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ashikari
さすが教授という話 2
教授になる人は時間を無駄にしない
学生時代に母から聞いた話。バブルのころ母は医師や社長が集うグルメクラブに入っていた。例会は東京、横浜の美味しいお店(隠れ家的)で開催される。お互いに年頃の娘息子をその場で引き合わせることもあったらしいが、私は誘われたこと無し。
さて、お寿司屋さんで行われたときにあまりに小さい店なので二部制になった。後半のグループは近くの公園で時間つぶしていた。ブランコに座ったA助教授、パソコンでずっと仕事をしていたそうだ。助教授にしてはちょっと年上だったA先生、間もなく教授になりました。
さすが、教授。
公園で勉強、しかも夕方暗い中で…と驚いたのですが、母があまりに感動していただのでふーんと聞いていたのでした。
でもこの話の約20年後同じような経験をしました。
講演会が終わって、懇親会までの間、皆さん何となくホテルのロビーで談笑。その中で一人、ソファにうずくまるように、黙々とパソコンに向かう少女。実は少女ではなく、B先生の姿だったのですが。えっ!今、仕事と驚いて、デジャブかと思いました。
令和の現在B先生は旧帝国大学教授として活躍されています。
さすが教授。
B先生は最近の学会でも、展示場の台で立ちながら、パソコンをたたいているのをお見かけして、そのお姿は、後光がさしているようでした。