
変わっていく私を、あなたはときどき遠くで思い出して
よく頑張りました。
私への恋愛感情がない人に、
恋愛感情を持っていたんです。
私は、
彼は誰にも恋愛感情を持たないアロマンティックな人だと思っています。
そんな彼に、私は初めから失恋していたと思います。
それでもちょっとした年月、
誕生日を二人で祝い、
食事に、カフェに、旅行に二人で出かけ、
傍目には夫婦か恋人か訳ありカップルかだったと思います。
約1年前に決心して、もう会わないことにしました。
きっかけは、
彼がお酒の場で職場の若い女性にちょっかいを出したことが、
職場のセクハラ調査対象になっていたことから、
彼の気持ちがはっきりわかって、
私の気持ちががっかりしたこと。
常々、お酒に酔って出てくる人格は本性だと思っている私。
それでも私に「ごめん!」って謝るそぶりがあれば、
その本性は、「男のさが」だと思って聞き流すのに。
ところが、謝るどころか、
「相手が嫌がってないからセクハラじゃない」
と私に開き直ったわけです。
その本性は、
私が「特別な人じゃない」ということでした。
私がその言動に傷ついた気持ちを伝えても、
「ごめん!悪かった!許して!」とはならず、
「ことりちゃんは大切な友だちだ」と言い続けるので、
心を決めることができました。
気づけばもう1年以上経っていました。
よく頑張りました。
彼とは一切連絡をとらず、会わない日が続いています。
ただ、やっぱり少しさみしい気持ちはあります。
彼がいい、というわけではなく、
彼氏がいることでの、心の充実感?安定感はあるよね。
その彼は「彼氏」ではなかったものの、
外形的には、二人で出かけるし、
まず何かあれば彼に報告するし、
彼も私に報告するし、
思えば毎週末一緒に出かけていたから、
心の充実感、安定感はあったように思います。
だからか、彼と離れる決心をした後に開催された同窓会には
参加する気持ちがなくなりました。
同窓会って、幸せな人しか参加しないじゃない?
よく頑張りました。
それでも思い出してしまうことはあるけれど、
それは彼を思っているというよりも、
パートナーがいることの安心感を思い出しているんだと思います。
今日は2月22日。
31年前の京都、
今日みたいに寒くて、雪が積もった金閣寺で
当時、高3から付き合っていた彼から別れ話を伝えられた日。
ラジオから流れる荒井由実の「卒業写真」
変わっていく私を、遠くで叱って欲しくはないけど、
私を遠くで思い出して欲しいな。
彼は、そしてあの彼も、私の青春そのもの。
やっぱり、私は誰かにそばにいて欲しいな。
昔、52才と言えば、
年寄り、高齢者と思っていたのにね。
若い皆さん、びっくりするかもしれませんが、
50代でもまだ青春気分になりたいです。
もしかすると60代でも?70代でも?
いいじゃないですか!
青春気分って楽しいじゃないですか。
介護保険も軽くなるんじゃない?
介護保険の軽減にも、
ぜひ、熟年離婚の活性化に期待していますw