「今この瞬間」をリエラと駆け抜けたい理由/Liella_3rd_東京Day2
アリーナ公演の本当のラストとなる東京day2は、僕がリエラを追いかけるその意味を全力で肯定してもらったライブでした。以前に書いた大阪day1がダントツで良かった公演なのは変わりないんだけど、そこと肩を並べるくらいに今回のツアーを振り返った時にまずは語っておきたい公演の1つになったと思います。
そんなday2は偶然にも、今回のツアー初参加でもあった仙台day2と同じような座席位置でした。ざっくりその位置を説明すると、スタンド席だけど、センターステージは思った以上に近い。トロッコもほぼ目の前を通るけれど、角度的に絶妙に前列のオタクと被ってキャストさんの顔が見えず、どう足掻いてもオタクの後頭部を眺めることになるという良いのか悪いのか何とも言えない座席位置でした。
そんな座席とは分かっていたけれど、僕にとってのあの初日を思い出すのにはベストポジションだったし、このアリーナファイナルでその位置にこうして戻ってこられるのも何かの縁だなと思っておりました。そういう心持ちもあってか、ライブを見ている時に今まで参加してきた公演を思い出している部分もありました。どの公演も日替わりセトリを除けばライブ自体は同じ内容だったのには変わりないけど、でも、どの公演を振り返ったとしてもそれぞれ違う思い出が浮かぶのにも気付きました。(まさに僕が書いてきたブログもそうで、ライブ自体は大きく変わらないはずなのに、毎回良いなとか感動したっていうポイントは違っている。)
そんな今までを振り返りたくなるくらい気持ちがファイナル公演に向かいつつもあったのですが、この日のMCでやたらと「今しかない」とか「この瞬間を」みたいな言葉が多かった印象です。確かに過去の公演を思い返してみても、「今という時間を楽しみましょう!」みたいな言葉はあったような気がするんだけど、それにしても今日がファイナルなんじゃないかっていうくらいに今日この瞬間を に対する意識は凄く強かったと感じています。
特にそれを感じたのは終盤でのやぶちゃんでのMC。「9人で披露する『WE WILL!!』はこれがもう最後かもしれない」というその言葉はエモさを通り越して、ちょっと不安に感じてしまう部分もありました。
でも、確かにそれはそうで、5人体制で好きなあの楽曲たちもファンミーティング以降、現場で聴けるチャンスはめっきり減っている。『私のSymphony』を始めとして今回のツアーでリアレンジされている曲もあるけれど、今後の体制を考えるともっと披露される可能性はグッと縮まっていくんだろう。9人になって初披露した『WE WILL!!』も、『追いかける夢の先で』も、僕が大好きな『Sing!Shine!Smile!』も多分、というか、そうなっていくのは仕方のないことなんだろうなと思ってます。
それは楽曲に限らない話で、応援している自分自身にも当てはまってくる部分もあるなと。今は常にリエラのことが頭にあって、リエラがいない人生が想像できない毎日を生きているくらいに好きな気持ちはブレないけれど、それが5年、10年先を考えた時にどうなっているのかは分からないのも事実。もちろん、ずっと好きでいたいし、この気持ちは変わらないよと胸を張って言いたいのだけど、そうも言い切れない自分もいるような気もする。ずっと好きでい続けることって想像している以上に難しいと思うんです。
そんな未来にちょっと憂いてしまう自分もいたのだけど、多分、リエラのキャストさんたち自身はそういう事を分かっているんじゃないかなと思う。(これは完全な推測)そういう気持ちをどこかに抱えているからこそ、何よりも「今この瞬間」を楽しむことをこの3rdツアーで僕らに伝えようとしてくれるんじゃないかなと。今リエラが大好きな気持ち、こうして同じ場所に集って、同じ時間をシェアしていることには変わりない。だからこそ、リエラは「今この瞬間」しかないライブを全力で届けてくれるんだろうし、常に前を向いて駆け抜けていくんだと思っています。
今となっては誰が言ったのかはもううろ覚えなんですが、「9人のリエラは今しかない」はまさにリエラを象徴する言葉だと思っていて、そんな刹那的に駆け抜けていく彼女たちだからこそ一瞬でも見逃したくないし、「あの時こうしておけば良かった」って後悔したくない気持ちが強くなるから、僕はもう何度もこのツアーに参加してきたのだとようやく分かりました。東京day2が終わってから、リエラを追いかけたくなる理由はそれに尽きるなと納得する日々です。
まだファイナルのベルーナドーム公演は残っているし、まだまだ楽しみは尽きないので、変わらずリエラというグループを推していくけれど、そのずっと先の未来で振り返った時に、この東京day2が「リエラを好きになって良かった!」と強く実感できる瞬間の1つだったというのは間違いないです。
東京day2という瞬間を絶対に忘れないよ。