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病院の面会の闇

コロナで病院の面会は変わった

病気やけがをしたときに入院します。
その時家族に会えない時代が来るとは思いませんでした。
コロナ感染対策が必要になって4年目、医療機関の本音が透けて見えてきました。

実家の母が入院中のこと
急性期病院なので面会は何やかや理由があり制限があります。
こちらの病院では面会は予約制で時間は14時から17時まで二人のみで時間は15分と決まっている。
受付で名前を確認されて、病棟には5分前に行ってくださいとのこと。
病棟では受付の人はいません。
スミマセン~とスタッフステーションに声をかけても一度や二度では反応なし。

忙しそうに行き来するスタッフからは入院している患者さんの家族にはつかまりたくない、私は私の仕事があるのよ忙しいのというオーラがありありです。
一人目の人は「私外部の業者です」
二人目の人はちょっとお待ちくださいと走って行ってしまいました。
三人目の人にもう用紙を書きましたか?と言われて慌てて父と二人分を記入します。
15分間の面会時間と言われているので時間が少なくなってしまうのかとドキドキです。
しばーらく経って、やっと話しかけやすそうな看護スタッフをつかまえて、母の病室へ案内してもらいました。

家族の対応はめんどくさい、余計な仕事が本音?

同じ医療者の目線でみると、看護師不足?なのかスタッフは自分の仕事や処置で忙しいんだから素人なんかにかまっちゃいられないよ。という雰囲気がわかります。

病院スタッフが入院中の患者の面会時に非協力的である場合、その原因としては以下の5つがあります。特に3の病院の規則と4スタッフの忙しさがスタッフのコミュニケーションを奪っているように感じます。

  1. 感染症のリスク: 特にパンデミック期間中、病院は感染症の拡散を防ぐために厳しい訪問制限を設けています。これは、患者と面会者の安全を守るための措置であり、スタッフが非協力的に見えます。

  2. 患者の医療状態: 患者が安定していない、または特定の治療を受けている場合、面会が制限されることがあります。これは、患者の回復を優先するための措置です。

  3. 病院の規則とポリシー: 病院には訪問時間や面会者の数に関する厳格な規則がある場合があります。これらの規則は、病院の運営を円滑にするために設けられており、スタッフはこれを遵守している可能性があります。

  4. スタッフの忙しさ: 病院スタッフはしばしば過密なスケジュールで働いており、面会者への対応に時間を割く余裕がありません。これは、スタッフの忙しさや資源の不足が原因です。

  5. コミュニケーションの問題: 時には、スタッフと面会者間の誤解やコミュニケーションの不足が非協力的な態度の原因となることがあります。言葉の壁や説明の不足などが、誤解を招くことがあります。

そこも、この病院だけかもしれませんが、決して母の状態を教えてくれることは無いのです。キーパーソンでないからと言ってただ案内するだけ。
病室に案内するときに、例えば、今日は顔色が良くてご挨拶していただきましたとか、昨日お風呂に入ってさっぱりしていますよなんて病棟での生活を少しでも教えてくれると家族は安心して患者に会えます。

大学病院へお見舞いに行った話

以前の話になりますが、私が勤めていた大学病院に退職してから知人のお見舞いに行ったことがあります。
この時はご家族から連絡してもらっていました。
エレベーターを降りてスタッフステーションに名乗ると、「うかがっています、お待ちしていました」とほほ笑んで案内してくれました。
「眠っていらっしゃいますね、先ほどまでは目を開けていらしたんですけれど」
大層具合の悪い方でしたので、少しお顔を拝見して退室しました。
入院患者さんがとても大切にされていると感じられて、母校を誇らしく思いました。

スタッフステーションに入るときに、私服の家族の方が立っていたら「お話うかがっていますか?」と声をかける。何かお困りですか、お手伝いしましょうかと尋ねる。ちょっとしたことです。
「温かい心と気配りの医療」とても大切だと思います。

家族の面会を余計な仕事と感じる病院スタッフたちの本音と現実

病院スタッフの視点から見ると、面会者が医療に支障を及ぼす可能性がある場合、その原因として以下の5つの点が考えられます。

  1. 感染症のリスク: 病院は感染症のリスクを常に意識しています。面会者が手指消毒の指示に従わない、マスクを着用しないなどの行動は、患者や他の面会者、スタッフへの感染リスクを高める可能性があります。

  2. 患者の休息妨害: 長時間や大声での面会は、患者の必要な休息を妨げることがあります。患者は安静にする必要がある場合も多く、過度な刺激は回復に影響を与える可能性があります。

  3. 治療スケジュールの乱れ: 突然の面会や長引く面会は、患者の治療スケジュールに影響を与える可能性があります。これにより、治療や検査の時間が遅れることがあり、病院全体の運営に影響を与えることもあります。

  4. プライバシーの侵害: 病院は患者のプライバシーを保護する義務があります。面会者が他の患者のプライバシーを尊重しない行動を取る場合、これは法的な問題にも繋がる可能性があります。

  5. リソースの不足: 過度な面会者数や要求は、既に限られたリソースを持つ病院スタッフに更なる負担をかける可能性があります。これにより、他の患者へのケアに影響が出ることもあります。

こんなふうに病院側は面会に関して一定の制限やルールを設ける必要があると考えます。今まで家族の面会でよっぽど大変な対応をした来たと感じる病院はこれからも面会の制限を継続するようです。

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