古のGalaxyをアップデートする
元々こちらは以前大量に買ったSamsung端末に色々カスタムROMを入れてやろうと2022年あたりから執筆していたやつなんですが、私の関心がカスタムROMから離れてしまったため、現状良い感じに区切りが出来ている現段階で公開いたします。
情報が古い箇所もありますがやり方などは大きく変わっている場所はないはず
最初に
この記事は以下の記事の番外編みたいなものとなります
ノリとしては上記のものと似たような形です。お付き合いください
最初に
今回の記事ではOdinを使ってROMを焼いていきます。
あとはROMを入れる媒体としてmicroSDカードを利用します。利用する端末によって、対応する規格および容量が変わってくるため注意してください。容量が16GBのものがオススメです。
本編
以下の端末をROM焼きしていきます
Galaxy Note Ⅱ(SC-02E)
何で10年前の端末のカスタムROMの開発がまだ続いているんですか?(上記リンクは19.1ですが、Android 13対応の20もアルファ版であるみたい。やべぇ)
まあいいや…
インストールガイドがあるのでこれを見ながら進めていきます!(適宜ファイル名は)
1.TWRPを入れる
ありがたいことにGalaxy Note Ⅱ用のTWRPがあるのでこれを使います
ここからn7105, t0lteの項目の中にあるPrimaryから選択します。色んな情報を参照するとバージョンは3.5.2を選択すると良さそうです(おそらく3.5以上であれば普通に動きそうな気がしますが)
Galaxyの電源を切った状態で、PCと接続します。その状態のまま、「ボリュームダウン」、「ホームボタン」を押下しながら電源ボタンを長押しします。そして、起動ロゴが出たタイミングでダウンロードモードに入るかどうかの警告画面が表示されるので、そのままボリュームアップを押下してダウンロードモードに移行します。
Odinを起動すると、ID:COMの左側に何やら青っぽく塗りつぶされている状態になると思うので、この状態で「AP」ボタンをクリックするとエクスプローラーが起動します。先ほどダウンロードしたTWRPを選択し、Startボタンを押下するとダウンロードが開始され、ダウンロードが完了すると自動で再起動がかかります
2.ROMとGAppを入れる
上記のページのダウンロードからカスタムROMをダウンロードし、そのROMを余っているmicroSDに移動します。
また、GooglePlayサービスなどを使いたい場合は、別途GAppsを入れる必要がありますが、OpenGAppsがAndroid12以降だと対応していません。流石にARM32bit版で対応しているものなんて…
あったわ
上記のMindTheGappsは、LineageOSのコントリビューターがメンテナンスしていて、LineageOSチームがカスタムROM用としてコミュニティで推奨されているものらしい(雑)
今回はAndroid 12Lをインストールするため、Android12.1.0-arm を選択してください
端末の電源を切った状態でmicroSDを端末にセットし、そのあと「ボリュームダウン」、「ホームアップ」を押下しながら電源ボタンを長押しします。そして起動ロゴが表示されたタイミングでボタンから手を放します。
そうするとリカバリーモードで起動し、人によっては見慣れたTWRPの画面になります。
バックアップをする人はRestoreから適宜バックアップを実施してください。
バックアップが完了した後、Wipeを選択し、データを消去します。
Wipeが完了したら、Installを選択し、Select Strageから、microSDを選択します。そのあと、ROMがあるファイルまで移動して、対象のROMを選択します。そこから画面下部のスワイプをしたらROM焼き開始です。しばらく待ちましょう
ROM焼きが完了すると、システムの再起動か引き続きインストールを実施するか聞かれます。GAppをインストールしていない人は引き続きインストール作業を実施し、必要なものを焼き終わったら再起動を実施してください
再起動を実施すると時間はかかりますが、Docomoのブートロゴが表示された後、LineageOSの起動アニメーションが表示されます。流石にスペックが10年前のものであるため、起動に時間がかかるものの、待ちわびたAndroidの画面が表示されます(筆者の環境だと2分ぐらい)
3.使用感など
操作感としては意外と悪くない感じ。起動直後とかは動作がかなりモタつく部分はあれど、それ以外はロック解除あたりがモタついている感じはあれど、かなり使いやすい感じはする…みたいな感じ。
Galaxy SⅢα(SC-03E)
この端末は、世界的に販売されていたGalaxy S3(Docomo版はSC-06D)のマイナーチェンジのモデルで、実はDocomoでは使えないので、かなり使えるROMが限られます。
こちらのsolarisintel氏(敬称略)のブログから、Android10 相当のOptimizied-LinageOSがあるため、こちらを使っていくことにします。ありがたいことにROMだけではなく、この機種専用のTWRPもあるため、こちらを一緒に使うことにします。
TWRP
ROM
TWRPやROMの入れ方は共通のため、上記のものをご参照ください。
GAppsはOpen GAppsから入手した方が早いと思います(Android10 arm版を選択。Varientはお好みでいいけど、個人的にはnanoとかで十分だと思います)
使用感
SC-06Dのマイナーチェンジのため、RAM2GB搭載なのは良いことですね(グローバル版のGalaxy SⅢはRAM1GB)
ただ、Android10でも正直カツカツ感があるスペックであるため、常用使いは少し厳しいかもしれない…と思ったけどそもそもGPSやモバイルデータ通信、電話ができないって記載があったからそもそも常用するものではないや…
Galaxy Note 3(SC-01F)
SC-02Eの次世代機です。大きさ自体はあまり変わらないものの、ジャンクで購入するとちょっと厄介な機種です。
理由としては、まずこいつの背面は革のようなプラスチック素材なのですが、この「革のような」がかなり厄介です。こいつ加水分解するとめっちゃベタつくんです。掃除をするのが大変でした
あと初見殺しのUSB3.0(外付けハードディスクとかで使うやつ)です。言ってしまえばmicroUSB Type-Bがあれば普通に充電できるのですが、最初自分も給電できるかどうかわからずにそのまま博打で購入しています。あとUSB3.0のケーブルで接続してもそこまで早くないのもナニコレ感を加速させています。というかスマホで全体で見ても国内モデルでは本機種とGalaxy S5しか積んでいないという罠。
また、このあたりからSamsungの日本向けの製品にはSnapdragonを搭載しているのですが、グローバル向け製品だと基本Exynos搭載で開発されているため、Exynos向けのビルドは利用することができません。なので、今回利用可能なROMで、バージョンが新しいものは以下のものとなります。
ROM
TWRP
Android11ですがまだギリギリ使っていけるでしょう、多分
使用感
操作感としてはSC-02Eと同じ感じです。当たり前ではありますが
大型のスマートフォンに慣れた筆者からすると、このぐらいのファブレットは正直ありかなと思っています。5.7インチなのでそこまで巨大ではないです
横幅は完全に現行のスマホ並みに大きいので片手操作は難しいでしょうけど…
ただ、自分が購入したジャンクは有機EL特有の画面の焼き付きが発生しているため、白に近い背景になるとドコモのメニューが薄っすらではありますが、割と邪魔な感じで鎮座してきます。もうちょっといい状態のスマホ買えばよかったね
ちなみにSIMの変換アダプタを使ってMVNO(Docomo回線)を挿してみたところ、APNの設定してしばらくしたらLTEを掴むようになってくれて感動
Galaxy S4(SC-04E)
SC-06D(Galaxy SⅢ)の次世代機です。結構カスタムROMに関しての情報は転がっている印象で、多分カスタムROMを入れるのは割とやりやすい機種だと思います
今回はいろいろ調べてみたところ、グローバル向けのAndroid12のROMを入れることができるらしいので、以下のブログから入れてみることに。こういう情報は本当にありがたいですね
TWRPはこちらのものを利用しました
ブログの手順の通りに進めていき、画面を起動すると初期設定画面を飛ばしていきなりホーム画面が出ます。
使用感
結構快適に動きます。今では貴重な5.0インチで、背面がプラスチックなので綺麗にしやすいと思います