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言うに言えない患者の気持ち(1)

スタッフや地域の方との雑談の中で驚くことがあります。
患者さんと医療者とのコミュニケーションの不足です。

患者さんの気持ち

医師が忙しすぎてお話しにくい
見てもらえなくなったらどうしよう、嫌われたくない
どう話して良いかわからない

こんな風に考えている患者さんを診察する医師の風景は
ニコニコしている、あるいは困ったような顔の患者さんが医師の目の前に座り、
「ね、私のどこが悪いのかわかる?当ててみて」と言うイメージが浮かびました。
医師はどこが患者さんの苦痛のポイントかわからずにパターン的な問診、診察をしてルーチンの処方をしてルーチンの処方をして「お大事に」を送り返してくれる。

患者さんは帰り道、モヤモヤ感を増して、良くならないとため息をつく。

一方、きっとかかりつけのお医者さんは患者さんは効果満点、喜んで受診してくれていると思っています。
これって、双方、患者さんも医師も不幸だと思いませんか?
医者だって患者さんを良くしたいと思って診療をしているのです(少なくとも悪くしたいとは思っていません)

例えば、リハビリを受けた後、痛みが強くなる患者さんがいます。
でも、せっかく先生がやってくれるんだから。
自分が悪いのかも~

えっ!
どういう風に考えると患者さんの自分が悪い発想になるの?

医療者は占い師ではありません。
黙って座ればピタッと当たる、なんてことはありません。
患者さんが自分のことを話してくれなければわからないのです。

明日は患者さんがわからの工夫と医師の話し方への願いを書きますね。


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