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【無限シラユキ】2023.07ver
その名前の通り、「無限」に《妖精伝姫-シラユキ》②効果を使用するデッキです。そのために、「除外された場合に効果を発動するモンスター」の効果等を利用して、墓地コストをまかないます。
状況さえ整えば、まったくリソースを減らすことなく動くことができ、毎ターン何枚もの除去や妨害を構えることができるため、非常に強力です。なお、今回の構築では、非常に高い確率で毎ターン4妨害を作ることが可能です。
以前にも同様のデッキ記事を投稿しましたが、新カードの登場によって大きく構築や動きが変わったため、改めてご紹介します。
1. デッキレシピ
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モンスター(20枚)
1×《黒魔女ディアベルスター》
1×《亡龍の戦慄-デストルドー》
1×《ジャイアント・レックス》
1×《ネメシス・コリドー》
3×《妖精伝姫-シラユキ》
1×《ティアラメンツ・シェイレーン》
1×《覇王眷竜ダークヴルム》
3×《混沌のヴァルキリア》
1×《ヘルカイトプテラ》
1×《ネメシス・アンブレラ》
1×《レボリューション・シンクロン》
1×《ネメシス・フラッグ》
1×《異次元の偵察機》
1×《ネメシス・キーストーン》
1×《ジェット・シンクロン》
1×《グローアップ・バルブ》
魔法(20枚)
1×《融合》
3×《化石調査》
1×《手札抹殺》
1×《テラ・フォーミング》
1×《封印の黄金櫃》
1×《おろかな埋葬》
3×《調律》
1×《原罪宝-スネークアイ》
1×《盆回し》
2×《“罪宝狩りの悪魔”》
1×《竜の渓谷》
3×《チキンレース》
1×《壱世壊=ペルレイノ》
エクストラデッキ(15枚)
1×《ガーディアン・キマイラ》
1×《マグナム・ザ・リリーバー》
1×《ヘルホーンドザウルス》
1×《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
1×《ゼラの天使》
1×《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
1×《シューティング・ライザー・ドラゴン》
1×《天霆號アーゼウス》
1×《真血公ヴァンパイア》
1×《御影志士》
1×《ダイガスタ・エメラル》
1×《ヘルフレイムバンシー》
1×《S:Pリトルナイト》
1×《スプライト・スプリンド》
1×《I:Pマスカレーナ》
2. コンセプト
このデッキのコンセプトは、以下の二つです。
1. 「除外された場合に効果が発動するモンスター」を複数枚手札・フィールド・墓地に用意して、毎ターン《妖精伝姫-シラユキ》②効果が使用できる状況を作る。
2. 「除外された場合に効果が発動するモンスター」を除外して、それぞれの効果を利用して手札・フィールドを増やし、強力なエクシーズモンスターやリンクモンスターを展開する。
いずれも、墓地に《妖精伝姫-シラユキ》を、手札・フィールド・墓地に「除外された場合に効果が発動するモンスター」を条件としています。
そのため、様々なカードを利用して、墓地に《妖精伝姫-シラユキ》を、手札・フィールド・墓地に「除外された場合に効果が発動するモンスター」を揃えることを目指します。
このデッキの「除外された場合に効果が発動するモンスター」は、以下の通りになります。
これらのモンスターを特殊召喚し、エクシーズ素材またはリンク素材にすることで、除去や妨害を用意することができます。毎ターンこの動きを行うことによって、毎ターン除去や妨害を用意することができます。
ただし、毎ターン同様の動きを行うためには、使用したEXデッキのモンスターを墓地・除外ゾーンからEXデッキに戻す必要があります。そのために、「ネメシス」モンスター①効果や《ダイガスタ・エメラル》①効果で、墓地・除外ゾーンのモンスターをEXデッキに戻して、再利用します。
以下は、このデッキの展開例です。
【無限シラユキ】基本展開
— りゅうか@アイダ (@leucard) July 30, 2023
note用 pic.twitter.com/lRCkGDzlnn
1. 《妖精伝姫-シラユキ》②効果で、《ジャイアント・レックス》《ヘルカイトプテラ》を含む七枚のカードを除外して自身を特殊召喚する。
2. 除外された《ジャイアント・レックス》②効果および《ヘルカイトプテラ》③効果で、それぞれを特殊召喚する。
3. 《ジャイアント・レックス》《ヘルカイトプテラ》で《ヘルフレイムバンシー》をエクシーズ召喚する。
4. 《ヘルフレイムバンシー》①効果で、《ネメシス・フラッグ》を手札に加える。
5. 《ネメシス・フラッグ》①効果で、自身を特殊召喚する。
6. 《ネメシス・フラッグ》②効果で、《ネメシス・コリドー》を手札に加える。
7. 《ネメシス・フラッグ》《ヘルフレイムバンシー》で、《スプライト・スプリンド》をリンク召喚する。
8. 《ネメシス・コリドー》①効果で、自身を特殊召喚する。
9. 《妖精伝姫-シラユキ》《ネメシス・コリドー》で、《御影志士》をエクシーズ召喚する。
10. 《御影志士》①効果で、《ネメシス・キーストーン》を手札に加える。
11. 《ネメシス・キーストーン》①効果で、自身を特殊召喚する。
12. 手札から何らかのモンスターを召喚する。(動画では、代わりにあらかじめ《異次元の偵察機》が場にある状態で始めました。)
13. 《ネメシス・キーストーン》と手札から召喚したモンスターで、《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚する。
(ここでターンエンド)
14. 相手ターンに、《妖精伝姫-シラユキ》②効果で、自身を特殊召喚する。
15. 相手ターンに、《妖精伝姫-シラユキ》①効果で、相手モンスター1体を裏側守備表示にする。
16. 相手ターンに、《I:Pマスカレーナ》①効果で、《I:Pマスカレーナ》《妖精伝姫-シラユキ》で《S:Pリトルナイト》をリンク召喚する。
16. 相手ターンに、《S:Pリトルナイト》①効果で、相手モンスター1体を除外する。
18. 相手ターンに、《S:Pリトルナイト》②効果で、相手モンスター1体と自身を除外する。
29. 相手ターンに、相手の特殊召喚に反応して、《スプライト・スプリンド》②効果で《御影志士》の素材を取り除いて相手モンスター1体を手札に戻す。
このように、墓地と《妖精伝姫-シラユキ》だけで、4妨害を用意することが可能です。また、次ターン以降も同様の動きができ、先攻1ターン目以外であれば《天霆號アーゼウス》を追加することもできるため、最大で毎ターン5妨害を用意することが可能です。
3. 構築方針
コンセプトを達成するためには、以下の条件をクリアする必要があります。
1. 墓地に《妖精伝姫-シラユキ》を用意する。
2. 手札・フィールド・墓地に「除外された場合に効果が発動するモンスター」を用意する。(すべて必要なわけではないが、多ければ多いほど良い)
いずれも、対象のカードが墓地にあればよく、必ずしも手札・フィールドにある必要はありません。
そのため、「墓地肥やし」をするだけで、条件を達成することができます。
この際、「墓地肥やし」のためのカードの選別に当たって、以下の条件を基準にしました。
1. 極力召喚権を使わないこと。
2. 極力「1ターンに1度」の制約に抵触しないこと。
なぜなら、このデッキでは、1ターン目に手札を使い切ることが望ましいからです。
このデッキは、墓地さえあれば動くことが可能で、手札は必要ありません。そのため、手札を全て使い切ってでも墓地肥やしに注力するべきです。
そのためには、「召喚権被り」「1ターンに1度の制約への抵触」などで、手札を使い切られないということが起きないようにするべきです。
幸い、昨今では強力な墓地肥やしの方法が多数登場しているため、多くの種類のカードを採用することで、これらの制約に抵触しないデッキを構築することが可能になっています。
(やたらとピン積みが多いのはこれが理由です)
(一部例外がありますが、後述します)
以前の構築では、「墓地肥やし」のためのカードとして「未界域」モンスターを採用していましたが、「未界域」モンスターにはランダム要素が含まれるため、正直言ってあまり好みではありませんでした。今回、「未界域」モンスターに頼らずとも「墓地肥やし」をすることができるようになって、改めてカードパワーのインフレを思い知らされます。
また、今回の構築では、以前の構築と比べて「除外された場合に効果が発動するモンスター」の枚数が減っています。
これは、「ネメシス」モンスターの加入によって、「除外された場合に効果が発動するモンスター」の枚数を減らしても《妖精伝姫-シラユキ》②効果のコストがまかなえるようになったからです。
そもそも、「除外された場合に効果が発動するモンスター」は、単体では効果を使用することができず、あまり強いカードではありません。元々枚数を絞ることが望ましいと考えていたのですが、それが「ネメシス」モンスターの加入によって叶ったということになります。
4. 各カード解説
4.1 デッキのキーカード
《妖精伝姫-シラユキ》
このデッキのエースモンスターです。このデッキは、このモンスターを使うためのデッキと言っても過言ではありません。
②効果の除外コストを利用して、様々なことに応用します。
とにかく早く引き込みたい点、除外されてしまったら厳しい点などを踏まえて、3枚投入しています。
除外される場合を考えて、できるだけ2枚以上墓地に置いておくことを意識してプレイします。
墓地に落とす方法が少ないため、結構無理な方法で墓地に落とします(後述)。
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《ジャイアント・レックス》《ヘルカイトプテラ》
いずれも、「除外された場合に発動する効果」を持つ、このデッキのキーカードの1枚です。
除外された場合に特殊召喚される効果を持ち、かつ《妖精伝姫-シラユキ》と共にR4エクシーズを作ることができるため、非常に重要度が高いです。
そのため、《封印の黄金櫃》《おろかな埋葬》等を使用する際も、《妖精伝姫-シラユキ》に次いで優先してこれらのカードをサーチします。
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《異次元の偵察機》
「除外された場合に発動する効果」を持つ、このデッキのキーカードの1枚です。
除外された場合に特殊召喚される効果を持ちますが、特殊召喚されるタイミングがエンドフェイズであり、シンクロ・エクシーズにも使いづらいレベルのため、優先度はあまり高くありません。
ただし、このカードにしかない魅力として、《スプライト・スプリンド》で墓地に落とせるという利点があります。《スプライト・スプリンド》は、展開の途中でリンク召喚することができるため、非常に容易にこのカードを墓地に落とすことができます。ていうかスプリンドがなかったら入れてないです。 ちなみに、WORLD PREMIERE PACK 2023の発売以降は、この枠は《ゴーティスの灯ペイシス》または《ゴーティスの妖精シフ》になります。
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《ネメシス・キーストーン》
「除外された場合に発動する効果」を持つ、このデッキのキーカードの1枚です。
「除外された場合に発動する効果」自体は、自身を手札に戻す効果ですが、①効果を使えば、自身を特殊召喚することができます。このデッキでは、星1は使いづらいですが、リンク召喚の素材としては利用できます。
《御影志士》でサーチが可能です。
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《ゼラの天使》
「除外された場合に発動する効果」を持つ、このデッキのキーカードの1枚です。
星8シンクロを出しやすい構築にしたため、《混沌魔龍 カオス・ルーラー》に次ぐシンクロ先の候補として投入しました。正直、無くても回りますし、無理して出す程のものではないです。《真血公ヴァンパイア》のエクシーズ素材にすることが多いです。
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《ネメシス・コリドー》《ネメシス・アンブレラ》《ネメシス・フラッグ》
今回の構築の要となる「ネメシス」モンスターたちです。これらのカードのお陰で、「除外された場合に効果が発動するモンスター」が少なくてもデッキが回るようになりました。
《ヘルフレイムバンシー》から《ネメシス・フラッグ》をサーチする動きが強力で、「ネメシス」モンスターを手札・フィールド・墓地に増やして《妖精伝姫-シラユキ》②効果のコストをまかなうだけではなく、《スプライト・スプリンド》をリンク召喚しながら再びフィールドに星4モンスターを特殊召喚するなど、恐ろしい程の噛み合いを見せます。
1. 何らかのモンスターで《ヘルフレイムバンシー》をリンク召喚する。
2. 《ヘルフレイムバンシー》①効果で、《ネメシス・フラッグ》を手札に加える。
3. 《ネメシス・フラッグ》①効果で、自身を特殊召喚する。
4. 《ネメシス・フラッグ》②効果で、《ネメシス・コリドー》を手札に加える。
5. 《ヘルフレイムバンシー》《ネメシス・フラッグ》で、《スプライト・スプリンド》をリンク召喚する。
6. 《スプライト・スプリンド》①効果で、《異次元の偵察機》を墓地に送る。
7. 《ネメシス・コリドー》①効果で、自身を特殊召喚する。
この時、《ネメシス・コリドー》あるいは《ネメシス・アンブレラ》が墓地に落ちていた場合は、更に展開が伸びることになります。
《ネメシス・コリドー》が墓地に落ちていた場合
1. 《ネメシス・フラッグ》②効果で、《ネメシス・アンブレラ》を手札に加える。
2. 《ネメシス・アンブレラ》①効果で、自身を特殊召喚する。
3. 《ネメシス・アンブレラ》②効果で、墓地の《ネメシス・コリドー》を手札に加える。
4. 《ネメシス・コリドー》①効果で、自身を特殊召喚する。
《ネメシス・アンブレラ》が墓地に落ちていた場合
1. あらかじめ《妖精伝姫-シラユキ》②効果のコストとして《ネメシス・アンブレラ》を除外しておく
2. 《ネメシス・フラッグ》②効果で、《ネメシス・コリドー》を手札に加える。
3. 《ネメシス・コリドー》①効果で、自身を特殊召喚する。
4. 《ネメシス・コリドー》②効果で、除外ゾーンの《ネメシス・アンブレラ》を手札に加える。
5. 《ネメシス・アンブレラ》①効果で、自身を特殊召喚する。
また、余裕がある場合は、《ネメシス・コリドー》あるいは《ネメシス・アンブレラ》を使わずに手札に残しておくことで、次ターン以降も「ネメシス」モンスターを展開することができるため、強力です。
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《ダイガスタ・エメラル》
①効果により、墓地のカード3枚をデッキに戻すことができます。
このデッキでは、再利用したいEXデッキのモンスターを戻すために使うことが多く、これにより「無限」に戦ってゆくことができます。
以前の構築では、2枚目の《ダイガスタ・エメラル》で1枚目の《ダイガスタ・エメラル》を戻す必要があったため2枚投入していましたが、「ネメシス」モンスターの加入により、その必要がなくなったため、1枚のみの採用になっています。
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4.2 墓地肥やし要員
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》
最強の墓地肥やし要員です。
元々存在していたカードですが、最近のカードによって非常に出しやすくなったため、投入しました。墓地肥やしだけではなく、R8エクシーズの素材にしたり、《混沌のヴァルキリア》を除外したりすることもできるため、非常に有用です。
どうしても《妖精伝姫-シラユキ》が引けない場合に、以下のような動きをすることが多いです。
1. 《混沌魔龍 カオス・ルーラー》《混沌のヴァルキリア》で《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚する。
2. 墓地の《混沌魔龍 カオス・ルーラー》②効果で、墓地の《混沌のヴァルキリア》を含む2枚を除外して自身を特殊召喚する。
3. 《混沌のヴァルキリア》②効果で、《妖精伝姫-シラユキ》を墓地に送る。
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《黒魔女ディアベルスター》《ジェット・シンクロン》《原罪宝-スネークアイ》《“罪宝狩りの悪魔”》
星8シンクロを出すための出張セットです。手札消費は激しいですが、召喚権を使わずに星8シンクロを出すことが可能です。
このデッキは、墓地で発動する効果を持つカードが多いため、手札消費の荒さはある程度は許容範囲です。
また、このデッキにはフィールド魔法が多く投入されているため、それらを《黒魔女ディアベルスター》《原罪宝-スネークアイ》それぞれの①効果のコストにでき、相性が良いです。
先程、「1ターンに1度の制約に抵触しないように構築している」と述べましたが、《“罪宝狩りの悪魔”》は2枚被ったとしても《黒魔女ディアベルスター》①効果のコストとして捨てることができるため、例外として2枚投入しています。
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《亡龍の戦慄-デストルドー》《レボリューション・シンクロン》《グローアップ・バルブ》
上記以外の、このデッキのチューナーです。
《亡龍の戦慄-デストルドー》は《竜の渓谷》で墓地に送りやすい点、《レボリューション・シンクロン》は1枚で星7シンクロと星8シンクロを出すことができる点が強力です。
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《ティアラメンツ・シェイレーン》
手札を墓地に送りながら、召喚権を使わずにフィールドに星4モンスターを出し、更にデッキのカードを3枚墓地に送ることができる強力なカードです。
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《混沌のヴァルキリア》
手札から特殊召喚が可能で、かつ墓地肥やしの効果も持つ非常に強力なカードです。《妖精伝姫-シラユキ》をサーチして墓地に送る方法が貴重なため、このカードに頼らざるを得ない場面が多々発生します。
ただし、このカードの②効果で墓地に送ったカードはそのターン効果を発動できないため、このカードで《妖精伝姫-シラユキ》を墓地に送ることは最終手段です。
また、既に墓地に《妖精伝姫-シラユキ》がある場合は、2枚目の《混沌のヴァルキリア》を墓地に送ることで、墓地の枚数を減らさずに《妖精伝姫-シラユキ》②効果の除外コストをまかなうことができます。
「1ターンに1度」に抵触してしまうこともありますが、あまりにも強力で、可能な限り引きたいため、例外として3枚投入しています。
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《化石調査》《調律》
前者は《ジャイアント・レックス》《ヘルカイトプテラ》を、後者は《レボリューション・シンクロン》《ジェット・シンクロン》を手札に加えることができます。どのサーチ先も非常に強力なカードのため、これらのサーチカードも3枚投入しています。なお、古いカードのため「1ターンに1度」はありません。
サーチ先が2枚ずつに対してサーチカードが3枚ずつ入っており、デッキからサーチ先がなくなる可能性も大いにありますが、その場合は「ネメシス」モンスター①効果や《ダイガスタ・エメラル》①効果でサーチ先をデッキに戻すことで再び発動できるようになります。どうしてサーチしたいカードをわざわざデッキに戻しているのかは分かりません。
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《手札抹殺》
敵に塩を送る可能性もありますが、非常に強力な墓地肥やしカードです。
このデッキは、カジュアルで使用することを想定しているため、そもそも毎ターン4妨害はオーバーパワーです。そのため、多少敵に塩を送ることになっても、十分に勝ち切られると考えて採用しています。カジュアルで《ティアラメンツ・ルルカロス》が出てきたら負けでいいですって言って良いと思います。
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《封印の黄金櫃》
非常に強力な墓地肥やしカードです。
《混沌のヴァルキリア》を除外すれば、《混沌のヴァルキリア》②効果で《妖精伝姫-シラユキ》を墓地に送ることができ、《ジャイアント・レックス》《ヘルカイトプテラ》を除外すれば、それぞれの効果でフィールドに星4モンスターを特殊召喚することができます。
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《おろかな埋葬》
言わずとしれた墓地肥やしカードです。
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《シューティング・ライザー・ドラゴン》
デッキから任意のモンスターを墓地に送る効果を持ちます。
このデッキでは、デッキから任意のモンスターを墓地に送る効果は非常に貴重なため、どうしても墓地に送りたいモンスターがある場合に重宝します。また、《亡龍の戦慄-デストルドー》と非チューナーさえあれば簡単にシンクロ召喚が可能な点も強力です。
ただし、このカードの①効果で墓地に送ったカードはそのターン効果を発動できないため、この効果で墓地に送ることは最終手段です。
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《真血公ヴァンパイア》
最高にカッコイイくせにやることが墓地肥やしとかいう何とも微妙なカードです。
《マグナム・ザ・リリーバー》《混沌魔龍 カオス・ルーラー》《ゼラの天使》を素材にエクシーズ召喚します。これらのモンスターはいずれも簡単に用意できるため、エクシーズ召喚の機会はそれなりに多いです。
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《御影志士》《ヘルフレイムバンシー》
前者は《ネメシス・キーストーン》を、後者は《ネメシス・フラッグ》を手札に加えることができます。詳しいことは、《ネメシス・キーストーン》と《ネメシス・フラッグ》の項目で説明しています。
なお、《ヘルフレイムバンシー》②効果はこのデッキと相性が良いように見えますが、《ネメシス・フラッグ》が場に残ることがまずないため、使ったことはありません。
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《スプライト・スプリンド》
《ネメシス・フラッグ》を素材としてリンク召喚して、《異次元の偵察機》を墓地に送るために使用します。
《異次元の偵察機》を墓地に送った後も、②効果で妨害が可能です。そのため、《異次元の偵察機》がデッキにないときでもリンク召喚することがあります。
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4.3 フィールド魔法関連
《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》
フィールド魔法を貼り替える効果を持つ、非常に強力なカードです。
基本的には、《レボリューション・シンクロン》で《混沌魔龍 カオス・ルーラー》をシンクロ召喚する場合の経由先としての使い道になります。ただの経由先ではありますが、ついででフィールド魔法を貼り替えてアドバンテージを取ることができる点は強力です。
どうして帰ってきたんだ
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《チキンレース》
デッキを圧縮するカードです。
このデッキは、《妖精伝姫-シラユキ》②効果のコストをいかにまかなうかという点が重要なため、アドバンテージを消費することなく公開領域のカード枚数を増やすことのできるこのカードが有用です。
また、このカードを《原罪宝-スネークアイ》①効果のコストにしたり、このカードがフィールドにあることで《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》②効果の条件を満たしたりすることができるため、ただの1ドローに終わらない意味を持ちます。
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《壱世壊=ペルレイノ》
《ティアラメンツ・シェイレーン》をサーチすることができるフィールド魔法です。
また、このデッキには融合モンスターも入っているため、②効果も有用です。
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《竜の渓谷》《覇王眷竜ダークヴルム》
主に《亡龍の戦慄-デストルドー》を墓地に送るために使います。《覇王眷竜ダークヴルム》はあまり使わないです。
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《テラ・フォーミング》《盆回し》
フィールド魔法をサーチすることができるカードです。
《盆回し》は、墓地のフィールド魔法の枚数を大きく増やすことができ、《妖精伝姫-シラユキ》②効果のコストをまかなうために有用という利点を持ちますが、《エンシェント・フェアリー・ドラゴン》②効果との相性が少し悪いという欠点を持ちます。
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《ヘルホーンドザウルス》
①効果により、デッキ・墓地から直接フィールド魔法を置くことができます。《チキンレース》を置いて単純に手札を増やすだけでも有用です。なお、この際《壱世壊=ペルレイノ》①効果は発動できない点には、注意が必要です。
《ヘルカイトプテラ》と、《亡龍の戦慄-デストルドー》《ジャイアント・レックス》《覇王眷竜ダークヴルム》《混沌魔龍 カオス・ルーラー》辺りで融合することが多いです。
また、星6のため、《ジェット・シンクロン》《グローアップ・バルブ》を使って星7星8シンクロに繋げることもできます。
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4.4 その他のカード
《融合》
融合カードです。《ヘルカイトプテラ》のサーチ先として入っています。
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《ガーディアン・キマイラ》
主に後手用のカードです。嘘でも後手でも戦えるって言いたかった。
また、このデッキが回った場合、手札もフィールドも余りがちになるため、それらを利用して簡単にこのカードを融合することができます。
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《マグナム・ザ・リリーバー》
要らないフィールドのモンスターと手札のモンスターを融合して、1ドローに変換することができるカードです。
たまに《真血公ヴァンパイア》のエクシーズ素材になります。
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《天霆號アーゼウス》
使い終わったエクシーズモンスターを素材に、妨害を用意することができます。
このデッキでは、効果を使わった《御影志士》《ダイガスタ・エメラル》
が場に残っていることが多く、簡単にこのカードをエクシーズ召喚することができます。
また、《妖精伝姫-シラユキ》で守備表示にしたモンスターを攻撃することができるため、攻撃力の低いエクシーズモンスターでも積極的にバトルに参加できます。
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《S:Pリトルナイト》《I:Pマスカレーナ》
このデッキの妨害です。
このデッキでは、《異次元の偵察機》《ネメシス・キーストーン》というようなモンスターを消費なしで展開することができるため、これらのリンクモンスターを非常に簡単にリンク召喚することができます。
《I:Pマスカレーナ》をリンク召喚して、ターンを返すことで、《I:Pマスカレーナ》①効果で、相手ターンに《S:Pリトルナイト》をリンク召喚することができ、《S:Pリトルナイト》①効果②効果を使用することができます。
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5. 採用を見送ったカード
《ヴィサス=サンサーラ》
1枚から星8シンクロモンスターをシンクロ召喚できるカードです。
召喚権を消費すること、EXデッキを圧迫すること、引きたくないカードを大量にデッキに入れなければならないこと、そもそも星8シンクロモンスターを出す方法が事足りていることなどを理由に、採用を見送りました。
ただし、フィールド魔法を使うデッキである以上、《肆世壊=ライフォビア》を使うところは相性が良いため、以降も検討の余地はあると思います。
《混沌魔龍 カオス・ルーラー》がターン1じゃなければ入ってた。 あんなもんターン1じゃないワケないだろ。
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《No-P.U.N.K.セアミン》
《ヴィサス=サンサーラ》同様に、1枚から星8シンクロモンスターをシンクロ召喚できるカードです。
やはり、召喚権を消費すること、EXデッキを圧迫すること、引きたくないカードを大量にデッキに入れなければならないこと、そもそも星8シンクロモンスターを出す方法が事足りていることなどを理由に、採用を見送りました。
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《古衛兵アギド》《古尖兵ケルベク》
ランクマッチで見飽きた。
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《超雷龍-サンダー・ドラゴン》
《ネメシス・コリドー》①効果を使用したターンに、《ネメシス・コリドー》《スプライト・スプリンド》を素材に融合することができます。
今回は、EXデッキを圧迫することから採用を見送りました。
ていうかカジュアルで4妨害の上にこんなん置いたらグーパンされる。
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《カオス・アンヘル-混沌の双翼-》
EXデッキを圧迫することから採用を見送りました。
《ゴーティスの灯ペイシス》《ゴーティスの妖精シフ》ではなく《異次元の偵察機》を採用する理由になるから入れたかったんですけど。
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《厄災の星ティ・フォン》
EXデッキを圧迫することから採用を見送りました。
今回採用を見送ったカードの中では、一番検討に値するカードだと思います。
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《成金ゴブリン》
《チキンレース》同様のメリットがありますが、《チキンレース》のほうがフィールド魔法であるメリットが大きいこと、メインデッキを圧迫することから採用を見送りました。
以前までは、これを採用していたこともあったため、今でも十分に検討に値するカードだと思います。
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おわりに
「【無限シラユキ】2023.07ver」ということで、以前紹介したデッキの現代版リメイクになります。
以前から、1年ほどしか経過していないのですが、デッキの内容は随分と変わりました。特に、《ヘルフレイムバンシー》の登場が大きく、まさか《ダイガスタ・エメラル》が1枚になる日が来るとは思ってもいませんでした。また、《ヘルカイトプテラ》の登場も大きく、融合ギミックやフィールド魔法ギミックを取り入れるなど、デッキの動き自体が大きく変わりました。(代わりに、《水晶機巧-ハリファイバー》《ユニオン・キャリアー》を失いましたが……)
また、デッキの内容が大きく変わるにつれ、以前は採用を見送っていた《異次元の偵察機》《ゼラの天使》が再び採用されることになった点も驚きです。もともと、この2枚(と《妖精伝姫-シラユキ》)が使いたくて組んだデッキだったため、これは嬉しい誤算です。(代わりに、《背護衛》《アルグールマゼラ》が消えましたが……)
このデッキは、ここまで大きくデッキの内容が変わるほどに、様々な新規カードを取り入れることができるデッキです。それは、つまり色々なカードが登場する度に、構築の変更を検討することができるということです。私は、遊戯王独自の面白さのひとつとして、こういうオリジナリティのあるデッキを組むことができるという点があると思っているので、こういうデッキを組むことができて、とても楽しいです。
まあ1年間通常パックに1枚たりとも登場しなかったアンデット族よりは考察の余地があるよね。