いつか「夢」を掴むあなたへ
昨日、ようやく蓮ノ空の活動記録の15話を見ました。自分でもびっくりするぐらいに号泣して、何か言葉にしたい想いが溢れてきて、昨日から自分の感情を半分くらい蓮ノ空に持っていかれるような感覚で生きています。
それは無理して言葉にしなくて良いかなとも思いつつ、やっぱり「このままじゃいけないなー」っていう思いが募りまして、結果的に自分の気持ちを整理しておきたいのと、これだけ蓮ノ空の「物語」に気持ちを引っ張られたその事実をちゃんと記録しておきたくて、ブログを書いています。
いきなり結論的なことを書いてしまいますが、僕、やっぱり梢センパイが好きなんですよね。これだけは間違いないって思ってます。
ビジュアルが好きとか、可愛いからとかそういう細かい理由は挙げたらキリがないんですけど、そことはまた違う感覚が生まれたから、改めて好きなんだなって実感しました。言うなら、それは梢センパイの姿に、その気持ちに自分を重ねたくなる感覚なのだと思います。そして、そんな感覚が昨日活動記録を受け取った中で芽生えて、新しい自分の「好き」という感情に結びついたのだとも思っています。
そう感じた理由を少しでも覚えておくために、活動記録15話の中で自分の気持ちが大きく動いたポイントを書いておきます。
まず、パート1〜6の中で「スクールアイドルクラブの部長として今こそ私がしっかりしなければ」と誰よりも強くあろうとしたその姿勢です。ラブライブの決勝で負けた事実を受け止められない子もいれば、負けた悔しさで何か行動を起こしたり、もはやそこすら頭に無いくらい放心してしまったりと、初めての敗北にそれぞれが戸惑う姿がありました。でも、そんな中でも彼女は、それぞれの気持ちをそっと寄り添う優しさを見せたり、その子が欲しいと思っているであろう言葉を的確に届けたりと、まさにスクールアイドルクラブの部長だからこそできる行動に、確かな強さと温かさに満ちた想いを感じました。
思えば、そんな彼女の強さの中には、かつて綴理との衝突の中で思い出した、「このスクールアイドルクラブを守りたい」という想いが支えていたのかもしれません。いや、そうだと思います。だから、今ここで自分が敗北の嫌な雰囲気に流されないという部長としての強さを加速させていたのかなとも思っています。
でも、そんな強さもいつまでも長続きしなかったんですよね。パート6までは負けをしっかり受け止めて、誰よりも強くあろうとした部長としての梢センパイだったのに、パート7でその気持ちが一変したのが、やっぱり衝撃的で。そのギャップというか、強さの裏に隠れていた本当の「弱さ」をぶつけられたからこその衝撃だったと思います。
加えて、そこに「痛み」に似た何かを感じたのは、彼女が今までの自分の歩みを否定したからです。せっかくここまで頑張ってきたのに、自分は大事な場面でまた結果を残すことができなかった。だから、私には何も無いのだと涙ながらに打ち明けた想いは、見ていて正直めちゃくちゃに辛かったです。なぜなら、かつて彼女が自分にとってスクールアイドルとしてできることはここまで歩いてきたその「軌跡」を見せることだけと語っていたから。そんな風にこれまでの「私」を否定してしまったら、スクールアイドルとして歩んできた時間は何もなかったことになってしまう。
当然、僕は梢センパイではないけれど、彼女がこの活動記録の中で、スクールアイドルとして輝いてきた時間を知っているんですよ。花帆ちゃんと出会って、スリーズブーケを結成して、毎月のようにライブの中で新しい楽曲を、そして、活動記録を通じて新しい私と出会って、その先でラブライブの決勝大会までようやくたどり着いたその「軌跡」を知っているんです。だからこそ、そんな彼女自身がここで「何も無かった」って泣いているのが、もう本当に苦しくって、涙が止まらなくて。
今でこそ何とか言葉にできているけれど、昨日初めて活動記録の15話を受け取った時のあの涙は、そういう梢センパイと過ごしてきた時間、そして、いつからか一緒に歩むような感覚で進んできた「軌跡」を彼女自身の言葉で否定されてしまう「痛み」が自分の中で受け止めきれなかったからなのかなと思っています。
ここまで書いてきましたが、しっかりフォローしておきたいのは自分の「軌跡」を否定してしまった梢センパイを悪く言いたい気持ちは1ミリもないという事です。むしろ、そういう彼女の「痛み」が画面を超えて、自分の胸に突き刺さってきたというその事実だけを大切にしたい。それが冒頭にも書いたような彼女の気持ちに自分を重ねたくなる感覚なのだと思います。そして、改めてこれを何とか言葉にすることで、やっぱり僕は「乙宗梢」というスクールアイドルが好きなのだという自分の「好き」をより強くしたかったというのもあります。
なんだかこれを書いているうちに、また自分の「好き」の気持ちが強くなったような気がしています。なぜなら、彼女はこれまで書いてきたような悔しさはもう乗り越えているから。だから僕らはこれを「記録」として触れられるんですよね。きっと今の彼女は来年のラブライブで絶対に負けられない決意と、スクールアイドルクラブ、そして花帆ちゃんという心の底から信頼できる仲間が隣にいる「強さ」を持っています。
そんな「強さ」を持って、彼女が来年に「夢」を掴む姿をこの目で見届けたいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?