家族の患者さんへの対応は、それまでの家族関係が決めている
昨日、noteで私が思っていたことを言語化してくれる文章を読みました。
“訪問看護師の採用面接で、一人の看護師が言った言葉。 「訪問看護でご利用者様*のお宅に伺うと、リビングの真ん中の陽が当たるところにベッドを置いてもらっている人がいる一方で、薄暗い一番奥の狭い部屋に追いやられている人もいます。普通だったら後者の状況に対して『可哀そう』とか、『家族はひどい人たち』と感じるのかもしれませんが、その状況そのものがその人のそれまでの生き様であり、ご家族とのこれまでの関係性の結果なんです。どんな状況の方であっても、訪問看護師は与えられた訪問の時間をその方と向き合い、最善の看護をするんです」 生き様であり、関係性の結果”
入院患者を担当していると毎日会うのでどうしてもその人に寄り添いたくなります。
特にリハビリテーション科医師としてこんなに頑張っているのにどうして家族はわかってくれないのだろう。冷たい~
会いに来ない息子、患者さんを介護して、完全にコントロールしてしまう奥さん。せっかく歩けるようになったのに施設に行かなければならない90才の元教師。
訓練なんかしても無駄だったじゃないかというスタッフの意見に無力感を覚えたこともあります。
まだ、リハ科に入って間もないころ、オーベンのドクターから、家族関係は発症前から決まっている、発症後変えられると思ってはいけないと言われました。
それがその人の生きざまの反映。
医療者としては、患者さんの幸せをターゲットにすることで環境を整えるだけが出来ることなんです。
このnoteを書いてくださった #元木千春 さん、FPだそうです。
それでいて訪問看護ステーションの運営にも関わっていたそうです。
留学経験の項も意外性が満ちていて思わず一気読みして、ファンになりました。
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