見出し画像

人事異動 知っている毒が知らない毒よりマシか?

病院の人事異動内幕


1月になれば年度末
病院の人事は4月10月の半期ごとの人事異動が発表されることが多いです。
大きい病院に通う患者さん達は「担当医師がしょっちゅう変わる、もう〇人目だ」とおっしゃいますが、
それは大学の医局の人事異動の関係なのです。
当地では大学病院以外の外回りに徹する医師と大学に長くいる医師が分かれているように感じられます。
普通の会社は急に決まり、時期も一定しないと聞きます。(情報元は薬品メーカーですが)
大学の医局の人事異動は、2,3か月前から決まっているのが普通です。

噂はひそやかにながれますが、それはシークレット。

以前勤めていた病院では2月の決まった時期に一斉公表されたのですが、その一覧表は永遠のベストセラーと言われていました。

人事異動は悲喜こもごも。
ついてきた子供たちも転校しなければなりません。パートで働いていた奥さんたちも退職手続きをする。
移動する本人は申し送りでバタバタして、いつもの仕事も気がはいらないというか、新しいことはできなくなります。
一つの職場に長くいるデメリットを解消するための人事異動なのでしょうが、移動しないと出世できないのも本当です。

辺境の新聞の人気記事 人事異動

辺境に住むようになって、驚いたのが、学校の教員、行政の移動が地元の新聞に発表されることです。
現役教員、公務員だけでなく、元の方、元の方の家族まで熱心にその新聞を読み込む様子は、年中行事ともいえます。
入院患者さんでの元校長先生が、普段は自分で買い物しないのに、売店へ新聞を買いに行くのを見て、これは地域の一大お祭りと感じていました。
記事を見て、定年退職の校長先生や昇進のお祝いを考えているようでした。

思いがけない人事異動で怯えている方へ

人事異動の一覧表を見て、4月からの上司に期待するヒトがっかりするヒトさまざまです。
今までの上司は例えれば、知っている毒ということです。
新しい上司は知らない毒

使い方を知っていれば、毒は薬にもなります。
役に立つ薬も副反応(毒の要素)があるのは皆さんもご存じだと思います。
新しい毒は慣れるまで時間がかかります。

さあ、どちらの毒を選びますか?(選べないのが人事異動(´;ω;`)ウゥゥ)
どちらの毒も薬にしましょう。

音声配信『志保の本棚』

音声配信の局名を再度変更して『志保の本棚』になりました。自分が読んだ本を紹介しています。お時間あるときに聴いてください.

いいなと思ったら応援しよう!