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IVEちゃん東京ドーム公演参戦記2024.9.4

以前にも書いた通りわたしはK-POPをよく聴く。中でもIVEを推している。

といっても曲のコールや振り付けを全部できるような強火ペンではなく、どっちかというとYoutubeの百合コンテンツを見てニヤニヤしているキモい方のヲタクである。
しかしながら、IVEちゃんが東京ドームにやって来る。それを聞いて血が騒がんわけがなかった。

チケットを取ったのは水曜日というド平日社畜殺し日程であったものの、仕事をサボっ万障お繰り合わせの上無事参戦。

物販列より

グッズの事前予約をすっぽかしたため、14時ごろから当日物販列に並ぶこと1時間半。コミケに参戦していたころを思い出す。周りがみんな日傘差してるのは違和感あるけど(コミケの列は傘禁止)、アレよりは遥かにマシだ。
ペンライト、フェイスタオル、ワッペンを購入。スタジャンとTシャツは売り切れていた。その後、レンタル予約しておいた防振双眼鏡を水道橋駅付近で受領し、会場内へ。再入場禁止ではあるが、場内では軽食と飲み物が買えるし、レンタル充電器もある。グッズだけは外でしか買えなかった。
40ゲートという時点でイヤな予感はしていたが、見事な後方彼女面……もとい3階スタンドほぼ最後方席。高所恐怖症なのでややケツが覚束ないが、見晴らしは抜群だった。ちなみに場内は撮影禁止なので皆様の想像力とわたしの文章力に全てを委ねている。

小腹が減ったので売店へ。韓国風ハンバーガーをグレフルサワーで流し込む。やっぱドームはコレよねェ…と満喫しながら周りを見渡したら、ペットボトルのお茶をチビチビ飲みながらケーポ語りに花を咲かせるティーンに取り囲まれ、その中に一人、野球観に来たオッサンが鎮座している。途端に気恥ずかしくなった。
開演前に双眼鏡とペンライトをセットする。
K-POPライブ参戦は初なのだが、イマドキのペンライトはスマホアプリで座席情報読み込ませると自動制御されることに妙な感動を覚えた。10年前に某アイドルアニメのライブ行ったときは手動でキンブレの色、変えてたんだけどなぁ……。かがくのちからってすげー。

開演時刻。照明が落ちてペンライトが星空のように煌めく。もうこれだけで感動モノ。
「HEYA」が爆音で流れ、歓声がドームを満たす。
暗いステージにボンヤリと浮かぶ人影。

会場がバッと明るくなり、歓声が最高潮に達する。
ユジン、ウォニョン、レイ、リズ、イソ、そして……


ガウルオンニ……!

ガウルオンニは実在するんだ……!




Youtubeで慣れ親しんだあの笑顔。
今、わたしたちは、同じ空間にいる。

そう思った瞬間大粒の涙が溢れた。



天空席から初めて見た生IVEちゃんは、ちりめんじゃこのちっさいやつ、ぐらいのサイズ感。でも感動の大きさには関係なかった。
そこから先は宝石の夢を嵐に突っ込んで引っかき回したような感覚だった。このブログの文章も我がテンションに比例してどんどん散らかっていくが許してほしい。
目の前でIVEちゃんが歌って踊っている。
わたしはイソの「んにーっ」と横に伸びる笑い方(語彙力皆無)が好きなのだけど、生で観たイソも終始そんな感じで笑っていた。ウォニョンはひときわ脚ほっそいし、ユジンは骨ストの最高峰みたいなカッコいい体格。あぁホンモノだな、と感動を覚えた。
曲の間に挟まるトークタイム。きっと日本語のセリフを一生懸命練習したんだろう。イソは「イソ丸でーす」、ガウルオンニが「秋ちゃんです」と名乗っていた。さすが、日本での呼び名を掌握しているッ……。
※ガウルは韓国語で秋という意味
ヨジャドルが話す韓国なまりの日本語ホントかわいくてすき。
トーク中、リズが謎のタイミングで「フッw」と噴き出したり腰かけた瞬間「ふーっ…」と素が出ていてその度に会場中が爆笑に包まれていた。ほんといつでもおもしれー女だよ君は……。

そして曲が始まればメンバーがステージ狭しと駆け回る。
こちら側近づいてきたガウルオンニと(双眼鏡越しに)目が合った。恋に落ちた。

6人だけではなくて2人やソロの曲、トークもあった。おそらく衣装チェンジの都合だろうけど、これも新鮮ですごく良かった。
特にレイぴょんがセーラー服で「接吻」を歌ったとき、あまりにも「わかりすぎている」と感じた。ドーム中のオタクが恋に落ちたと思う。

わたしがIVEで一番好きな曲は「Accendio」
いつやってくれるかなぁとワクワクしてたらJホラーテイストな演出の中、闇IVEちゃん登場。生バンドのオリジナルアレンジでテンション爆アガり。この曲だけはコールを完璧に覚えている。5,6,7,8!
雷鳴の如きオタクの叫び。
ユジンとリズの声量に圧倒されっぱなしだった。歌、うますぎやろ。

めくるめく時が流れ、アンコールはトロッコで登場。もちろん遠くからしか見えないけど、一生懸命ファンサしまくるガウルオンニを双眼鏡で観察していた。目が合った。恋に落ちた(n回目)。
端から見たら本当に気持ち悪かったと思う。一人で行ってよかった。

最後に、ステージに並んだメンバー一人一人が客席に語りかける。韓国人メンバーは皆、韓国語で話し日本語同時通訳が入る中、ウォニョンだけは全編ほぼ通訳無しで日本語を喋っており天は何物でも与えるんだなと思った。

終幕後、ステージの巨大スクリーンに各メンバーの手書きメッセージ(日本語)が映し出された。
リズのメッセージが「ワルドツアー」と微妙に誤字っていた上、あのビジュアルからは想像できない男子小学生風味な筆跡でとても愛おしかった。もしかして韓国語でもちょっと字が汚い方なんだろうか。親近感……。


ドームを出て双眼鏡を返し、ふわふわと夢心地で駅に向かう。
光IVEちゃんのコスプレをした二人組が地下鉄の改札に吸い込まれていく。きらびやかな夢が、少しずつ溶け出していった。



我が家の懐中電灯

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