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イギリス暮らし ダンガリーズの謎
洋裁、ソーイング、楽しまれている方ってどのくらいいるのでしょう。私は長年楽しんできましたが、布から物ができるのって、最初はすごく新鮮で、なんでも作れるんだなって不思議嬉しかったです。
まずは問題です
いきなりですが、問題です。
marmalade渾身の手書きイラストでどうぞ。
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「オーバーオール」と呼ばれるかたが大多数ではないかと。いかがでしょう?私も若き頃よくきておりました。なんて言ったって楽ちんですからね。
でも、イギリスではこれを「オーバーオール」と呼ばず、なんと
ダンガリーズ
と呼びます。ダンガリーのシャツ、というと、ああ!あれね!と思われる方も多いのでは?ダンガリー生地は横に白糸、縦に色糸を使った綾織の布です。よく、インディゴ風のものがありますよね。イギリスでもオーバーオールと呼ばれるものはありますが作業着に特定されているようです。
これに気づいたのはソーイングビーというお裁縫番組を見ていた時のことです。課題が「ダンガリーズ」だったんです。え?ダンガリーの布を使った服って意味?と思いましたが、みんなダンガリーじゃない布を選んでいました😆出来上がったものは、半ズボンだったり長ズボンだったりするものの、わたしがオーバーオールと呼んでいるもので、びっくりでした。
ソーイングビーという番組
日本でもNHKで放送されているソーイングビーのファンです。
この番組は、全UKから集まってきたアマチュア裁縫家が、各回三つのチャレンジを経て勝ち抜いていくというコンテスト番組です。
チャレンジ1 (Pattern Challenge)
事前に用意された型紙を用いて基本的な服を作成する。
チャレンジ2 (Alteration Challenge)
用意された衣類などをリメイクする。この課題では、順位発表までどの作品を誰が作ったのかは、審査員には非公表とされる。
チャレンジ3 (Made-to-measure)
最終課題。この課題はマネキンを使用せず、各参加者に一人ずつモデルが割り当てられ、モデルの体型にあわせた洋服(ドレスなど)を作成する。シーズン2以降はこの課題のみ事前の予習が認められている。
イギリスでは数週間前からから新シーズンが始まりました♪最初はバカにしていたトラオさんも結構楽しそうにみているので、そのうち、ミシン購入を持ちかけてみようかと😊
日本ではどうやらこちらの5が最新のようですね。
イギリスではシーズン9が始まりました♪
エズメヤングというデザイナー
この審査員を務めているエズメ(小柄でおかっぱの女性)が好きです。厳しいことも言いますが、すごく温かいんです。
それぞれの成長や伸び代をとても評価する一方で、丁寧な縫製にも大きな評価を寄せるのは、自分がデザイナーとして、生きてきた証なのかもしれません。
リボンが大好きらしいです。
74歳に手が届くとは思えない可愛らしさ。
V&A美術館にもコレクションがあるんですよ。
親日家でもあり、日本のパターンも出てきたりします😊
パトリックグラントという素敵デザイナー
もう一人の審査員は、まさに紳士なパトリックグラント。いやはや、素敵なんですよ。厳しいんだけどね。
きっと良いお家の出なのでしょうね。とってもスーツの似合う方。この方は実は高学歴のエンジニアだったのだけど、売りに出ていた一軒の仕立て屋さんをどうしても欲しくなったことでデザイナーに転向した経歴を持っています。
わたしに取っては仕立て屋さん。テーラーなんです。ああ、すてき。
みなさま、どうやら独身らしいですわ。
これを書きながら、今朝読んだとき子さんの悩み、じゃなくて、祈りを思い出しております。
こちらの妄想に登場させて見たいパトリックなのでした♪