チョリソーマンの誕生

この記事は アホカレ Advent Calendar 2023 16日目の記事です。

チョリソーマンってなんだよ


chorizo man

こいつ。元々強虫モンブランのミームのときに描いたやつだったと思います

チョリソーマンの誕生秘話(別に秘話ではない)

2023年1月28日、冷え切った夜の寒さが残る朝8時。僕はこれから大阪へ向かうために横浜へ向かっていた。高校以来の友人とともに、フォロワーの人たちと邂逅を果たすために。

合流まで

横浜から新幹線に乗って大阪へ向かう。およそ10年ぶりに新幹線というものに乗車した感想だが、こんなにスペースが狭かったかと古い記憶のギャップに少し焦りはしたが、問題無く席に腰をかけることはできた。
約2時間半、人類の進歩として東京↔大阪をこれだけの時間で行き来できることの早さを体感するべきか。それでも大阪はこれだけかかるのかという物理的な距離の長さを実感するべきか。
そんな自分でもよくわからない感情を持ちながら、燦々と照りつける冬の低めの朝日を浴びながら、僕らが乗車した「ひかり」は西へ発車した。

新幹線に来たら一度はやっておくべきものがある。「シンカンセンスゴイカタイアイス」である。今年の10月末で車内販売が終了してしまったが、そんなことを当時の僕は知る由もなく、アイスクリームを購入した。この時、僕はこのアイスの固さを「Twitterで誇張に広がったネタ」だとあまり深刻に受け止めずに捉えていた。そんな愚かな嘲笑のような思いを抱きつつ、試しに開封直後のアイスを食べようとスプーンを当てたら「カン」という音がした。
プラスチックと鉄をぶつけたような音だ。何度試しても一欠片すら掬える気配は無いし、力任せに掬えばおそらくスプーンが込めた力の反動に耐えられず折れるのがオチだ。僕はこの時理解してしまった。アイスが融けて柔らかくなるのを待つしかない哀れな人類となり、「待機」を選択せざる得なくなったのだ。カップヌードルを食べるときのお湯を注いでからの待機時間に、冷凍商品を自然解凍するまでの待機時間。目を離すことはできないが、ひたすら待つことしかできないときの、そこまで長くはない時間の「早く食べたい」けど待機時間はあるもどかしさ。そう感じるほどの何も対策をしていない人間にはどうしようもない、比喩でもなく異常に固いアイスであった。

こうして長いような短いような時間を経て僕らは新大阪に到着した。この時は新幹線の遅延があり、当初よりも7分ぐらいは遅れて到着していたのであった。フォロワーに到着したと連絡を入れつつ、事前に共有されていた集合場所へ向かう。フォロワーと合流。関東から来た僕と友人の2人と関西勢の3人の合計5人で、ここから大阪オフの始まったのである。

「チョリソー」

12時というお昼時の時間であったが、とりあえず本来の目的地の「大阪」駅へ向かうことにした。ホームへ降りるときに向かったエスカレーターの右側に並ぶ慣例をこの目で見ることができた。本当に関東と関西と違うんだなぁと小学生の読書感想文の文字稼ぎみたいな感想を心の中で思った。
大阪駅に到着後、僕らは一度ヨドバシカメラ梅田へ向かった。これは一度カメラのフィルムの在庫確認のために立ち寄ったのもあるが、お昼時の混雑を避けるためというのもあっただろう。様々な商品を見ておよそ40分ぐらい経ったころだろうか。流石にお腹が空いたということで昼食を取ることになった。

「せっかく大阪に来たのでお好み焼きにしたい」ということになったが、1時半を過ぎたといえど休日の昼時という事実は変わらず、どこの店も混んでいた。20分ほど店を探し回った頃だろうか。およそ15分待てば席に案内できるというお好み焼き屋があったのでそこで昼食を食べることになった。
お好み焼きに加えて別途サイドとしてエビやチョリソーなどを頼んだ記憶がある。何故詳細なことを書いていないのかというと、10か月以上経ってしまっているのと、このあとのバカみたいな騒ぎで詳細に関してはあまり覚えていないからだ。しかしそんなことはどうでも良く、このときにチョリソーを頼んだこと。これが(個人的な)今年のハイライトになるであろう、「事件」が起こる引き金となるのであった。

この時の僕は「あんまりおもしろいことを言えていないなぁ」という焦りの感情に襲われていた。別に芸人の集まりではないのでわざわざ面白いことは言わなくてもいいとは思うのだが、周りのメンバーが癖がありまくるメンバーで、僕だけ至って真面目くんな状態であったのだ。真面目のキャラを保ちながら面白いことを喋らなくてはと思いつつ、鉄板を覗いてみるとそこにはチョリソーがあった。ふと僕の中に面白いギャグが思いついたと当時は思った(思い返すと何が面白いのかは不明である)。これだと思った。そして僕はチョリソーを取り皿に移しこう発したのだ。

「チョリーッスw!」

その後普通にチョリソーを食べた。これは「チョリーッス」という挨拶に「チョリソー」をかけたバリクソ上手いギャグを発したつもりだった。抱腹絶倒、とはいかないものの、すごく面白いと結構自信があったが何やら思っていたよりもウケてはいなかった。思っていたリアクションを得られなかったことに疑問を抱きつつ、チョリソーを噛んでいると僕の舌が違和感を感じた。辛味だ。ただの辛味であればそこまで、とは思わなかったがこのとき食べたチョリソーは異常に辛かったのである。この「辛さ」を僕の貧相なボキャブラリーで説明をすると、間違って中本のスープを麺を介さずに飲んでしまった形に近いような辛さであった。つまるところかなり辛い。そして思わず「からっ」と悲鳴を上げてしまった。このとき、チョリソーギャグよりも何故か大爆笑が起こったのだ。誠に遺憾である。

「チョリソーマン」へ

ここだけであればただの辛さを見誤ったバカであろうと思う。私も大阪オフが終わって東京に戻ってきてからは、あまりチョリソーの一件を掘り返すことは無かったが、あのメンバーでやらかしたチョリソーは自分が思ったよりも「アホ」行為として映っていたらしく、ここ一体で摺られまくった。
ただ単純に「チョリソーマン」という単語が急に出てきたわけではない。元々チョリソーで辛いといったことで今後の飲み会で使えるようなネタに昇華したのであって、「チョリソー辛太郎」が先行して出てきた。

(Discordのニックネームネタのため、Not初出)

そもそもチョリソー辛太郎とは何かと思うかもしれないが、僕が発する言葉には深い意味はほぼほぼ無い、浅すぎてほぼ水溜まりのような海と変わりないため、そこら辺の考察についてはしないほうが良いと思われる。
現に発言した僕ですらわかっていない。

このときDiscordでのサーバーアバターとして設定していたのが何を隠そう、チョリソーマンのプロトタイプである。

このときはあくまで「僕、るかんがチョリソーを食べて辛いと漏らしてしまった」ことのネタであった。果たしてチョリソーマンとは何なのか。過去の投稿を遡ると以下の投稿が発掘された。

チョリソーマン
チェンソーマン
似てる

https://mi.les-requin.net/notes/9fx6cyoo70

おそらく会話の流れも何もなく、急にふと浮かび上がった単語であっただろう。チェンソーマンと引っ掛けた、そこまで面白みも無いネタであっただろう。

そして事件は起こった。

努力 未来 A Beautiful Shark

そう、Chorizo_man(チョリソーマン)という名前でチョリソーマンというカスタム絵文字が追加されてしまったのである。完全にネタに使うためのカスタム絵文字であったため、度重なるゴリ押しの結果チョリソーマンの絵文字がシュリンピアに輸入されてしまうということになってしまった。そしてシュリンピアのLTLを眺めているとサメ関係の話題のときにわりかし使われているのを見ている(気がするだけ)。それだけで、この思慮深き思考を全くしていなさそうなサメを絵文字として切り出したことは間違っていないのであろう。

この記事を執筆をするにあたって、久しぶりに過去の投稿を遡るうちに色々思い出しましたが、やっぱり「チョリソーマン」という単語自体は急に出てきた単語だったため、今振り返ってみると困惑するしかない。

チョリソーマンという概念ができた影響を考える

SS風に書くの疲れたので、文体を普通に変えます
ぐえー

チョリってる

このチョリソーマンという謎のキャラクターによって、私のコミュニケーション手段が大きく変わりました。元々の経緯が発端を辿れば私の「やらかし」であるため、アッ!みたいなリアクションの意図で利用したり、見た目があまりにも何も考えていないため、よくわからなかったときにポンとリアクションしたり。つまるところ味の素みたいなリアクションとしては割と優秀だと勝手に思っています。

また、チョリソーマンが出始めたときはただのリアクションとして使っていたため、ただのよくわからないキャラクターでした。

「チョリってます」という謎のステータスの(おそらく)初出です。

Q. チョリってるって何?
A. 私も知らない

チョリソリング

私の自鯖のインスタンス名(今はサーバーという名称が正式ですが、クセでこう書いてしまう)ですが、チョリソリングとはどういう意味でしょうか?調べてみました!

いかがでしたか?

つまるところ

チョリソーマンはチョリソーマンです。人間の身体が生えたサメとかるかんの別人格とかそういう定義じみたものは全くなく、気分でチョリソーマンというものが発生しています。

何を言ってるんだって思ったそこの方!私にもわかりません。

後書き

アホカレということでめっちゃアホなことを書きました
まあそういう企画なので幾分仕方なし

というわけで、

となりのblobくんは不服そう

おしまい

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