモワロウの相性はばつぐんと考えています。
まず一つ大きな要素として「入れ替え」があります。
悪リザデッキは、カビゴンストールを苦手とする傾向にあります。
おはやし笛の登場以降、システムポケモンを多く採用する悪リザデッキはさらにカビゴンストールに対して厳しくなった印象です。
その対策としてナイトゲートのゲンガーを採用する人もいるほどでした。
ただ、このモモワロウはナイトゲートのゲンガーの代わりとなる存在であり、デッキの枠を1枠しか取らない、かつふしぎなアメを消費しないとあれば対策カードとしては十分ではないでしょうか。
カビゴンストール相手であれば毒ダメージもそれほど気にすることではありませんし。(かがリザやガチグマには警戒しとかなければいけませんが)
もう一つ、くさりもちを採用することで序盤の打点の低さを補ってくれるという利点もあります。
くさりもちでプラスされる技のダメージは「+40」。打点補助のポケモンのどうぐで「+40」が登場するのは初めてです。
リザの場合、打点の変化と倒せるポケモンは以下の通り。
こうやってみると、かなりパワーが上がったように見えます。
特に取られたサイドが0枚と2枚のときです。
0枚のときは後1アビスシークしてきたギラティナVを倒せますし、2枚のときは後1ごっつあんプリファイしてきたテツノカイナexを倒せます。
試しに組んでみたデッキレシピはこちら
最近流行りのピジョビダ型に突っ込んでみました。
ドラパルト対策かつ毒ダメを帳消しにするかがやくアマージョを採用しています。
エーススペック枠はプライムキャッチャーと悩みました。ここは自身のスタイルや環境に合うもので良さそうです。
最近はマキシマムベルトの採用が多いですが、くさりもちが打点補助をしてくれるので抜いています。
モモワロウのおかげでビーダルが縛られづらいので、安心して採用できますね。
トドロクツキ(黒古代)
環境で見かける悪タイプといえば悪リザとトドロクツキという印象があります。
モモワロウとトドロクツキの相性が良いかというと…少し微妙な印象です。
モモワロウは入れ替えの特性を持っているのでダークパッチとの相性が良いです。
なので純正黒古代(ノココッチ不採用)に入れると後1から攻撃できるパターンが増えます。
また、モモワロウの特性による毒は「ブーストエナジー古代」で打ち消すことができます。
ただ、この点でモモワロウを採用するかというと、それならいれかえカートでいいような気もします。
また、黒古代にはもうひとつ、ノココッチ型が存在していて、こちらはノコッチが逃げ0、ノココッチが自身の特性でバトル場から退場できるのでそもそもダークパッチが使いやすい構築になっており、これにモモワロウを突っ込むかというと...といった感じです。
じゃあくさりもちの採用を考えてみます。
打点的には、トドロクツキexのカラミティストームが220 → 260になり、テツノカイナex、ガチグマex、サーフゴーexを倒すことができます。
260というビミョーな打点、あまりうれしくないように見えますね。
非エクトドロクツキのあだうちやばねはダメージ変動型の技なのでちょっと想定しにくいですが、くさりもちとブーストエナジー古代が入れ替えとなるとそこまでの打点アップは見込めなそうです。
黒古代にただモモワロウexを採用するだけ、というのはあまり現実的ではないかもしれません。
その他の相性が良いポケモン
マニューラ
マニューラは、自身がバトル場に出たときに相手のたねポケモンとバトル場のポケモンを入れ替える特性「アサルトハント」を持っています。
この特性とモモワロウの特性の相性が良く、
モモワロウの特性「しはいのくさり」の対象をマニューラにする
⇩
マニューラがバトル場に出たことでマニューラの特性「アサルトハント」を使える
⇩
緊急ボードつけて逃げる
という流れでサポート権を使わずに毎ターン疑似ボスの指令を使うことができます。
このギミックを採用したイルカマンexデッキとか面白そうです。
というわけで雑に組んでみました。楽しそうです。
Conclusion
今回はモモワロウexの考察をしてみました。
特性がとても便利かつ終盤には火力も出せるのでとても魅力的に感じます。
新弾発売が待ち遠しいですね!
また相性の良さそうなポケモンを見つけたら追記していきます。
余談
2024年1月26日からスタンダードレギュレーションでEマークのカードが使えなくなりました。
みなさんはご存知でしょうか。
このレギュレーション改定により「ホウエン御三家」がスタンダードレギュレーションから姿を消したことを…。
私は最初に手にしたゲームは「ポケットモンスター サファイア」でした。
それ故にホウエン地方のポケモンには特に思い入れがあります。
Eマークのホウエン御三家にはバシャーモVMAXと特性マディメーカーを持ったラグラージがいました。
あれ、ジュカインは??
なんとジュカインの最後の登場はBマーク、GX時代までさかのぼります。
そろそろジュカイン出してあげても良くない???
ナイトワンダラーとまではいかずともHマークの間にホウエン御三家が登場してくれることを祈ります…アーメン…
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