趣味その3英語
趣味、英語。趣味の1つ。これっぽっちも活用できていない、ただの趣味。
英語に興味を持った中学生の私は、英語の先生に憧れ、英語の先生になりたかった。当時の夢は英語の先生だった。
英語が好きなのか、海外ドラマが好きなのか、鶏が先か卵が先かといったレベル。
英語を使って誰かと会話したいのではなく、海外ドラマで繰り広げられる会話や世界観を自分なりに理解するためのツールとして英語を自分のものにしたいのだ。
私の暮らす町は、北海道の豪雪地帯でスキーリゾートとして海外資本が絶賛開発中(ここまで書けばどこかわかりますよね…)で、スキー場周辺は外国人観光客及び労働者で溢れかえっていて、異国の地と化している。ここは日本で、日本人なのにパスポートの提示を求められるところもあると聞いたことがあるほどだ。(この話はスキー場周辺の話なので、私の暮らす町中の話ではない)
国際色豊かなこの地で、英語を身につけようという動きもあり、町自体も英語学習に力を入れている。
英語に興味があるし、せっかくだから英語をしっかり勉強したいと思っていたところ、地元では珍しいタイプの英語学校ができた話を友達が教えてくれた。外国人の先生が、授業中は全て英語。日本語を話してはいけない。希望者は、ケンブリッジ英語検定を受けられるのだ。
当時の私は、ケンブリッジ英語検定を知らなかったが、世界共通の国際テストがこんな田舎で受けられるなんて貴重な機会だ!!さらに、ここでまた私の資格マニアが発揮され、資格取得できるなら、これを目標に勉強しようと私はこの学校で英語を勉強することにした。
1年目にKET(現在は名称変更となり、A2)、2年目にギリギリセーフでPET(B1)を取得できた。3年目は、なんとか通ったのだが、母の病気が発覚し、入院、手術、化学療法のための通院などなどと並行しての英語学習だった。母のことで毎日めまぐるしかったので、週1で通うということだけが精いっぱいだった。これ以上通い続けても、私の英語力向上が期待できなかったので英語学校通いは3年で終了。B1までの英語力をひとまずは手に入れることができたので、とりあえず目標は達成できた。
残念ながら、今の私は海外ドラマや映画を字幕なしで自力で見る力は十分ではない。海外ドラマを見ることは日課としているし、英語学習に対するアンテナは常に張っている。幸い、今は本当に恵まれている環境で、ネットさえあれば、家にいながら英語を学ぶことは簡単だ。英語学習に関する有益な情報だって、いろんな人たちが教えてくれる。これからも自分のペースで英語は続けて行こうと思う。これはもう趣味、ライフワークだ。
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