ビビッドナイトはオートチェス入門
2021年5月27日に発売されたゲーム、ビビッドナイトがめちゃ面白かった。
https://www.asobism.co.jp/vividknight/
ゲーム性はローグライク+オートチェス。集めたユニットに勝手に戦ってもらうゲームです。詳しくは公式サイトをチェックしよう。
君の作った最強の構成でCPUを殲滅しよう!
DOTA AUTOCHESSから始まったオートチェス系のゲームは今まで対人戦がメインのゲームが多かった。TFTなど他の人が作った構成と自分が作った構成のどちらが強いか勝負しようぜ!といった感じで、相手は人。果てしない最強への道を突き進んでいくゲームだったが、ビビッドナイトはダンジョンを潜っていくシングルプレイゲームである。
対人コンテンツと対CPUコンテンツの一番大きな違いはプレイヤーがどれだけ強くてもいい、ということだ。
対人コンテンツで強い、というのは大きな価値を持つためしばしば議論の種になる。大会であのチームだけ強くない?とか、最強キャラ使って大会優勝して楽しいか?などである。
自分は最強キャラの強い動きを擦り続けて勝つのが好きだが、そういった意見があることもわかる。世界大会のベスト8のうち、6/8が同じキャラでそのキャラクターが優勝しても見てる側が面白くないのだ。
しかし、ビビッドナイトでどれだけ強い構成を組んでも苦しむのはCPUである。めちゃめちゃ耐久力を高くしてダメージを食らわなくしても、1回戦うごとに100ゴールドずつ入手して億万長者になって金の暴力で押しつぶしても、攻撃力を65535倍にして殴っても辛い思いをする人間はどこにもいないのである。人類の総気持ちよさポイントが上昇していくのみである。
シングルプレイのローグライクとオートチェス系列の仕組みが上手く合致していて、とてもいいゲーム体験だった。
絵がかわいい
ジョジョの奇妙な冒険という有名な作品があるが、そこそこ漫画コンテンツに触れていて、ジョジョを読んだことがない人が必ずいう言葉がある。
「なんか絵柄が...」
わかる。その気持ちもわかる。グランブルーファンタジー?なんか絵が古くない?と思ってプレイしていなかった昔の自分が大きく頷いている。ゲームの面白さに絵柄が関与する割合というのはあまり大きくないと考えているが、初めて触ってもらう際に大事なのもまた絵柄だとも思う。普段触っていない雰囲気の絵だとなんとなく敬遠してしまうのである。
しかし、ビビッドナイトは2頭身の小さくかわいいキャラクターがメインになっている。
昔、「城とドラゴン」や「ドラゴンポーカー」などを作ったアソビズム様の作ったゲームであり、とてもとっつきやすい絵柄をしているため、現在存在しているオートチェス系のゲームの中では群を抜いて触る際の精神的ハードルが低いと思われる。
こんなおじさんが出てくるゲームよりかわいいお姫様が出てくるゲームのほうが触りやすさが上なのは明らかだろう。
まとめ
総じて、ビビッドナイトは触りやすく楽しみやすいゲームにまとまっているおり、オートチェスをやったことある人も、またやったことがない人も楽しめる作品になっているので、ぜひ遊んでみてほしい。
Steamで1500円なので、ぜひ。