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この日々に「名前」を付けるとしたら【蓮ノ空感想文】(2023/10/6執筆)

【追記】このブログは2023/10/6に執筆&投稿されたものを再投稿したものになります。

最近、蓮ノ空に対する想いが溢れていてヤバいです。

その理由として色々と思い当たるところはあって、蓮ノ空の1stが楽しみとか、金沢に行ってとかはあるんですけど、この気持ちを後押ししてくれた楽曲があって、それがDOLLCHESTRAの『青春の輪郭』でした。それは蓮ノ空と自分の心が交差する瞬間とも言えるのかなと思っています。

ただ、これだとちょっと曖昧かなと思うので、その「心が交差する瞬間」っていうのを少し丁寧に書いてみます。

それは、彼女たちを応援するにあたって、純粋に好きだからという応援の気持ちに加えて、自分の普段考えていることとか、自分の気持ちをもっと寄り添わせたいと思う感覚とも言えるかもしれません。『Holiday∞Holiday』を始めとして片手で数え切れないくらいに好きな楽曲は沢山ありますが、その中で一番自然と自分の気持ちに繋がったのは『青春の輪郭』が初めてかもしれません。

そう気が付いたのはある日呟いた↓の投稿です。

https://twitter.com/lettucejirosan/status/1708029108616319073?s=46&t=Scl_Gl93e2RIQhtXurxHGw

実は今回のブログを書こうと思ったのは、これがきっかけでした。なんかこの「青春」って言葉とそこに含まれている意味が、単にDOLLCHESTRA、そして蓮ノ空の物語の解釈に限らないんじゃないか?という閃きです。

もちろん、この楽曲の「青春」というキーワードを読み解くことは彼女たちへの解像度を高めるためには、1つの手がかりになると思います。それをテーマにしっかり物語に還元してみたい気持ちはありますが、ひとまず今回は『青春の輪郭』を通じて、蓮ノ空というグループに対して感じ方が変わったという自分の価値観に置き換えて話をしてみたいです。

そんな肝心の楽曲の話をする前に、自分のオタクとしての姿勢について書いておきたいと思います。きっとこれが無かったら、ここまで『青春の輪郭』に惹きつけられなかったと思うので。

これは以前もどこかで書いたと思いますが、蓮ノ空に限らず、スクールアイドルにはいつかの「終わり」があって、それは彼女たちを追いかける僕らにもいつかの「終わり」があると個人的には思っています。

それは何かをきっかけに「推し変」をする時かもしれないし、あるいは好きなグループ、もしくはラブライブ!シリーズから離れることなのかもしれない。新しく好きになったものもあれば、その一方で、ふとした瞬間に追いかける熱量を失ってしまったものもあると誰にもにも思い当たるような気はしていて、上に書いたようないつかの「終わり」は、簡単には否定できないと思います。

興味の持ち方、好きなものに対する向き合い方はそれぞれだから、その辺りは深掘りするつもりはなくて、「じゃあ、そういう「終わり」を認めた上でどう向き合うのか、受け止めていくのか?」っていうところに、自分の関心はいつも向いています。

僕個人の考え方として、そういう「終わり」に悲観するのではなくて、いつかやって来るであろう「終わり」を越えた10年、あるいはもっと先で「あの時ってめちゃくちゃ楽しかったよね」って思えるようでありたいんですよね。だから、「今」を全力で楽しみたいし、そう思える瞬間をいつもくれる、キャストさんやキャラクターにポジティブな気持ちだけで向き合っていきたいと自分のオタク観の根っこの部分で大事にしています。

と、ここまで書いてきたのが、この1年ちょっとでスクールアイドルと出会って過ごしてきた「季節」の中で作ってきた僕なりの考え方です。それとピッタリ重なったのが『青春の輪郭』なんですよね。

そんな風にして僕の価値観を言語化してこの楽曲を捉えた時に、曲の中で取り扱われている「青春」って彼女たちを追いかける僕らも通ずる言葉とも言えるんじゃないかなと思った訳です。ここまで書いてきたことに寄せるのであれば、そんないつかの「終わり」に向けて、「今」を駆け抜けていく時間の全てが「青春」なんじゃないかなと。

その上で、『青春の輪郭』の歌詞の中を読んだ時に「青春」を探したり、分からなくなったりしているのは何となく当然のような気がしていて、今は「今」しか見えなくて、「今」を走り切った先で振り返った時に「あ、あれが青春だったんだ」って気付くものなのかもしれないと思っています。そして、そんな「いつか」に向けて、蓮ノ空やスクールアイドルと過ごす時間が「青春」の「輪郭」だとも思うんですよね。

蓮ノ空で言うなら、With×MEETSや毎月のFes× LIVE、僕らの身近なところで言うなら、ライブやオタクとの飲み会、何気ない会話の1つ1つが「青春」の「輪郭」なんだと思います。楽しみにしていたライブやイベントが終わる度に、そういう「輪郭」を1つずつ見つけて、形作られて、いつか「青春」になる。そして、その「輪郭」は多種多様だと思います。その人なりの楽しみ方が違うように、同じライブや時間を過ごしていたとしても、そこに対して抱いてる想いや感じているものは全然違うはずだから、全く違う「輪郭」が生まれる。その観点で言えば、このブログも僕にしかない「青春」の「輪郭」なんだと思います。

もちろん、無理に言語化せず純粋に好きを貫くのもありだと思うけれど、あえてこの日々に名前を付けてみるとするならば、僕は「青春」と名付けたいです。蓮ノ空を始めとして、大好きなスクールアイドルたちと駆け抜けたこの軌跡は確かな「青春」になるんだろうなと思っています。

そんな自分にしかない「青春」を追い求めて、僕自身はそういう気持ちで「今」オタクをやっていたいなと『青春の輪郭』を通じて考えたし、改めて心の中で決めました。あと、これは僕が社会人になってしまった今だからというのもあって、学生時代とはまた違う感覚と形で「青春」を追い求められる嬉しさも後押ししている部分もあると思います。

ここまで『青春の輪郭』で感じたことを思いつく限りに言葉にはしてきたけれど、多分、僕なりの蓮ノ空の楽しみ方ってこういう「輪郭」を見つけていくことなんじゃないかなとも思っています。

そういう感覚をこの曲で掴んだから、今こんなにも蓮ノ空のことで頭がいっぱいなのかもしれないです。


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