👀先行者利益が得られそうな技術・コンテンツの探し方👀

こんにちは。スクイズと申します。普段はしがないサラリーマンをしており、０歳と４歳の子どもがいる二児の父です👨
ここでは普段から様々な最新技術やコンテンツにまつわる情報を集めていきながら、サラリーマンからの脱却を目指して、先行者利益のゲットを目標に日々精進している様子をお届けします💪

前回の記事では、先行者利益を得ることの重要性と、そのために学ぶべき「タイミング」について見てみました。
まだ読んでいない方は是非こちらもご覧ください。

今回のテーマは、現時点で先行者利益が得られそうな技術・コンテンツは一体何なのかを探る方法です。新しい技術として、今後注目すべきものの情報収集をする際に参考にするとよい資料についてまとめます📘

１．最新技術の情報をまるっとまとめた「
ガートナーのハイプサイクル」📈

今、話題になっている様々な技術・コンテンツをひとまとめにした図があります。

アメリカ・スタンフォードにある、IT分野を中心とした調査会社「ガートナー」が発表している「ハイプ・サイクル」という図があります📈
まずは百聞は一見に如かず。図を見てみましょう。内容はまだよく分からなくて大丈夫です。以下は2023年現在の画像となります。

出典：https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20230817

さて、色々とよく分からない用語が並んでいるかと思いますが、まずは図の説明から見ていきましょう。

ガートナーのハイプサイクルは、とある技術が成功する過程で、人々が期待する流れを示したものです。
グラフの上の方へ行くと「これメッチャヤベェ技術じゃん！😍」、下の方へ行くと「いやもうオワコン(終わったコンテンツ)やん…😨」と思われているというものですね。

出典：https://www.gartner.co.jp/ja/research/methodologies/gartner-hype-cycle

1-1．黎明(れいめい)期 👶

はじまりはじまり。実用化できるかすらまだ分かっていない、技術の生まれたタイミングとなります。

1-2．「過度な期待」のピーク期📈

「この技術が完成するとこんなことが！！」という夢物語が語られ、マスコミがさんざん持ち上げてきます。ただ技術がそこまで追いついているワケではありません。
ここから参入する企業も出てきますが、それほど多くはありません。

1-3．幻滅期📉

過度な期待に反して、技術レベルはゆっくりと成長します。そのため、まだまだ成果が出せないことから、関心が薄れていく時期です。
自称「分かってる」人たちが、「オワコン！オワコン！」と叫び出すのがこの時期。ただ、本当に終わることがあるのもこの時期です😨
この時期に、一般大衆へ向けた使いやすい・分かりやすい技術へとシフトできるかで、本当に流行るか否かが決定されます💪

1-4．啓発期🔨

具体的な技術事例が生まれ、一般大衆に理解が広まります。新しい製品がいよいよ誕生し、投資活動も行われるなど、ドンドン広まっていきます😄
後れを取る企業はまだこの時点で何もしていません…。

1-5．生産の安定期🎉

ついに技術が主流となります。おめでとう…。おめでとう…。投資回収に成功です！💰💰💰💰💰
ここで「ヤバい！乗り遅れた」とか言い出す人たちが山ほど生まれます。
これまでの私ですね。あらゆることに乗り遅れてきました。

２．ハイプサイクルに学ぶ 参入タイミング

さて、では我々はどんなタイミングで参入していけばよいのでしょうか。

個人的には、以下の様に解釈しています。

1. 黎明期👶…これから新しい技術を生み出していく、メチャクチャ大変な時期。少なくとも個人で立ち向かうには壁が高すぎます。軽く情報を見ておく程度で良いと思います。

2. 「過度な期待」のピーク期📈…夢物語に全力で乗っかってしまうと、次に来る幻滅期に耐えられず挫折してしまいます。現在の技術状況と、その夢物語がどうすれば実現できるかを冷静に把握し、この時点から取り組める人は、幻滅期を乗り越えた場合には大きく稼げます。
   もちろん、幻滅期を乗り越えられないと、それらの取り組みはムダになるため、リスクは高いが将来のリターンも高いというタイミングです。

3. 幻滅期📉…みんながバタバタと倒れていく状況を見ながらという、なかなか参入しづらいタイミングですが、周りが見向きもしないタイミングというのは、変な情報も入ってきづらくなります。実は一番勉強しやすいタイミングなのかもしれません。積極的に勉強し、参入できる隙を狙っていきましょう。

4. 啓発期🔨…いよいよ大衆が入ってきます。ということは、自分も大衆のうちの１人です。既に先行者利益を逃してしまっている可能性が高いです。急いで勉強し参入しましょう。まだ間に合うはずです。

5. 生産性の安定期🎉…嫌でも勉強せざるを得ない状態です。自分は利用者としてお金を出す消費者側に回ってしまいます。

以上をまとめると
・『「過度な期待」のピーク期』～『幻滅期』に幻滅せず取り組むこと！💪
・『啓発期』に入っているものは早急に取り組むこと！💨💨
となります。

３．今、注目すべき技術項目

では、この図の中から注目すべき技術をいくつかピックアップしてみます。
もう一度画像を表示しますね。

出典：https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20230817

【啓発期】

・人工知能🧠

「あ！最近流行りのChatGPT（文章を自動生成するAI）か！」と思われると思いますが、図をよく見ると、過度な期待のピーク期の頂点付近に「生成ＡＩ」があります。ChatGPTはこの「生成ＡＩ」ですね。
恐らく啓発期でいう「人工知能」は全体的なＡＩのことを指すのでしょう。シミュレーションなど企業で利用されているレベルのものではないでしょうか。個人レベルでは何もできない範囲かもしれません。

【幻滅期】

・ブロックチェーン🔗

仮想通貨などで使用されている、過去の取引履歴の改ざんを防ぐことができる技術です。「ブロックチェーン＝仮想通貨」ではありません。「ブロックチェーン技術をお金に適用したら、仮想通貨というものができた」というイメージでしょうか。つまり、仮想通貨以外にも適用できる可能性が大いにある技術となります。
恐らく今後、勉強していないと「意味も分からず使わなければならない」という状況になります。ＡＴＭやレジの前であたふたしているご高齢者と同じような動きをして、若者にウザがられてしまうことになりそうなので、しっかり勉強する必要があります。

・モノのインターネット⚡

「IoT（Internet of Things）製品」と呼ばれます。家電製品でよく耳にする言葉ですね。一時期「IoT製品がハッキングされて、家のエアコンの温度が変えられてしまうー！！」なんていう冗談がありました。バカにされている時代があるというのはまさに、過度な期待のピーク⇒幻滅期の過程を越えてきたと言えますね📉

家電だけではなく、屋内外で温度や湿度を集計したり、工場内でモノの移動や振動など様々な情報を収集することができます。
【幻滅期】ですが、個人が稼ぐために参入するような技術ではないかもしれませんね。どちらかというと製造業の企業向けかと思います。
IoT製品を「どう利用するのか」や、積極的に利用して解説書を書いたり、アフィリエイトとして売るという戦略であればアリだと思います。

・次世代型リアル店舗🏪

買い物をするときに、商品を手に取りお店を出れば、その時点でスマホでの支払いが完了するという、会計不要の店舗です。アメリカ・シアトルでは「Amazon Go」という名称でお店が誕生しました。人件費も不要になります。
【幻滅期】ですが、こちらも企業向けですね。一消費者として、利用できるように準備しましょう。

・メタバース🥽

３D空間上に広がる世界で同時に複数の人たちが接続して交流を行うことができる技術です。
universe(ユニバース・宇宙)と、meta(メタ・超越した)と言う意味の造語です。「超越した宇宙」⇒PＣ上の世界ということですね。
メタバースに関しては、取り組んでいる人たちの立場や思いによって、その定義がバラバラになっています。

・「ＶＲゴーグルかけて、没入感があるのがメタバースだ！🥽」
・「仮想通貨で土地やアイテムの売買ができるのがメタバースだ！💰」
・「アバター（自分が操作するキャラ）が他のサービスにも適用できるのがメタバースだ！🧑」

思想は色々です。

ＰＣやスマホで出来るサービスもあれば、仮想通貨を使わないサービスもあれば、アバターがある程度決まっているサービスもあります。
メタバース関係各社の運用方針がバラバラなので仕方ありません。
これから参入する我々としては「メタバース＝仮想空間」程度で留めておきましょう。勉強の末、最も適した思想に寄せていけば良いのです。

実はメタバースは、去年のグラフでは「過度な期待のピーク時」の頂点に位置していました。この１年であっという間に「幻滅期」に真っ逆さま。メタバースは今まさに「オワコン！オワコン！」と騒がれているところです。
しかし、若者が「便利！」とか「楽しい！」とか思えば、我々大人が「メタバースなんて〇〇で流行らねぇよ！」といくら喚いても、勝手に流行ります。冷静に勉強していきましょう。

・NFT🎨

「仮想通貨」＝「ブロックチェーン技術」×「お金」
という組み合わせで、ネット上でも改ざん出来ない様にお金を管理できるようにしました。
この「お金」の部分を「絵」や「音楽」などのデジタルデータに切り替えたのがNFTです。
「NFT」＝「ブロックチェーン技術」×「絵・音楽などのデジタルデータ」
ネット上で改ざんできない唯一のデータとする技術です🚫

近年では、有名な人の絵のデータが数億円で売買されたことが話題となりましたが、これはまさに「過度な期待」状態。ここに手を出すのは非常に危険でしたが、現在は「幻滅期」に入り、価格は落ち着いてきています。

「NFT」という技術自体は確かに素晴らしいものなのですが、残念ながら高額な売買が行われていることによって、胡散臭さがプンプンでした😒
適切なコンテンツ・適切な金額で利用されるようになれば、様々な利益を生み出す素晴らしい技術だと思います。注目していきましょう。

・Web3💻

Web3とは、ブロックチェーンの技術を利用することで……ほーらまたブロックチェーンです。
ブロックチェーンの技術を利用することで、大手企業プラットフォーマー（AppleやAmazonなど）が収集しているようなデータを各自で管理するようにし、大手による支配を逃れる仕組みのようです。

ネットでは主に「中央集権」から「分散型組織」へ。なんて言葉がよく使われています。

【過度な期待のピーク期】

・デジタルツイン🌏

メタバースを更に活用した事例です。仮想空間上に現実と全く同じ状態の世界を作ります。デジタル上のツイン（双子）ですね👯‍♀️
監視カメラや衛星データなどを利用して、車や人の流れ・工場の動きなどのデータを収集して仮想空間上に取り込み、デジタル上でシミュレーションを行います🌎
車の自動運転は、実際の道路で実験すると大事故になりかねないですが、仮想空間上でAIに学習させれば、実際の道路を通ることなく大量のデータを収集できますね🚗
メタバースやAIの技術を学べば、デジタルツイン技術も一緒に手に入れることができそうです。
【「過度な期待」のピーク期】です。メタバースの技術進歩と同様な広がりを見せそうですが、デジタルツインの方が技術の使い方が明白なので素早く実装されるかもしれませんね。

・生成AI🧠

はい、ChatGPTとかです。画像生成なんかも含みますが。
これらの技術の中では、今一番盛り上がっているのではないでしょうか。

まとめ

ガートナー社のハイプサイクルでは、最新技術の用語を集めて、その技術が現在どの発展状況にあるのかを記載してくれています。
その中でも、企業向けに限られるものと、個人でも個人事業として取り組める枠がありそうな技術があります。特に、人工知能・ブロックチェーン・NFT・メタバースあたりは注目した方が良いでしょう👀

ハイプサイクルには他にも様々な技術が記載されています。定期的に見直しもされているので、都度チェックしていきましょう❗