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初めての国をほんのちょっぴり楽しむ という乗り換えの醍醐味

 イギリス北東部に住むパートナー、日本に一人暮らしの老母を持つ私は年に1〜2度の日本とイギリスの往復をします。サラッと書いたけど、色々大変なこともいっぱい、それでもこれが私たちが作っている今の私たちのベストです。

 ロンドンまでの直行便はたくさん飛んでいますが、地方都市までだと日本からの直行便はありません。なのでどこかを経由して飛んでいきます。

 日本→イギリスは時差の関係でぐったりしているので、あまりこだわりはありません。利便性第一です。一方でイギリス→日本は、せっかくだから行ったことのないところを経由してみようと思うようになりました。乗り換えの二時間だけでも結構楽しめるのです。

 というわけで、乗り換えで楽しむつまみ食い散歩、よろしかったらお付き合いくださいね。

飛行機選びのこと
羽田に飛ぶか 成田に飛ぶか

 直行便はなんといっても飛行機に乗ればもう着くんですから、やっぱり楽です。ですが、乗り換えずには飛べない場所に住むと、選び方としては以下の3つがポイントです。

①チケットの値段

 少し前までは、往復のチケットは断然、日本からの往復よりも、イギリスからの往復の方がやすかったので、イギリスを起点にして購入していました。ところが、円安の影響で、イギリスで買うチケットのメリットを感じなくなってきました。ここ一年ほど前からです。とはいえ、日本の大手のエアラインのチケットは日本で買ってもイギリスで買ってもびっくりするほど高くなりました。もうマイレージ以外では乗れない、というのが正直なところです。

②飛行時間と空港での待ち時間

 次に乗り換えの時の待ち時間です。五時間とかあるとやっぱりちょっとしんどいものです。なので三時間以内でしたら、良いかなというのが私の感覚です。安いチケットでも、乗り換えで翌日になってしまうくらいだったら元も子もないですよね。なんと言っても、ヨーロッパはホテルが高いのです。空港の近くだと余計に高いです。

③羽田に着くか 成田に着くか

 これは私にとってはとても大切なことなんです。羽田に着くと自宅まで空港を出て家に着くまでで二時間くらいですが、成田に着くと一時間余計にかかります。ヘトヘトで空港に着いてからが長いというのは結構辛いのです。というわけで大抵は羽田に着く便を選びますが、航空会社によっては成田にしか行かないというところもあります。私がよく利用するKLMオランダ航空がその一つです。ただし復路(日本→イギリス)は成田を午前中に出発する便(それしかない)だと前泊になってしまうため、復路は羽田出発にこだわっています。KLMはエールフランスの便も使えるので、復路はエールフランスでパリ経由というのが圧倒的に多いです。

今回はこんな飛行経路でした

 北欧は随分前に訪れたノルウェーにしか行ったことがありません。今回はふと「ヘルシンキ」経由を思い立ちました。こんな経路になりました。普段ならワンストップですが、今回はヘルシンキを挟んだので二回乗り換えがあります。

 地方空港(朝6時過ぎ出発)
 ↓ 1時間半のフライト
 ロンドン(朝8時前に到着)
  乗り換え時間2時間
 ↓ 3時間弱のフライト
 ヘルシンキ(午後3時くらいに到着)
  乗り換え時間2時間半
  注意:ロンドンとヘルシンキは時差2時間
 ↓ 13時間30分のフライト
 羽田空港(翌日、午後1時半くらいに到着)

こう書いてみると長旅だなあ
ロンドン行きはブリティッシュエアウェイズ
まだ夜明け前。
この写真を見て気づきましたが、
このピンクの方は私の隣の席でした。
朝が来た

ロンドンではターミナルの移動があったり、荷物検査があったりしたので、少し手間取ってあっという間でした。

初めてのフィンエア

 初めてフィンエアに乗りました。やっぱりワクワクしちゃいます。ロンドンヒースローの混雑ぶりは東京並みで、どこも行列していました。なのでカフェに入るのはさっさと諦めて、ドラッグストアで朝ごはんを購入。

フルーツで朝ごはん
青空がとても綺麗でした
後ろのブロックは満席に近いのに
前方座席の私の周りは
とても空いていてのんびり
座席の色合いやデザインが
北欧、という感じです。
久々に三席独占。
こんなふうに飛んだんですって
ヘルシンキは曇り空でした。
さあどんな空港でしょう

ところで、ロンドン→ヘルシンキはお水かブルーベリージュース以外の飲み物は有料です。持参されることをお勧めします。

ヘルシンキ空港をご紹介します

飛行機から降りてゲートに入ると目の前には早速ムーミンコーヒーがありました。ムーミンと仲間たち、お出迎えありがとう✨

目が釘付け

でもここで立ち止まってはなりません。先に一周してまいろうぞ。ヘルシンキ空港はとても清潔でそして混んでいません。とてもスッキリしています。

クリスマスのお家
中で休めます
今回一番のお気に入りはこれ
とっても素敵なデザイン
北欧のシンプルなデザインがすごく好きです。
あらサンタさん!
ちょっと早くないかしら。
早いなと思いつつ
心が躍ります
おや!
トットさんの仲間たちがいらっしゃる
このストロー細工が
ライトに続く
今回のお気に入りです。
またしても目が釘付け。
前から興味がありましたが
本当素敵。
続きましては
イッタラに行ったら(ふふふ)
有名な鳥たちがいらっしゃいました
マリメッコ
マリメッコにいた妙齢の店員さん(女性)が
全身マリメッコフラワー柄の
セットアップで息を飲みました。
あればいい そんな勇気が この身にも
続きまして
ムーミンくんが出迎えてくれました
安定のかわいさ
韓国からの旅行客の女性たちが
(私と同世代)

귀여운(๑˃̵ᴗ˂̵)
예쁘다(≧▽≦)
2秒おきにずっと言ってました。
この色合いがかわいい
わたしはホーローのマグを
娘におひとつ
お店でひとり楽しみすぎて
カフェに入る時間がなくなってしまいました。
フィンランドといえば
ペストリー!
というのが私の勝手なイメージです。
こちら、ペストリーを一個と
コーヒーのセットで6ユーロと
空港にしては良心的。
私は丸いドーナツをいただきました。
レジの女性が、コーヒーの説明を
丁寧にしてくれてとても親切でした。
えーそんなに丁寧に面倒見てくれるの!?
と感動しました。

きっと行こうヘルシンキ

 ほんの短時間の楽しみでしたが、ヘルシンキに行きたい、という思いを新たにしました。間違いなくワクワクする時間が待っている、そんなふうに感じています。北欧にはまだまだ私の知らない手仕事もいっぱいありそう。

 体は一つしかなくて、時間も限られています。これから先、行ける国もある程度限られている中でどうしても行ってみたい国をほんのちょっと味わえる。おかげで大変だなと思っていた乗り換えも楽しみの時間になりました。

おまけの一枚。

そういえば、
機内のゲームに2048が
あったんですよ。