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『おあつらえ』キモノと介護プラン

自分のおあつらえをつくったことがありますか?
私は和物が好きなので、手ぬぐい、キモノをゼロからつくったことがあります。

創るときに自分の好きが何かがわからないと迷宮にはいります。
自分の好きな色、デザイン、バランスこっちも良いけどあれも捨てがたいなどついつい勧められるままになってしまうことも。

作る目的
手ぬぐいだったら、渡す場面、渡す対象、訴えたいことなど作る目的を考えます。
キモノだったら、季節、着るシーン、合わせる小物、帯との釣り合いを考える必要があります。

それは自分の好き、似合うと深掘りすること。

老舗の呉服屋さんで、オリジナルの商品を多くだしているところがあります。私としてはもうひと手間かけて、ちょっとアレンジしたい。
以前は融通をきかせてくれたのに、最近はおすすめしない、このままで完成されていますなど断わられることが多く残念に思っています。
もしかしたら、そうやって、お客さんの好みでアレンジして不評だった経験があったのかもしれないと考えています。

オリジナルな『おあつらえ』は自分の作品です。
そこには責任も伴います。

さて、介護の現場での『おあつらえ』と言えば、介護のケアプラン。
これこそ個別の『おあつらえ』。
サービスを組み立てるケアマネの力量もありますが、当事者家族がいかに自分たちの困ったを俯瞰できるかにかかっています。

キモノの『おあつらえ』と違って、うまくいかないときにもう一度組み立てなおせます。

サービスが順調にいかないときに、サービスする側の責任でなく、自分たちのことも振り返って、自分の好き嫌い、困ったこと上手くいったことを考え直してみませんか?

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