世の中の既婚女性はすごいなーと思ったこと(婚活失敗談)


婚活で気付いたこと


婚活前
→男性がこんな態度をしてくるのは、私が女として魅力がないからだ。

婚活後
→婚活男性って、気に入ってる女性にもこんな態度なのか…

結論
→私に魅力がないんじゃなく、相手に表現する力がなかったのか!
今までの人生もそんな風に勘違いしてたことあったのかな?

なぜそんな風に思ったのか


私は数年、婚活をしたことがある。

闇が巣くってどうしようもない自分に区切りがついたことで
精神的に落ち着き、子供が欲しいと思ったからだ。

私は人見知り出身であるものの、接客業が長く、男性の友達がいたこともあったので、男性と会話することには自信があった。
問題は、恋愛に発展させることができず恋愛経験が少ないこと。

婚活では、恋愛相手を見つけるより、共同生活することができそうなルームメイトを探すつもりで臨んだ。
ブログには「夢を見るな」という婚活記事があふれていたので、
それが婚活の正解だと思っていた。

ところが、その考えはすぐに撃破される。
会話がツラい。
私は漫画好きのオタクで、男性とも会話を合わせることができると思っていたのに、全く歯が立たない。
相性以前に会話がツラすぎて選ぶどころではない。
正直、言語がつたない白人や黒人の外国人としゃべってる方が楽しい。

そんな風に苦しむ私にとって衝撃な出来事が起きた。
ホテルに併設されたお高めの喫茶店で「お見合い」が終わったあと、
お互いに「友達になってもいいかな」ぐらいのいい雰囲気が作れたと安心した帰り道。
方向がいっしょだったので途中までいっしょの電車に乗ることにした。

電車でひとつだけ空いた席に、何の断りもなく相手がポスンと座った。
そのときのめまいがするような衝撃は忘れられない。

気付いてないかもしれないので、あえて「何が問題なのか」を書こう。
「座る?」
と聞いてくれなかったことだ。

ここで注意して欲しいのは、男友達がそんな風に座ったとしても驚かないということ。
目の前の男性が、「これから恋愛に発展する可能性が高い女性」である私に対してそんな態度を取ることが信じられなかった。

目の前の男性は、
「男性が一番女性にやさしくなるタイミング」
=「一番自分をアピールするタイミング」
で、そういう行動を取る人間だ。
これから結婚したとして、そんな細かいことから教育しないと
「女性へのやさしさ」が理解できない相手なのだ。

私は接客業という「女性が強い世界」が長く、
接客業の「女性慣れした男性」しか知らなかった。
「女性が苦手な男性」としゃべった経験がなかった。

そのことに気付いて私は急に恥ずかしくなった。
私は「相性」ではなく、
「女性としゃべれる力」を見ていた。

私は「相性重視です」と活動しながら、
自分のスペックでは狙えないような「超若い相手」か、
婚活界にはいない「すでに結婚している相手」か、
「浮気好きの相手」を狙っていたのだ。

恥ずかしさと共に、急に婚活への熱が冷めた。
「男性を教育すればいい」
という意見もあったが、
「恋愛感情もわかず、会話もできない相手」とどうやって生きていけばいいのか見えなかった。

それもそのはず。
そもそも育った家庭環境が悪かった私は、一人が好きすぎて、誰かと一緒にいることがうまくイメージできていなかった。
私の思い描いていた結婚のゴールは、小さい頃から慣れ親しんだ漫画のハッピーエンドでしかなかった。
絵に描いた餅だった。

本当は欲しくないものを「結婚すれば幸せになれるハズ」と追い求めていたから婚活がツラかったのだ。

自分の正直な気持ちに気付いて婚活をやめたのだが、
正直、そこまで世間知らずでいられる男性の環境がうらやましい。
こう表現すると嫌味に見えるかもしれないが、コミュニケーションが嫌いな私は、そんなことに気がつかない人生送りたかった。
女である以上コミュ力を磨くしかない。
婚活をするまで、「男性の方が優位だ」「男性の方が人生楽だ」と感じたことはあまりなかった。
けれど今は違う。

女性は、コミュ力を磨くことが強いられる。
コミュ力がないと男性からのセクハラから逃れられないし、同性からもハブられる。
スピリチュアル系の男性が
「男性は山にこもって女性を排除しないと修行できない。
女性は生きてるだけで修行」
と発言していたが、その言葉が身にしみた。

「男性もツラいんだよ」と言われたことがあるが、セクハラに怯える女性のように「命の危険」を感じることはないと思う。
女性は、常にいろいろ強いられるけど、
男性は自分で努力しないといろんなことが見えないんだな、と知った。

あなたは女性だろうか、男性だろうか。
異性に慣れているだろうか。
この文章で伝えたかったのは、当時の私の衝撃だ。
何度も何度も文章にしようとして、うまく伝わらず形にならなったあのときの衝撃をやっと素直に形にできた。


多分、あのときの衝撃は婚活女性が1度は感じることだろう。
気付いていなくて、違和感に苦しんでいる人もいるかもしれない。
この文章を読んで、「分かる」とか、「そういうことか」なんて叫んでくれたら私としてはうれしい限りだ。



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