「pflege」言葉からの気づき
Pflege について
スイスにお住いの美津子さんたちとZoomでお話ししました。
スイスでは看護と介護が分かれていないとか、人に触れるときには親指をそろえて、小指からとか目鱗の話。
「Pflege」という言葉も知りました。
関わり、看護、介護、つながり、ケアという幅広い意味があるそうです。
神経難病(脊髄小脳変性症、ALS筋委縮性側索硬化症、パーキンソン病など)が長く入院する病院に勤めていました。治療法は乏しい、徐々に進行して寝たきりにになり、認知も少しづつ低下していく疾患です。
良くなって退院することはほとんどなく、長期の療養は、看護スタッフにとっても目標を見出しにくい。介護の視点が必要であると考えていました。
介護との違いを強調するとどうしても改善、回復、治療に結び付いてきます。
「Pflege」という言葉をもっと早く知りたかったなぁ。
Zoomのなかで、看護の良いところが介護の仕事に移っているという発言が現場の看護師さんからありました。以前に三好春樹さんの本で、介護士の発言として施設に入所している人の本当の姿を知っているのは介護職という話を読んだ覚えがあります。はっきりと覚えていないのですが…
今回美津子さんの話をnoteで書こうとインターネットで三好春樹さんを調べたら、責任編集する「Bricolage」で美津子さんがスイスレポートを連載していました!意外なつながりです。
http://rihaken.org/02_brico.html
患者さんへの働きかけは職種によって異なるものではなく、共通することがたくさんあります。私は医師だからこれは仕事ではない、看護師だからこれは仕事ではないではなく、人への対応、つながり、ケアとして同じ視点に立てるのではないでしょうか
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