【黒イカ】ICARUS(SPL)ハード攻略備忘録
こんにちは、ギルドです。
先日、黒イカをハードして無事に全白になれましたので攻略法をまとめてみました。
■自己紹介
愛知県でIIDXを遊んだり映画を鑑賞しています。IIDXも映画も大好きです。
IIDX歴
18 Resort Anthem:終盤くらいに触る
19 Lincle:五段まで取ったけど、六段が受からずモチベ尽きてフェードアウト
20 tricoro:六段合格し、☆10クリアしてからハマる。九段合格まで頑張った。
21 SPADA:十段合格
22 PENDUAL:皆伝初合格
23 copula〜28 BISTROVER:皆伝
29 CastHour:極皆伝
30 RESIDENT:全白達成
noteへは主に映画に関する記事を上げています。音ゲーの事も書いてました。
■本記事の目的
本記事はICARUS(SPL)(以下、黒イカ)HARD CLEARに関する攻略情報をまとめた記事になります。
構成としては
(1)攻略の目安
(2)各小節ごとへの攻略
(3)ハードした時に練習していた事・気づき
の3部構成でまとめています。
これからハードを狙っていく人に向けて
■前半
・オプションの選定判断
・小節ごとの対策と互換性あって練習に使える譜面
■後半
・ハードする際にやってきた練習方法と目標設定
・ハードするのに大切な気付き、備忘録
を主軸に置きました。
その点が既存の攻略記事と差別化できる所と自負しています。
かなり情報量が多いので、掻い摘む形で読んでもらえればと思います。
また黒イカの攻略記事自体は既に先人の上手い人達がまとめているので、そちらも合わせて参照していただければ理解度も深まると思います。というか本記事前半で言ってる事が結構被っていると思いますw
↓先人の上手い人達の攻略記事↓
■譜面選び(正規、鏡、乱、R乱)
攻略する譜面選び、めちゃくちゃ大事です。
それぞれのオプションにメリット・デメリットがあるので、基本的には様々なオプションで吟味するのが良いと思います。
ただし正規譜面は基本的に短期集中で取り組むなどの粘着による負け癖を付けない配慮が必要です。
ここでは各オプションのメリット・デメリットをまとめています。
※筆者は1Pです。その点を留意してください。
(1)正規譜面
メイン2、サブ4、トリル13
メリット:
・メインとサブが分離している
・BPM221地帯が皿とセットで処理出来るので乱よりもやりやすい
・BPM241~251地帯でトリル餡蜜しながら4〜7鍵に集中しやすい
デメリット:
・2鍵の連打が非利き手の場合は処理しづらい
・メインに皿やバスが執拗に絡むので集中しづらい
・当たり配置故に粘着しすぎると連打が却って押せなくなる
・負け癖でゲージを確保し辛い
(2)鏡
メイン6、サブ4、トリル75
メリット:
・メインと皿が分離している
・6鍵の連打が利き手の場合は練習次第で高速連打も追いつきやすい
デメリット:
・メインとサブが非皿側にくるため加速前半がやりにくい
・7バスへの耐性によってはBADハマりも気を付けなければいけない
(3)乱
メリット:
・メイン、サブ、トリルの位置を吟味できる
・練習で当たり配置~ハズレ配置を練習できる
・基本的に正規よりも認識難になるので、見切れる地力が付けば相対的に正規がやりやすくなる場合がある
デメリット:
・ランダムレーンチケットを利用しない限りはいわゆる「黒イカ10連ガチャ」をPFでやらないといけない
・幾つかの当たり配置パターンを決めておかないと泥沼に陥りやすい
・トリルが隣接しない限りはBPM241~251地帯が正規より認識難になりがち
(4)R乱
メリット:
・当たり配置を引けば正規よりも押しやすい
(例.4567123、6543217、5671234)
オススメ配置①4567123
オススメ配置②6543217
・乱で配置を選ぶよりも時間がかかりにくい
デメリット:
・メインを非皿側かつトリルを片手処理できる配置選びの場合は3パターンしか選択肢がない(メイン6、メイン5☓2パターン)
・メインとサブが分離した配置を選ぶ場合はBPM241~251地帯を両手で取る配置も視野に入れる必要がある
■譜面選びに関する筆者の検討結果
黒イカをHARD/EXHしている人たちを見ると
EXHは正規
ハードは正規≧乱>R乱>鏡
の順に多かった。
なので2鍵連打に苦手意識がなくて対策をガチガチに組める人は正規で勝負して、練習に乱を活用するのが良いと思う。
実際、正規譜面は当たっていると思う。
その理由として
・メイン2とサブ4が分かれている。
・3と5の絡みが少ない。加速だけ3:5半固定で処理しても、右手で3〜7を拾いやすい。
・BPM241以降のトリルを片手処理できて、かつ4~7しか鍵盤が降ってこないので認識しやすく押しやすい。
というメリットがあるため、練習は乱でメインの速度を掴み正規で勝負するのは大いにアリだと思う。
特にEXH狙いする人ほど正規譜面で攻略しているパターンが多い。
しかし筆者は
・2鍵連打で力んで押せない
・皿とバスで崩されやすい
という要素で正規が選択肢に入らなかった。
このデメリットを踏まえて乱で攻略しました。
具体的な配置選びは
・メインが4か6に来ること
・トリルが皿側(1~3)に来ること
・サブ3とメイン2が割れていること
を念頭に置いて配置を吟味しました。
例1.4132576
例2.1345726
それ以外にも妥協案として
・サブ4とメイン2が隣接する
・メイン2とトリルが非皿側に来ること
例1.6134725(実際にハードした時の配置)
例2.5742136
も設定して出来るだけ試行回数を増やす方向で頑張りました。
■ギアチェン検討(FHS変更&皿チョン、サドプラ開閉)
ギアチェンは(1)フローティングハイスピード(FHS)の白鍵1個下げ、(2)サドプラ開閉 のどちらかを使用する人が多い。
またスコア狙い、加速直後を見やすくする目的で(3)FHS1個上げ2個下げを使用する人もいる。
ここではそれぞれのギアチェン方法についてメリット、デメリットをまとめる。
(1)FHS1個下げ
低速に入ったらFHS1個下げて、BPM251を抜けたら皿チョンする方法。
メリット:
・白数字を大きく変えなくても良い
・目線移動が比較的少ない回数で済む
・互換譜面(冥+α)と相互で練習できる
デメリット:
・加速直後が認識しづらく体勢を崩されやすい
・リフトの設定にもよるが最高速BPMが普段の緑数字-20弱の速い条件で臨まなければいけない
・1小節しかギアチェン猶予がないので最高速BPM抜けで放心すると終盤がきつくなる
(2)サドプラ開閉
低速に入ったらサドプラを全開して、BPM251を抜けたらサドプラを付け直す方法。
メリット:
・加速直後がFHS1個下げよりもやりやすい
・ギアチェンがやりやすい
デメリット:
・白数字の設定にもよるが目線移動量が大きくなり、かつシビアになる
・221以降で速弾きによるBADハマり・目線ブレが誘発しやすい
・リフトの設定次第では最高速BPMの緑数字がFHS1個下げと殆ど変わらない
(3)FHS1個上げ2個下げ
低速に入ったらFHS1個上げて、BPM161周辺でFHS2個下げる方法。
(1)FHS1個下げパターンのBPM126〜156を見やすくしたギアチェンで、主にスコア狙いで多く使われる。
メリット:
・(1)FHS1個下げ、(2)サドプラ開閉よりも低速耐性がいらない
・白数字を大きく変えなくても良い
・目線移動がFHS1個下げより更に少ない回数で済む
デメリット:
・練習にもよるがBPM161直前で2個下げしないといけないため、ミスは不可避的に出てしまう
・リフトの設定にもよるが最高速BPMが普段の緑数字-20弱の速い条件で臨まなければいけない
・1小節しかギアチェン猶予がないので最高速BPM抜けで放心すると終盤がきつくなる
■ギアチェンに関する筆者の検討結果
個人的には以下の理由から(1)FHS1個下げ にした。
・221以降で目線ブレによるミス量産を回避
・冥と白数字を合わせて相互で練習したい
・冥以外の譜面で練習したい要素をシームレスに当てはめたい
・目線移動をシンプルにしたい
・ギアチェンでミスをしたくない
■攻略方針
まず声を大にして言いたいのが
「今のIIDXには黒イカを攻略する練習環境がほぼ揃っている」です。
ここで言う練習環境とは
・☆11/☆12の譜面自体のバリエーションが多種多様であること
・S乱を駆使した難易度の調整に適した譜面の多さ
・SNS、BPL関連で初心者からプロ選手まで様々な弐寺erと切磋琢磨・情報交換・交流が出来ること
である。
譜面への攻略にあたって
・譜面に対する理解度の向上
・幾つかの目標・練習メニューの設定
・地力を上げる要素の細かいターゲット設定
・ハード粘着の見定め・引き際の判断
を明確に決めて焦らずに取り組めば黒イカハードは必ず突破出来ます。
黒イカを攻略する場合は以下2つのアプローチから選択するのが王道だと思います。
(1)正規譜面(もしくは鏡)で研究して突破する
(2)乱・R乱で当たり配置を引いて研究と地力で突破する
筆者は(2)で攻略に取り組んだが、その際に
「譜面の数が多種多様ならば、黒イカの特定小節ごとに練習すれば地力で殴れるのでは?」
「ノーツ、連打、皿、認識の各パーツごとに練習して、練習した成果を適合すればハード出来るのでは?」
の仮説を立てた経緯がある。
言い換えれば「黒イカの地力要素で押せない部分を1つずつ潰して最発狂を逃げ切る地力上げのアプローチ」でハード達成した。
この方法だと黒イカのみならず、他の譜面や上達論にも応用する事が出来たり、IIDXのみならず他の分野でも使える嬉しさがある。
■攻略の目安
基本的にハード達成した時のBP/CB付近になるまではハード狙いはやらない方が良いと思う。
ここで実際に黒イカハード達成した人々のBP/CBがこちら
(集計バージョン:27 HEROIC VERSE〜30 RESIDENT)
中央値は BP:35 / CB:28
平均値は BP:約35 / CB:27
筆者がハード狙いで「これはいける」と思ったタイミングは
BP:45 / CB:32 (29 CastHour)
BP:40 / CB:29(30 RESIDENT)
■ハード狙い目安BP/CB
以上を踏まえると
BP:50以下
CB:30前後
まで減らしたタイミングがハード狙いの頃合いだと思う。
■譜面攻略
ここから各小節ごとの譜面攻略です。
既存の攻略記事と重複する箇所が多いので、掻い摘む形で読んでください。
■前提条件
・FHS1個下げで攻略しています。
・各小節ごとの緑数字の変化は下記動画から引用しています。
■配置予測
黒イカをランダムで突破する場合には
メイン、サブ、トリル の3箇所を予測すると攻略がしやすいです。
メインは
8小節目の単鍵(矢印部)もしくは9小節目の八分軸
トリルは
4小節目の単鍵(矢印部)、7小節目の単鍵(矢印部)
から判別可能です。
ランダムでハード目指す場合はとりあえずメインとトリルが判別して吟味するのをオススメします。
サブは
3小節目、もしくは25小節目の13トリルとセットで来る軸(矢印部)
から判別可能です。
先述の通り、メインとサブが分離しているとメインに集中しやすくなるのでこれも判別できると楽です。
が、これは優先順位は高くないので人によっては気にしなくてもOKかも。
■加速①(BPM126~131地帯)
難易度:
★★☆☆☆
緑数字の変化(通常271):
488→469→452
練習譜面:
冥(SPA)
IMPLANTATION(SPA) S乱
Illegal Function Call(SPL)
☆10〜12 S乱全般
解説:
51小節の皿複合、52小節目のメインとサブの刻みが厄介。ここの出来具合で連打の刻むスピード・メンタルが左右されると思って差し支えないと思う。
ここはノーツ全体を視認してガチ押しのつもりで押していた。
BPM126〜211の加速全般に言えるが、緑数字の設定上FASTが不可避的に発生する。
これによってメインの3連打を速く押しすぎるBAD、3連打前後の8分軸のBAD嵌りを起こしやすい。
しかし裏を返せば、BPM相当の連打で押さなくても間に合う。
なのでメインの刻みについては
①3連打は光るライン、余裕を持って押せる速度を体感に叩き込む
②3連打前後の8分軸 は脱力したり指押し⇔腕押し切り替え…等で意図的に力を抜く・休む
を意識するとやりやすかった。
練習方法は
冥(SPA):110〜140地帯ノーミスで突破
Illegal Function Call(SPL):乱ハード〜10回に1回ハードできる勝率上げ
IMPLANTATION(SPA):S乱ハード&5回に1回ハードできる勝率上げ
が役に立った。
■加速②(BPM141~156地帯)
難易度:
★☆☆☆☆
緑数字の変化(通常271):
436→421→407→394
練習譜面:
冥(SPA)
IMPLANTATION(SPA) S乱
Sense 2007(SPA) S乱
ディスコルディア(SPA)
☆10〜12 S乱全般
解説:
56小節目に1箇所8分の歯抜けがあるが加速①とほぼ同じ配置。
皿が絡む枚数が減ったので部分的に簡単になっていると思う。
加速①と同様にFASTに寄る緑数字なので3連打の余裕を持った速度追従、3連打前後の8分軸に対する脱力を意識するとハマりにくい。
練習方法は
冥(SPA):140〜150地帯を認識放棄せずに押せる〜ノーミス突破
IMPLANTATION(SPA):S乱ハード&5回に1回ハードできる勝率上げ
ディスコルディア(SPA):後半に頻出する6連打・3連打複合を取り切る&10回に1回ハードできる勝率上げ
が役に立った。
■加速③(BPM161~176地帯)
難易度:
★★★☆☆
緑数字の変化(通常271):
382→370→359→350
練習譜面:
冥(SPA)
ピアノ独奏無言歌 灰燼(SPA)
☆10〜12 S乱全般
解説:
ここから徐々に速くなり皿も頻繁に絡む。
ここでは歯抜けなくメインの刻みが一定タイミングで続く。
それによって3連打以上に3連打を抜けた後の8分軸でBAD嵌りを誘発しやすい。
3連打は基本的に指押し脱力、8分軸を光らせるorSLOW方向に寄せる…などの脱力とFAST/SLOWの方向調整が大切だと思う。
練習方法は
冥(SPA):BP/CB減らし & 10回に1回ハードする勝率上げ
ピアノ独奏無言歌 "灰燼"(SPA):ハード安定〜EXH達成
が役に立った。
■加速④(BPM181~211地帯)
難易度:
★★★★☆
緑数字の変化(通常271):
340→331→322→314→306→291
練習譜面:
冥(SPA)終盤のBPM200の3連打2発
Biometrics Warrior(SPA)S乱
音楽(SPA)
reunion(SPA)
卑弥呼(SPA / SPL)
Elemental Creation(SPA)
Χ-DEN(SPA)
GuNGNiR(SPA / SPL)
☆10〜12 S乱全般
解説:
ここから黒イカのヤバさが現出していく。
BPMだけ見るとありえない速度の縦連が降ってくるが、ここも緑数字の設定上では速度通りに押さなくても間に合いやすい。
181以降では3連打の後は歯抜けのため、8分休符後の8分軸の入りを認識して押さないとBAD嵌りを誘発しやすい。
更にバス・皿も頻繁に絡むため体勢が崩されやすく、個人的には66小節目手前のBPM196の3連打で崩される事が多かった。
■対策:メインの3連打中抜き
なので筆者は181〜231地帯でメイン3連打の真ん中を抜く場所を予め決めておいて残りの鍵盤・皿を取り切る戦略で突破した。
つまり、この箇所を…
こうする。
この方法だと181以降で3連打は3発だけ頑張れば良い。
しかも、その3連打は既存譜面で練習可能なので地力で潰しやすい嬉しさもある。
3連打については12分餡蜜や16分2連打×2で処理する作戦もあるが、個人的には緑数字の設定的にBAD量産しやすい上に後続の8分軸のBADハマりを誘発しやすいと思う。
変に小細工で誤魔化すよりは16分3連打早入り→8分軸で光らす・指押しする等の脱力した方が攻略をシンプルに出来てやりやすかった。
BPM211の3連打も練習次第では早入で取る事が出来るが、直後の4連打餡蜜もあるので取れる縦連の速度と相談して決めればいい。
■対策2:目線移動
目線移動についてはBPM211の4連打抜けてから通常の緑数字より若干遅い設定になるので、BPM211前後で目線を通常高さに戻した。
また皿絡みの難しさもあるが、これについては卑弥呼(SPA/SPL)やGuNGNiR(SPA/SPL)で練習できると思う。
なんならGuNGNiR(SPL)のこちらの方が配置的には難しい。
■練習方法
練習方法はBPM200前後のS乱耐性を付ける事が大切だと思う。
早入りでも良いから3連打を取る事ができれば黒イカでも対応出来る。
他にも冥(SPA)の終盤3連打☓2、Χ-DEN(SPA)の卑弥呼地帯の35同時押し3連打が取れれば連打対応力は付いたと言っても良い。
CSDJTを持っていれば個人的にオススメしたいのがBiometrics Warrior (SPA)のS乱ハードである。
譜面の性質上、そこまで長い連打は降ってこないため練習に使える上にS乱ハードで3連打を早入りで取れるようになってからBPM181〜211の安定感は増した。
持ってなければACでSTEEL NEEDLE(SPA)のS乱をやり込むもオススメ。てかKONAMIはいい加減に移植してくれ
■加速⑤(BPM221~231地帯)
難易度:
★★★★★
緑数字の変化(通常271):
278→266
練習譜面:
GuNGNiR(SPA/SPL)
Everlasting Message(SPA)
ICARUS(SPA)
ICARUS(SPL)オートスクラッチ&H乱
解説:
個人的に最難関ポイント。
手前BPM211の4連打、BPM221/231の3連打はどう頑張っても取れない。
仮に取れてもバスが付随しているためBAD嵌りのリスクも高く、ここでゲージがゴリッと減った。
■連打について
潔く真ん中を捨てましょう。
やはり無理に取りに行こうとするとその後の8分軸でBAD嵌りを誘発して却ってミス量産するので、ミスが嵩むくらいなら捨てたほうがまだマシ。
メインについては8分5回(221)→8分休符→8分5回(231)と押す回数を意識して取りにいくとやりやすかった。
■譜面について
筆者は小指皿と手首皿の組合せで、黒イカは手首ONLYでゴリ押そうとしたが221の10枚皿複合の皿が入らないのがネックになっていた。
なので211のこの場所で手首→小指に切り替えて211〜221を小指で対応したらミスを抑えやすくなった。
特にバスが1~3鍵に来ると皿とセットで処理出来る嬉しさもある。
とはいえ基本的に速いのと、普段の緑数字よりも微かに大きいためGuNGNiR(SPA /SPL)の108小節目をSLOWよりに取るとやりやすかった。
■練習方法
BPM221:
GuNGNiR(SPA/SPL)で皿複合(108小節目)をノーミスで取る。
可能ならばGuNGNiR(SPL)でハード勝率上げを意識すると良い。
またICARUS(SPL)H乱ハードもオススメ。H乱にすると鍵盤がバラけるため地力的に難しくなる。
BPM241〜251でも練習に使える上に取っつきやすいのでやり込んで損はない。
BPM231:
Everlasting Message(SPA) ハード安定〜EXH達成
ICARUS(SPA) EXH達成
ICARUS(SPL) オートスクラッチ ハード達成
バスの連打に追従できれば十分に対策出来ていると言える。
■加速⑥(BPM241~251地帯)
難易度:
★★★★☆
緑数字の変化(通常271):
255→245
練習譜面:
255(SPA)
n/a(SPA)
GiGaGaHell(SPA)
VANESSA(SPA / SPL)
Mare Nectaris(SPA)
Sinus Iridum(SPA)
ICARUS(SPA)
ICARUS(SPL)オートスクラッチ&H乱
☆10~12で普段の緑数字-20弱の高速化
解説:
トリルが速い上に長い。
トリルを2つ同時押し連打とみなしても
BPM120→125の16分16連打をしながらゴミを取りに行く譜面になる。
トリルは餡蜜して自動化し、4~7鍵を取りに行くつもりで臨む。
トリルは速度変化するものの実質BPM120弱の16分16連打で処理出来るため、速く取りにいかなくてもOKである。
ここは255(SPA)、GiGaGaHell(SPA)、n/a(SPA)、VANESSA(SPL)、Mare Nectaris(SPA)、Sinus Iridum(SPA)で練習出来るので、これら楽曲の精度上げ&ハード勝率意識で対策しやすい。
また緑数字-20弱で速い設定なものの、サドプラの下面を目安にノーツを追えば追従することは可能かつ練習で改善しやすい。
これは普段の緑数字-20で楽曲プレーする事で練習できるが、一番オススメしたい譜面は黒イカH乱である。
BPM241〜251の同時押し混じり16分乱打が降ってくるため、体感としてMare Nectaris/Sinus Iridumの16分乱打よりも難しい配置が降ってくるのだ。
しかも局所発狂なので一瞬でも気を抜くと一気にゲージが減る。
なので黒イカH乱でハード勝率まで意識できるレベルにやり込む事で自ずと241〜251地帯のゴミを取りに行きやすくなり、攻略に役に立った。
加速最後であり緊張も高まっていると思うが、ここは兎に角FASTによりすぎるBAD嵌りが鬼門なので冷静に処理していきたい。
■減速
難易度:
★☆☆☆☆
緑数字の変化(通常271):
271
練習譜面:
ICARUS(難易度なんでも)
解説:
FHSならここで皿チョン。73小節目の皿複合、その先の57トリルや二重トリルさえ気を抜かなければウイニングランになります。
お疲れ様でした。
ギアチェンは体に染み込ませて無意識に出来るようになること。
また高速トリル抜け2%だとテンパって73小節目落ちもあり得るので要注意。実際、筆者は落ちてしょげました。
■ハードまでに練習・意識した事
ここからは黒イカハードに向けて練習していた内容をまとめます。
役に立った内容も数多くあるので参考になれば幸いです。
■冥(SPA)BP/CB減らし
ACで練習出来る譜面はやはりこれだと思う。
BP/CB減らしを目指すことでBPM120〜180の3連打の精度向上が見られ、とても役に立った。
大切なのは適当な譜面でハードするんじゃなくて押しやすいメイン配置の譜面を選んで、メインの連打を認識して押す練習。
見るべきところはBP/CBの発狂部分の精度。
この練習によって冥はここまで減らしました。
■冥(SPA)ハード勝率上げ
10回に1回でハード出来る勝率まで上げた。
これは下限地力上げ…な部分が否めないが黒イカハード狙いの見定めに大きく貢献した。
上手い人で黒イカハードした人は冥のやり込み、メイン1~7まで全てハードしていたので、冥の精度上げは黒イカにも貢献すると思う。
■ICARUS(SPL)オートスクラッチハード
連打の速度を掴むつもりで触ってた。
振り返ってみると役に立った部分はBPM231〜251のバスやトリル餡蜜くらいなので、BP/CB減らしはちゃんと皿付けてやった方が良かったかも。
BPM231以降の練習はICARUS(SPA)でも出来るので、これはやりたい人はやっても良いかもね程度で。
■ICARUS(SPL)H乱ハード〜ハード勝率上げ
めちゃくちゃ役に立った。
221地帯の10枚皿複合でゴリっと減るので、その手前で手首皿から小指皿に切り替えせざるを得なかった。
その練習に大きく貢献した上に、目線移動・241〜251地帯の目線追従と押し負けない練習にも効いたため超オススメ!
■ICARUS(SPL)と同等〜それ以上にヤバい譜面のクリア狙い
黒イカ自体理不尽で難しい譜面だけど、実は局所的に黒イカよりも難しい譜面は存在するし全編通じて黒イカよりも難しい譜面は存在する。
そいつらに触れて相対的に簡単に感じましょうね作戦。
これもかなり役に立った。
AC:
Χ-DEN(SPA)、Mare Nectaris(SPA)、Sinus Iridum(SPA)のハード狙い&スコア狙い
CS:
卑弥呼(SPL)のハード狙い
MENDES(SPL)のイージー狙い
特に役に立ったのはMare Nectaris(SPA)、MENDES(SPL)だった。
役に立った理由としては
Mare Nectaris(SPA):
認識難かつフィジカル面が要求される譜面だと思う。
この譜面に追いつく・見切れるレベルのクリア&スコア力を付ける事で、黒イカの追いつく・見切る要求スキルにも応用出来た。
MENDES(SPL):
ほぼ全レーンに2連打・3連打が物量とセットで降ってくる。
IIDXでは間違いなく一番難しい譜面で、黒イカでやりがちな連打の配置を吟味するという誤魔化しが効かない。
連打の出来具合がクリアにもろ影響する譜面なのと、連打自体目線を固定してかつ脱力しないと取れない属性だと思う。
3連打を確実に取る&クリア狙いを目指すことで、連打の地力を底上げ出来て黒イカにも繋がったと考えられる。
■高速連打(BPM180〜215)への耐性
これも役に立った。
今後も高速連打が来るかもしれないので今のうちに鍛えておくと良いと思う。
Biometrics Warrior(SPA)S乱、ちょーオススメです。
■ICARUS(SPL)ハード以外の目標設定
これが一番大事だと思う。目標は幾つか持っておいた方が良い。
ゲーセンに来た時に多くの弐寺erは大なり小なり目標もって臨むと思う。
特に黒イカハード狙いする弐寺erは未難1(黒イカ)、もしくは未難2(黒イカ&サムスク†)、未難2以上(黒イカ、サムスク†orそれ以外)の場合が多い。
そういった人々が1本釣りで黒イカハード狙いをするとハード出来なかった時の精神的なダメージが大きいと思う。
なので、筆者は黒イカハードのみならず色々な目標を持って取り組んだ。
具体的には
①黒イカハード
②皿曲の鳥
③Mare Nectaris/Sinus IridumのAA狙い
④☆9の97%狙い
⑤☆11の90%超え
⑥☆12の鳥狙い
⑦☆12未EXH埋め
を設定した。
個人的には黒イカハードしたい時はその日に決めてやるよりは
(1)事前に小さな目標をクリアする→クリアして自信がつく。俺はできるかも?と自己暗示をかける…のサイクルを建てる
(俗に言うスモールステップの原理、自己効力感)
(2)何か目標を狙うにあたってネガティブな情報を反芻しない事が大切。
反芻しないようにするには小さな目標をクリアして作業興奮と自信を付ける
…の2点を心がけるのが大切だと思う。
■ハード前日〜ハード当日のプレー
たぶん参考になると思うので時系列にまとめました。
■ハード前日
黒麺を触ったのと黒イカH乱遊びがメイン。
①MENDES(SPL):H乱イージー
②MENDES(SPL):乱イージー
③ICARUS(SPL):H乱ハード
3回やって3回共にハード。ここで運指切り替えの練習を重ねたり241〜251対策を実施していた。
■ハード当日
幾つか目標設定してゲーセンに来た。来た当初は黒イカハードは全く考えていなかった。
①☆12スコア詰め
②GuNGNiR(SPL)スコア狙い
③皿曲AAA狙い
④Sinus Iridum(SPA)AA狙い、その他☆12スコア狙い
⑤☆12ランセレ&LEGGENDARIAランセレ
⑥Verflucht(SPL)スコア狙い
⑦冥(SPA)ハード勝率上げ
⑧Mare Nectaris(SPA)AA狙い
⑨ICARUS(SPL)触り。ここでハードいけると確信。
⑩ICARUS(SPL)ハード狙い着手。74小節落ち&ハード達成!
■ハード狙いで大切な気付き
ここからは黒イカのハード粘着で得た気付きをまとめてみました。
■メイン2の縦連打は実際より早く押している
黒イカは緑数字の設定上、不可避的にFASTが出やすい。
イメージとしては
頭にあるノーツの叩くタイミング・リズム
↕
実際に叩いているタイミング・リズム
に差が発生する事が多かった。
これが起きると3連打、3連打後の8分軸でミスを嵩みやすくなる。
なので早入りしようと意識しなくても早入りを勝手に行っている事になるので、速度通りのリズムに叩けなくても間に合いやすい。
これを念頭に置いておくとBPM181までの安定感を上げやすくなると思う。
また、ハード狙いでは自ずと力みやすくなる。
連打をきちんと入れる意味でも脱力を意識的に入れてやってみたら安定感が増した。
脱力する事と脱力する場所を決めてあげるのもBPM181以降のミスを減らすのに役に立ったのでオススメする。
■定期的に録画を撮る
録画サービスでもスマホ直撮りでも何でも良いから黒イカの出来具合を確認するのは大切だと思う。
これは黒イカに限らず、他の楽曲にも言える内容だが出来ない小節部分を確認してフィードバックすると次に繋げやすい。
フィードバック方法は色々やり方はあると思うが、個人的には鍵盤・連打・皿の3要素に分解して対策を練るのがやりやすかった。
■ハンクラ動画を聴きすぎない
黒イカには有志の人がメインとバスのハンクラ動画を上げている。
この動画は筆者もお世話になったし、一定水準までは役に立ったと感じている。
しかし気を付けるポイントとしてはハンクラを聞き込みすぎない事である。
ハンクラを聞き込みすぎる事へのデメリットとして「認知している速度と実際に叩く速度に差が生まれてしまう」事が考えられる。
(例.本当はBPM180の3連打なのは頭で分かってるけど実際に叩いているのはBPM222の3連打でBAD誘発してしまう)
これは黒イカのみならず皿曲(SAMURAI-Scramble†、RAGE feat.H14 of LEONAIR、SCREW // owo // SCREW、Plan 8の高速皿が頻出する楽曲)にも言えるが、ハンクラでかなり速く回さなければいけない事をインプットしたけど実際にゲーセンでプレーしたらFASTのGOODが出たりBADが出る…なんてことはないだろうか?
つまりハンクラで聴き込んだ後にはゲーセンのプレーで体感のリズムを正しく校正する事が求められ、回数を重ねる事で精度を上げられる。
個人的にはメインのリズム、歯抜けのタイミングを抑えたらRAG*氏の黒イカFC動画で緑数字の変化を確認するのがオススメである。
この動画では緑数字の変化だけでなく、実際の打鍵音まで分かるので目線移動・リズム叩き込みに何度も見たほうが良いと思う。
■ハード狙いは短期決戦で挑む
IIDXのLIGHTNING MODELにはランダムレーンガチャという機能がある。
300円払ってランダムレーンチケットを獲得し、チケットから配置を選ぶ機能である。
個人的にはランダムレーンガチャを利用してでもハード狙いは出来るだけ短期決戦で臨むのが良いと思う。
ハード狙いで大切なのは集中力であり、その集中力が切れると進めていた場所に進めなかったり道中の精度が悪くなる。
なので、2回8分くらいのPFをやってみてハード見込みがない場合は潔くハード狙いをストップして他の目標・別機種に移行するのが長期的にモチベが続きやすい上に負け癖が付きにくいと思う。
■ハード達成動画〜総括
実際にハードした時の動画がこちら↓
黒イカは理不尽かつ難しい譜面である。
恐らくACの☆12の中でこれほど人間工学の事を考えてないんじゃないかと思うレベルの譜面は無いんじゃないかな。
けれども各要素(連打、鍵盤、皿、ソフラン)ごとに分解して要素ごとの練習を重ねて、練習の成果を適合させる地道なトライをやり続けていけば必ずハード出来る譜面だと思います。
勿論、正規譜面を研究に研究を重ねて突破するアプローチも勿論存在する。座学の極みで突破するか?地力上げのアプローチで突破するか?は各々のプレースタイルに合わせて選択すれば良いと思います。
ハードしてみて実感したのは
「諦めないこと」
「冷静に分析して修正すること」
「対策を組んでトライすること」
…そして最後の最後には「やり通す覚悟」と「自分は出来るという自信」が問われる譜面だと感じました。
未難1まで到達したあなたなら出来る。
今まで過去の自分を何度も乗り越えて上手くなったあなたなら黒イカであっても乗り越えられる。
その先にあるbeatmania IIDXの本当の面白さを掴んで欲しい。
この記事を読んでいただいて何かしらの参考になれば幸いです。
最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございました。
P.S.今後のIIDXに関する記事について
IIDXに関する記事は今後も執筆する予定です。
というのも、現在ライバルさせてもらってるりせさん(@rice_Place)の記事を拝読してモチベーションを頂いたからです。
beatmaniaIIDX、割と武道の考えに上達のヒントが隠されていたり、新宿御苑近くの整体ケアルラにて目から鱗が落ちる話も聞く事が出来ました。
いつかそれらをまとめた記事を出せればと思いますので、ご興味があれば拝読くださいませ。
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