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Let’s excite‼︎ vol.2 PICS予防戦略

こんにちは!Let's Excite‼︎ ORGANIZERのまっつんです!(写真右のビール持ったおじさんです)

2024.5.17(mon)にLet's excite‼︎ vol.2を開催しました!!
今回は前回の22名を上回る25名の方々にご参加いただきました!!誠にありがとうございます!!

Let's Excite!!についてご存じない方はこちらをご覧ください!!


PICSとは何か

PICSとは集中治療室(intensive care unit:ICU) に入室中あるいは ICU 退室後に生じる身体障害、認知機能、精神障害のことです

PICS は近年の救急・集中治療領域のホットトピックスの1つで、近年 ICU 患者における⻑期的な運動機能・認知機能・精神の障害として様々な報告がなされるようになり、市⺠および医療従事者へのPICS の啓発活動は 2010 年以降の集中治療医学における解決すべき重要課題になりつつあると言われています

私たちが集中治療を無事終えて喜んでいる傍らで、長期的にQOLを落として苦しんでいる患者さんがいるというのはとても悲しい事だと思います.

そこで、今回はPICS予防戦略にテーマを置き、医師と看護師の視点から我々救急医療の臨床家がPICS予防の為に何が出来るのかをお話しいただきました!!

今回のスピーカーはDr金子仁!!そしてわたくしまっつん!!笑


Lecture from Dr金子

 Dr金子からはPICSについての概要とABCDEFGHバンドルについてご講義頂きました!!

 PICSを減少させるためには、危険因子を最小化することです。ABCDEバンドルとは、PICSを予防するためにABCDEを頭文字とする管理をバンドルで行う概念で、2010年頃より提唱され始めました。その後、さらにPICSを減少させるためならびに、PICS-Family(PICS-F)を予防するために「FGH」が加えられ、ABCDEFGHバンドルになりました.

 Dr金子の講義の中で、私はG:(Good handoff communication)の内容が特に印象に残りました.Dr金子は診療情報提供書やサマリーを非常に重要視しているそうです.救急・集中治療では完結出来ない問題やPICS危険因子の除去が転院・転科後もシームレスに継続していかなければPICS予防は難しいと話しておられました.救命救急センター退室後もPICS予防が継続されるためのDr金子のこだわりを感じるお話でした‼


Lecture from Nsまっつん

 私からは、Nsのお仕事とNs目線でのPICS予防戦略についてお話させていただきました!!

 私たち看護師は医師のアシストだけがお仕事なわけではなく、患者さんの療養環境を整えることも大切なお仕事です.科学的に提供される医療とは違い、療養環境は個別性が高いため、SCIENCEよりもHUMANISMが求められると私は考えています.つまり看護師とは、SCIENCE×HUMANISMであり、両方の側面から患者をケアする仕事と言えます.
 このあたりを冒頭にお話させて頂き、看護師が行うPICS予防戦略として睡眠ケアについてお話させていただきました!!
 詳しくはどうぞ資料をご覧ください!!

 

次回のLet’s Excite!!は2024.6.24(月)

ここまで読んでくださりありがとうございます!!次回のLet’s Excite!!は6月24日(月)に決まりました!!

場所はこちら!!

次回のテーマは【プレホスピタルケア】について、医師と看護師の視点から約10分ずつお話しいただく予定です!!次回も楽しく飲んで楽しく学びましょう!!

organizer まっつん


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