見出し画像

赤い傘の伝言

赤い傘を開いた瞬間、小さな紙がひらひらと落ちてきました。小糠雨のふる朝のことです。音々ねねは少し湿ってしまったその紙を開いてみました。

透明画

と書いてあります。そして、その下に小さく「書きたかったら書けばいい」と。

今日は仕事を定時で上がって、ハヤテのように帰ってきました。途中、「サイトウ肉店」によって揚げたてのコロッケを買ってきました。レンジでチンしたご飯を丼に入れて、千切りキャベツとコロッケを乗せた「好物コロッケ丼」をさっさといただきました。今ようやく食後のお茶を入れて、ノートの前に向かっていました。

書きたかったら書けばいい、とはなんと潔い言葉なんでしょう。音々は思います。悲しい日、嬉しい日、泣きたい日、優しい日、思えばどんな日も、音々は書きたいから書いてきました。そうして、書き終わると、そこには凪いだ海のような静けさが待っています。音々は書き出しました。

透明画を初めてみたのは二年前の梅雨時のことでした。

夜は静かに深まっていきます。音々が鉛筆を動かす音と一緒に。

小牧部長、今週もよろしくお願いします。
今日は午後6時から眠い私です。早くも夏バテしているのではないか疑惑が出てきました。めっぽう暑さに弱いんです。イギリスのトラオさんは今日もセーターを着ていました。

いいなと思ったら応援しよう!

Marmalade
いただいたサポートは毎年娘の誕生日前後に行っている、こどもたちのための非営利機関へのドネーションの一部とさせていただく予定です。私の気持ちとあなたのやさしさをミックスしていっしょにドネーションいたします。