見出し画像

未完了コミック「妻が口をきいてくれません」by野原広子

私が学んだオンラインコーチングスクールでは、パーソナルファンデーションを深める講座があり、私の周りのコーチたちも受講しています。
私は自らを深掘りするのが苦手なのか、一回目のコース【未完了】だけうけました。
その後一緒に講座を受けた人たちから未完了を完了した報告が上がっています。もう一年以上経っていますので、未完了を完了するのは時間がかかることがわかりました。

さて、ブラックフライデーで勧められたコミック野原広子さんの「妻が口をきいてくれません」を読んで、つられて、「人生最大の失敗」、「離婚してもいいですか?翔子の場合」と続けて読みました。

ほんわかした絵柄で恐ろしい現実が書いてあります。
いずれの妻もいったんは専業主婦になり、夫に対して自分を主張できなくなってトラブルを感じます。その中でも自分を責めたり、過去の親との関係を振り返ったり。
これはパーソナルファンデーションからみると未完了を完了するストーリー。

周りをうまく適応させようと自分の気持ちがわからなくなる、怒りたい時泣きたい時を逸してしまう、子育て中の女性たち。
3人の主人公のうち一人は離婚、2人は働くことを始めて家庭生活にとどまります。
夫との生活と一人で子育てする生活を考えると、経済的、子供との関係をふくめ、また夫も何かしらの気づきを得ているので家庭にとどまる(または戻る)という選択になっています。

大事に思っている家族に全部言う人はいないと思うので、言いたいことを言えないところは共感しました。
また、言ったとしても本当に言いたいこととちょっとずれてしまうかも。

例えば疲れているときに食事の支度をしなければいけない時、食事の雰囲気が楽しければ疲れていてもやり過ごせるのですが、そこで料理にケチ付けられたり、無視されたりすると、早くその場を立ち去りたくなります。
それが続くと、夫を人の心がわからない人認定(本当は妻の心をわからない人認定)して、仮面夫婦出来上がり!!

主人公は、布団をかぶって泣いたり、大声で怒ったりできるようになって、少しづつ自分を取り戻すのです。
未完了を完了する。
登場するお医者さんが、「泣いても良いんです。だれか相談できる人がいますか?」⇒いいえの返事の後、「夫から離れて働き始めてください」という具体的なアドバイスをしているのもステキ。「離婚していいですか?」より

読みやすくて共感できてパーソナルファンデーション【未完了】が学べるお得本です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?