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【初心者向け】F1のしおり【前半】
こんにちは!
今回が二回目の投稿となります。
記念すべき第二回目の企画は!!
「F1のしおり」です!!
今回はF1の何がすごいのかとF1観戦の基本的なについて書いていきます。ちょっと長くなっちゃうので前後半の二編でお送りします!
そもそもF1って・・なに?
Formula1を略してF1です。
「んなぁことは分かってんだわ!」って方にもちょっと聞いてほしい。
クルマのモータースポーツは大きく分けて二つあります。
一つは私たちの普段乗っていたりする車をベースにレース用に改造するものとレース専用に作られる車があります。
前者は「GTレース」(GTはGrand Turingの略)と呼ばれています。
(日本ではSuperGTと呼ばれるレース国内最高峰のレースが行われています)
後者は「Formulaレース」と呼ばれます。
大きな違いとしてタイヤがむき出しかどうかですね。
F1はFomulaレースの一番上ということで「FormulaOne」という名前が付けられています。
(実は日本にはSuperGTと並んでSuperFormulaというシリーズが日本国内最高峰のシリーズとして挙げられますがその説明はまた今度)
F1のいろは~ドライバー編~
そして、Formula1はフォーミュラレースの一番上という立ち位置になっています。そのため、多くのドライバーにとっての目標点となります。下の図はF1を目指すための王道ルートです。(すべてのドライバーがこのステップアップを踏んできたわけではありません)
(この図に関して玄人の方々は色々文句を言いたいと思いますが我慢してください)
2024年現在、F1チームは10チーム存在し、1チーム2台の車を走らせます。つまり世界中からF1に乗りたいドライバーがいるのにF1ドライバーになれるのは20人だけなんです。野球で言うと、メジャーリーグでベスト9に入るみたいなもんです。つまり、世界で最もプロフェッショナルな20人のドライバーが集まるレースなんです。
F1ドライバーってただ運転してるだけで簡単そうじゃね?
そんなことはありません!
皆さんは戦闘機のパイロットへの取材などで「体重の~倍の重力が体にかかる!」とか聞いたことはありませんか?実はF1も同じなんです。
普段乗っている車で言うと、急ブレーキをかけると体は前に行きますよね。
そしてカーブを曲がるときは体が横に持っていかれます。
乗用車でこのような体験をするスピードはせいぜい60~80キロでしょうか。しかしF1は300キロを超えていきます。
F1は1.5秒で時速100キロに到達し、最高速度は時速300キロを普通に超えます。しかしサーキットは直線だけではありません。カーブを曲がるためにはブレーキが必要です。F1のブレーキは尋常ではありません。350キロから3秒で80キロまで減速します。(前後のG)
F1 2019 Monza - Leclerc T-CAM Pole Lap Onboard With Halo HUD (youtube.com)
そして、カーブをありえない速度で曲がります。
速度が高くなればなるほどGの数値は上がっていきます。最高で6G、レース中には定期的に2~4Gがかかります。(左右へのG)
Lewis Hamilton onboard insane speed and insane g-forces at Mugello F1 track (youtube.com)
F1は大体1時間半から2時間レースでサーキットを周回し続けます。この時間、Gに耐え続ける体力が必要です。
そんな過酷な環境の中、ドライバーたちは最速で走るために常に繊細なドライビングが求められます。少しでも気を抜くと命に関わる事故になることもあります。
つまり、
F1はどのスポーツよりも過酷と言っていいほどのフィジカルスポーツ
と言ってもいいでしょう。
F1のいろは~クルマ編~
クルマを走らせるためには大きく分けて二つあります。
それは
・エンジン
・シャシー
です
エンジンについて
クF1ではエンジンの事をパワーユニット(PU)と呼びます。これは2014年からエンジンの規定が変わりハイブリットエンジンになったことで広く使われえるようになりました。1.6L,V6ターボエンジンとモーターの合計でおよそ1000馬力近いパワーがあります。現在のF1のエンジンメーカーは4つです。
メルセデス
フェラーリ
レッドブルパワートレインズ(ホンダ?)
ルノー
(レッドブルパワートレインズは2021年まで参戦していたホンダエンジンを引き継ぐ形で参戦しています。)
車体
はい、出ました。まさにF1の醍醐味でございます。(笑)
カーブを速く走るには車を路面に押し付けることが重要とされています。
どのスポーツでも、重心を下にすることで安定感が得られますよね。車も同じなんです。
車を下に押し付ける力の事をダウンフォースといいます。スピードが速くなればなるほどダウンフォースは増えます。
理論上F1のダウンフォース量はトンネルの天井を逆さに走れるくらいの力を生み出します。
分かりやすい例で言えば飛行機です。飛行機は空を飛ぶためにスピード出すまでは変わりませんが、ダウンフォースとは逆の構造をしています。
ダウンフォースを多く得るために各チームのエンジニアさんたちはそれぞれ違った概念を持っており、ルールで決められた範囲内で工夫を重ねてきます。なので、多くのF1マシンを見てみると一見同じように見えますが細かい部分を見ていくとエンジニアさんの工夫が凝りに凝った作りが見えてきます。
そうした部分に注目するのもF1の一つの楽しみ方です。
F1のいろは~おまけ・お金編~
F1ドライバーになるためには残念ながら実力だけではなれません。お金も必要となっていきます。一説によると持ち込み金は20億が相場とされています。なぜ、ドライバーにお金を求めるのか?それは「いい車作り」をするためなんです。
エンジンも車体もとんでもない額のお金が投資されています。
イギリスの情報サイト「Raconteur.net」によるとなんとマシン一台当たり、
「9億4300万円」そしてレース中に事故が起こるともっとお金が飛びます、、
さらに、1レースエントリーをするだけで100億円以上のエントリー料がとられます。
さらに、クルマの開発費はトップチームになれば200億円になります。
スポンサーからの資金援助を受けるためにはいい成績を残し続けなければなりません。そのためにはいい車を作って
たかが車を走らせるだけでとんでもねぇ額のお金が動くわけです。頭おかしいですよね。でもその分、華やかで生々しいスポーツなんです。
次回は、、
長くなってしまいました(笑)
今回はF1のドライバーとマシンの凄さについて説明していきました。
次回はF1観戦が楽しくなるポイントを触れていこうと思います!
読んでいただきありがとうございました!
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