失恋の在り方

失恋をした。

もともと特殊な出会いだったので、いつか別れるのかなとは思っていたけれどものの見事に数月で関係が途絶えてしまった。あっという間だった。

いつも、春から夏にかけて出会って、冬には別れてしまう。たぶん寒さとか、日照時間のあれとかだ。植物と同じで、人間にも常緑樹タイプと落葉樹タイプがいるんだろう。私は、暖かい季節にだけ元気に葉をつけて活動するんだな。わかった、諦めよう。

一人の人と真剣に付き合うのムズイ。ムズすぎる。
かといって遊ぶタイプでもないし、相手以外の人と肉体関係持つとかも考えられない。

話し合いも争いも苦手だ。人との密接すぎる関係が本当に苦手だ。
人とぶつかり合う、言い合うのが年々無理になってきてる。いざする時はするのかな？分からない。お互いほどよく孤独なレベルで付き合いたい（人として）。

あと、過剰な「男女感」「男っぽさ」「女っぽさ」が苦手なのかもしれない。
恋愛すると、体も大事だからやっぱり男、女を意識する。恋愛してない時にくらべて1000倍くらい意識する。その特異な感じ、異常事態が恋愛をちょっと気持ち悪くする。
体の触れ合いが気持ち悪いのではなくて、私たちのなかの「男、女」が色濃く出る感じが、キモイ。
おっぱいとか体毛とか、目で見える肉体的な部分ではなくて、その物体に託された性的意味。性が色濃く出てる感じをどうしてか受け入れられない時がある。心が子どもなのだろうか。

長く付き合うのも、彼氏に対して女を演じるのも、けっこうストレスだなぁ。恋愛は自由だけど、「付き合う」ってやりたくない仕事みたいなイメージで、それがずっと拭えない。一旦始まったら終わりのない永久課題、みたいな…。
どうなんでしょう？もっと楽な見方ないかしら。
これからも普通の恋愛を諦めながら生きていくのかなあ。はてさて…

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