かわいい、きれい、かっこいい:複雑、単純、最高

あきやさんのこちらの記事を読んでから、ずっと考えていたテーマです。なかなか収拾がつかないので、一旦まとめてみます。

かわいい

複雑です。まず、自分で自分には言わない。違和感あり。というわけで、誰かに言われた場合を考えてみました。

  • 好意を持っている人に言われた場合(男女問わず):うれしい

  • 苦手な人に言われた場合:冷たい気持ちになる、むっとする、憤慨する

むむ・・・相手によって全然違います。180度違います。

さて、教室でもちらっと出てきましたが、「風の谷のナウシカ」の話しになります。(私はジブリ作品の中では「風の谷のナウシカ」が一番好きです。あきやさん、よくわかりましたね!)

初めて映画をみたのは子供の頃でした。最初に王蟲が出てくる場面では、王蟲を「怖い」と思いました。ところが、中盤、幼いころのナウシカが王蟲の幼虫(?)を大人たちに取り上げられるシーンがあります。そのシーンでの王蟲の幼虫は、私の中では「かわいい」に分類されます。

https://www.ghibli.jp/works/nausicaa/

同じ王蟲なのに、どうして小さくなっただけで「怖い」が「かわいい」になるんだろう? と子どもながら不思議に思っていました。ま、「小さいから」っていうだけで理由になるのかもしれないのですが。(小さきものは みなうつくし」と言った昔の人もいましたね)

どうも、私にとっての「かわいい」は、「守られる対象」の意味を含んでいるようです。王蟲の幼虫も、もしナウシカに守られているのではなく、集団でガシガシ人間をかじっちゃう、みたいな設定だったら怖かったことでしょう。

といったことを考えると、私は、自分が好意を持っている人から「守られる対象」の意味の言葉をかけられるのは問題ないけれど、苦手な人から言われると強烈に反発したくなるようです。

たぶん「守られるよりも守りたい」という意識があるんでしょうね。そんな歌があったようななかったような。
そのせいで、苦手な人から「守られる対象」として見られるのは、ほとんど侮辱のように感じるのではないかと思います。

さらに、「この人からかわいいと言われてうれしい?」と自分に問いかけることで、自分が相手をどう思っているかわかる気がしてきました。かわいいのリトマス試験紙的用法。

さて、いろいろ言っておいてなんですが、かわいいモノは好きです。
私のエモアイテムである長財布(本の形、誤植あり)は「かわいい」です。自分に対しての「かわいい」イメージは場合によっては激しい抵抗感があるのに、自分が選ぶもののイメージとしては抵抗がないどころか積極的にかわいいものを選んでいます。

どうしてだろう。自分でもよくわからない。だから自分のファッションがまとまらない感じがするのかな。もう少し深く考えたいところです。

きれい

これはうれしい。誰に言われてもうれしい。千客万来。
以上。単純ですな。

かっこいい

これは最高。私にとっては

  かっこいい=「強い」かつ「きれい」

というイメージです。「強い」のはとっても大事、でも強いだけではまだ足りない。見た目とは限りませんが、「きれい」も兼ねていると最高。

では、私は見た目の「かっこいい」を目指しているかというと、そうでもない気がします。「ぱっと見ただけじゃわからないけど、よく見るとかっこいい」くらいの、奥ゆかしいかっこよさ?がいいなあ、と思っています。なんだその微妙な感じ・・・

まとめ

私の場合、自分のファッションでの「かわいい、きれい、かっこいい」がとっちらかっている気がします。ここを整理できると、服やものが選びやすくなりそう。「かっこいい」が最高と思っているのに「かわいい」ものを身に着けているという点を初めて自覚しました。

上手く整理できるとよいなあ。整理した結果、現状で良しとなるのかもしれないし、違う方向になるのかもしれないし。

以上、「今はまとまっていないよ」というまとめでした。


番外

この間、反骨精神ブランドのバッグをみていたら、王蟲の幼虫を思わせるバッグがありました。一旦そう思うと、もう王蟲にしか見えない。形もサイズ感もスタッズもすべて王蟲感を醸し出している。これはもう王蟲の幼虫を抱っこしている感じ・・・!と一人で盛り上がりましたが、いやいや、私は王蟲を探しに来たのではない、と思いとどまりました。

私の演歌バッグではないけれど、誰か友達に持っていてほしい、そして会うたびに「王蟲だ!」と言いたい、という気持ちにさせられるバッグでした。(ちなみにスタッズがないバージョンはユパ様が持っていそうでした)

いいなと思ったら応援しよう!