Code InterpreterとGoogle Colabを使った簡単なゲーム作成

2024年2月22日 23:40

Xで流れてきた【AIを使って３分でクイズゲームを作ってみよう】をやってみた

はじめに

今日は驚くべきことに挑戦してみました。「AIを使って3分でクイズゲームを作ってみよう」というプロジェクトです。これは最近Xでながれてきたものです。プログラミングスキルがなくても本当にできるの？ってところを検証してみました。

ChatGPTのCode InterpreterとGoogleのColabを活用して、簡単なクイズゲームを作成することに成功しました。今回の経験は、AIの可能性と初心者でもアクセス可能なプログラミングの世界を垣間見ることができました。

https://twitter.com/shota7180/status/1759871788425850903

クイズの準備(おまけ)

まずはChatGPTに以下のゲームの問題と回答を入力します。
手で文字を打ち込むのが面倒だったのでXで投稿されていたビデオの画像をキャプチャーして、そこから文字を抽出してみました。

ChatGPTを使ってこの画像から文字を抽出してみます。
エラーとなって抽出できませんでした。

もう一度依頼してみました。今度はエラーにはならなかったけど、「憲法」が「受験」になってしまいました。「上記２問が出題されるゲームをCode Interpreterで作成してください。」の部分はきちんと抽出できました。

あなた
受験シミュレーター：初心者向け

問題 1: 受験とは何ですか？

A. 昼間の基本的な法律
B. 市民の日常生活に関する法律
C. 国際間の約束を解決する法律
D. 企業間の取引を規制する法律
正解: A

問題 2: 自由権とは何を保障するものですか？

A. 経済活動の自由
B. 個人の自由と基本的人権
C. 国家の自由
D. 教育を受ける権利
正解: B

上記２問が出題されるゲームをCode Interpreterで作成してください。

画像の読み込みはGoogleでしょ！Google Lensとかもあるし。

ということでGemini(旧Bard)で画像から文章を読み取って抽出してみました。
正確に読み取ってくれました。さすがGoogleですね！
ただし、問題は２問だけなのに追加で８問作ってくれました。

クイズゲームの作成

こちらの問題を使ってクイズゲームを作っていきます。

問題１：憲法とは何ですか？
A. 国の基本的な法律
B. 市民の日常生活に関する法律
C. 国際間の紛争を解決する法律
D. 企業間の取引を規制する法律
正解：A
問題２：自由権とは何を保障するものですか？
A. 経済活動の自由
B. 個人の自由と基本的人権
C. 国家の自由
D. 教育を受ける権利
正解：B

上記２問が出題されるゲームをCode Interpreterで作成してください。

ChatGPTによるコードの作成

ここからChatGPTの出番です。
以下のようにゲームを作ってくれという依頼をしてみました。

なんかPythonでコード作ってくれてます。

def main():
    questions = [
        {
            "question": "憲法とは何ですか？",
            "choices": [
                "A. 国の基本的な法律",
                "B. 市民の日常生活に関する法律",
                "C. 国際間の紛争を解決する法律",
                "D. 企業間の取引を規制する法律"
            ],
            "answer": "A"
        },
        {
            "question": "自由権とは何を保障するものですか？",
            "choices": [
                "A. 経済活動の自由",
                "B. 個人の自由と基本的人権",
                "C. 国家の自由",
                "D. 教育を受ける権利"
            ],
            "answer": "B"
        }
    ]
    
    score = 0
    for q in questions:
        print(q["question"])
        for choice in q["choices"]:
            print(choice)
        user_answer = input("あなたの答えを選んでください（A、B、C、またはD）: ").upper()
        if user_answer == q["answer"]:
            print("正解です！")
            score += 1
        else:
            print(f"残念、不正解です。正解は {q['answer']} です。")
        print("\n")  # 質問間に空行を入れる
    
    print(f"クイズ終了！あなたのスコアは {score}/{len(questions)} です。")

if __name__ == "__main__":
    main()

Google Colabを使用してコードを実行する

次にColabを使用して上記のコードを実行してみます。
まず、Colabへアクセスします。
https://colab.research.google.com/notebooks/intro.ipynb

コードを実行するためにはログインが必要です。
画面右上の「ログイン」ボタンを押して自分のGoogleアカウントでログインします。

以下はログインした状態です。右上の「ログイン」ボタンが自分のGoogleのアカウントのアイコンに変わります。

作成したコードを実行するためにノートブックを作成します。
「ファイル」>「ノートブックを新規作成」

ここにさきほどChatGPTで作成したコードを貼り付けます。

左上の三角マークをクリックすると、プログラムが実行されます。
まず、クイズの１問目が出題されます。
回答を入れると答えを判定してくれます。
次にクイズの２問目が出題されます。
最後にスコアが表示されて終了です。

これで終わりです。思ったより簡単だと思いませんか？

終わりに

今回Colabを使うのは初めてだったということもあり、さすがに3分は厳しかったですが、10分未満でクイズゲームを作成することができたのは、間違いなくChatGPTとGoogle Colabのおかげです。今回はすごく簡単なクイズゲームでしたが、この経験は、AIがどれだけ私たちの学習プロセスを加速させるかを実感させてくれました。AIのガイダンスを受けながらも、自分の手でコードを書き、動かす喜びを味わうことができたのは、非常に刺激的でした。この記事を通じて、初心者でもAIを活用して何か新しいことに挑戦できることをお伝えしたいと思います。未来はAIと共に。AIは私たちの想像力と創造力を次のレベルへと押し上げてくれるでしょう。