love once upon a time①

1995年 わたしは短大だったけど大学の国際交流センターの企画でマレーシアボルネオ島で農業植林を体験する、というのがあり前年に参加したともだちがおすすめしてくれて参加した。暖かい人々、食事、ジャングル、文化、分からない言語、全てに恋に落ちてわたしはマレーシア行きを決めた。
1996年 短大を卒業してボルネオ島のマレーシア サバ州の州都コタキナバルへ。ホストファミリーになってくれた家族と過ごし、現地方言のマレー語を独学しながらhost fatherの会社に通わせてもらった。コタキナバルの語学学校では当時外国人を受け入れた経験がなく断られてしまったが、マレー半島側のマレーシアの首都近くにある国立大学ではマレー語のコースを取れることを知り1997年クアラルンプールへ向かった。
KK (コタキナバル)では短大のともだちも同じホストの元で暮らした。マラヤ大学では寮に入り、ともだちとは違う寮になった。わたしが住んだ3寮、Kolej ke-3にはひとりだけ外国人の子がいた。アルバニア人のNereida、のちにReiと呼ぶ今も続く親友。初めて会った時は長ーい髪をしていて、未知だった国アルバニア、仲良くなるまでは少し時間がかかった。
コースが始まる前にplacement test、クラス分けのための実力試験を受け、レベル１０～４０まである中の下からふたつ目２０に入った。日常会話、読み書きはできるレベル。4月に始まる短い intensive コースでレベル２０を学び、そのあとの1年のコースでレベル３０を学んだ。Reiとは同じクラスだった。他にも大学を休学して1年留学で来ていた日本人、社会人日本人、わたしのように前年をマレーシア、彼はPerakで過ごしたという日本人、イタリア人、ドイツ人、日本人駐在員の奥さん、将来マラヤ大学で学ぶマレーシア人もいた。マレーシア人だからと言ってマレー語が上手だとは限らない。Internationalと名のつかない国立大学での公用語は国の公用語であるマレー語。上手じゃない子はこういうコースで大学に入る前に学ぶ。そしてReiの他にもうひとりアルバニア人男子。
マレーシアの国の宗教はイスラム教。アルバニアもイスラム教徒が多い国。違いはアルバニアは共産主義だったため宗教の実践が許されない時代が長かった。そのためイスラム教徒だけどディナーのテーブルにはワインがある、みたいな生活だったらしい。ふたりはアルバニアからの国費留学生で、Reiはわたしと同じ3寮、もうひとりの彼はお隣の4寮に暮らしていた。
彼と付き合い始めたのはいつからだったか。わたしははじめ少し年上の日本人に恋していた。切ない恋は叶わず彼は日本人の女の子と付き合った。そんな時彼に映画に誘われた。どこの映画館に行ったんだろう、、。Bangsarに映画館があったのか、、。ありました。Bangsar Shopping Centerの最上階に映画館があった。https://www.google.com/maps/dir/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%83%A4%E5%A4%A7%E5%AD%A6+Universiti+Malaya,+50603+Kuala+Lumpur,+Wilayah+Persekutuan+Kuala+Lumpur,+%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2/Bangsar,+%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%AB+%E3%83%9E%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%82%A2/@3.1230009,101.6580882,15z/data=!3m1!4b1!4m14!4m13!1m5!1m1!1s0x31cdb47024217187:0x1e85ebc65d47d641!2m2!1d101.6569942!2d3.1219268!1m5!1m1!1s0x31cc499437d78c81:0x56b45ebf1e8941b4!2m2!1d101.6797838!2d3.12901!3e0?authuser=0&entry=ttu　マラヤ大学からBangsarは車で5分の距離。当時2人ともお金がなくて車もバイクもなかったからタクシーで行ったんだろうな。
1996年、まだツインタワーで有名なKLCCもMidValleyも建設されていない時代。話は尽きず映画のあとマック McDonald'sでお茶をした。まだバイバイを言い難かった。そこでわたしが "Is this a date?"（これってデートなの？）と聞いたら "I think so."（そう思うよ。）と彼が答えて彼はわたしのboyfriendになった。あれは1997年だったか。わたしは21才，彼はふたつ下の19才。