スマートフォンのケースカバーと保護フィルムのよもやま話

今回は小話を。

ケースカバー編

スマホのケースカバーは人によって、かなり脚色が出る部分だと思っています。いろいろなパターンが考えられるとは思いますが、大きく4種類に分かれるとは思います。

1.手帳型

これは王道中の王道です。その名前のとおり、手帳のようにフラップがついているタイプで、スマホのケースといったらコレ!っていう人は多いでしょう。フラップがついている関係上、交通ICカードやクレジットカードサイズのカードを収納できるカードポケットが付属したり、ネックストラップを付けられる(ケース自体に付属している)ものであれば、不慮の事故で手から離れたとしても直撃といったケースを避けたりといったこともできますし、ケースが軽い自立スタンド替わりになるものもあります。ただ、これはメーカーによっては大きな違いが出る部分でもあり、家電量販店でも販売されているものでも結構差がありますし、Amazonで販売されている中華製のものでもかなり差があります。基本困ったらエレコムとかレイアウトとか買っておけば良いと思います。ラスタバナナはちょっと微妙…

2. ハードカバー

後ろの背面をカバーしてくれるケースです。手帳型と比べてどの製品も衝撃に対して強いことを謳っているものが多いです。個人的な感覚で言いますと、普通のハードタイプとソフトタイプ(TPU)、シリコンタイプを主軸としている形で、そこから派生していろいろなカバーとして出ているという認識です。これに関してはいろいろ種類が多いので有名なものをある程度ピックアップして紹介します。

とにかく衝撃に強いタイプ

落下などの衝撃に関してスマホを守るというタイプです。大半の人がハードケースを選択する大きな理由となるでしょう。例としては、SpigenやプリンストンのUAGシリーズ、ELECOMのZEROSHOCKなどがこれに当てはまります。外で使うことを考えるのならばこのタイプが一番良いと思います。

バンパーフレーム

バンパーフレームは側面部分を保護するケースで、iPhone製品に多い印象。スマホ本来のデザインを活かすことができます。それだけでなく、背面が覆われていないため、ケースカバーを付けるうえで一番のデメリットである排熱の問題をクリアしつつ、スマホにダメージを受ける、側面からの落下による衝撃を緩和することができるのが魅力です。スマホの背面のデザインを活かしたい、ゲームを長時間するなどの理由であれば十分選択肢に入ります。

フラップタイプ

最近多くなったのが、分類としては背面カバーですが、フラップが付いているタイプのものも最近増えてきました(まだまだiPhoneが主ですが…)。特徴としては手帳型とほぼ同じでありながら、ベースは衝撃に強いタイプのものであるため、衝撃に強い手帳型というつよつよなものになります。ただ個人的にはあくまで背面カバーを無理やり手帳っぽくしているというのもあり、デザインが無骨なものになる、カードポケットが無い/少ないものが多い、手帳型と比べてケース自体が大きいものが多いためポケットによってはものすごく目立つ、値段が比較的高いなどといったデメリットがあります。…あくまで私が家電量販店でアルバイトしていた頃の商品がそうだった話なので、改善されているかもしれませんが。

3. デザイン重視のケースカバー

あくまでケースカバーの種類としては大きく手帳型/背面型の2種類になるのですが、そもそもデザインがメインのケースカバーに関しては、性能とかそういったものを重視するとは思えないので、今回は別枠として評価しています。まあ結論を書いてしまうと、「好みのものにケチつけるものではない」ということなので、デザイン重視も選択する上では十分な判断材料になると思います。例外としてはiFaceなどはデザインを重視しつつ耐衝撃を謳っています。

4. 裸族

ケースを付けないというのも一種の手です。ケースの話をしてるのになんでケース付けないんじゃ!!みたいに思った人がいるかもしれないですが、ケースを付けているとどうしても排熱能力が下がるデメリットがあります。ゲーム端末目的のものは、逆にケースを付けないで裸のまま使うというのもアリだと思います。



保護フィルム

正直書くとこれが本題です。

1. 素材

ガラスフィルムと(普通の)フィルムの違いは名の通り素材です。ガラスはガラスなのですが、普通のフィルムはPET(プラスチックの一種)です。ガラスフィルムの特徴は傷や衝撃に強いという大きなメリットがありますが、指滑りはあまりよくはないです。PETフィルムはガラスほどの耐衝撃性は無いですが、後述する性質を持ったものが多いです。

ただ、PETの保護フィルムは厚みが(ガラスほどではないにしろ)あるため、Galaxyのハイエンドなどのエッジディスプレイに弱く、どうしても端まではカバーできないデメリットがありました。その問題を解消してくれるのがTPUを使った保護フィルムです。家電量販店やネットショッピングとかで「フチまで」とか「全面保護」とか「曲面保護」などといった文言がある保護フィルムは大体これです。素材自体は前述のケースでも使われるものでしが、かなり薄くなっているため力を加えると伸びてしまうため、貼るのは結構難しいです。

通販サイトメインであれば、最近はハイドロゲルフィルム(ヒドロゲルとも。Hydroを前者で読むか、後者で読むかの違い)というのも選択肢に入ります。これに関しては自分は貼ったことがないため、下記の参考記事からまとめて書きますが、素材としては滑りがかなり良く、指紋もかなりつきにくい、薄いので曲面にも貼れる、自己修復機能が高い、撥水するといった最早もうこれで良いといったメリットがあるのですが、もちろんデメリットはあります。貼り直しが全くもって効かないこと(というよりがっつり吸着する性質上、剥がすとフィルムが使いものにならなくなる)、滑りの良さと指紋の付きにくさはコーティングによるものであるため寿命があるという点です。
寿命に関してはバラバラですが、アルコールタイプの画面拭きなどで綺麗にする人はコーティングが剥がれやすくなるようです。よって初心者は何だかんだいってオススメできないフィルムだと思います。

ハイドロゲル参考記事記事群

 

2. フィルムの性質

アルバイトしていたときに、フィルム関連で一番よく聞かれたことって「アンチグレア」とか「高光沢」とかって何ぞやって聞かれることが多いんですよね。なのである程度説明していきたいと思います。

アンチグレア(反射防止/マット)

反射を抑えてくれるタイプのフィルムで、太陽光やライトの反射を抑えることができます。またさらさらした感触(これがマットとも書かれる要因ですね)で指滑りが良く、指紋も付きにくいのでフリック及びゲーム操作を多く行う人に向いています。あと値段も安いのもメリットです。デメリットとしては反射を抑える分、画面がフィルム無しの場合と比べて暗めに見えてしまうという点があります。

高光沢

逆にフィルムを付けていない状態のようなクリアな状態が良いという場合は、高光沢を選ぶと良いです。ただアンチグレアのメリットの逆がそのまま高光沢のデメリットにもなるということです。一応メーカーによっては高光沢かつ防指紋のタイプのものもありますが、どうしても反射と(防指紋タイプを選ぶ場合は)値段も張ってしまいます。

覗き見防止(プライバシー)

側面からの視野角を狭めることで、正面以外からは画面を見えづらくするタイプのものです。正直それ以外のメリットが思いつかない…

ブルーライトカット

その名前の通りブルーライトを抑えてくれます。画面が少しセピアっぽく見えるようになります。これもそこまでメリットが…

これ以外にも衝撃吸収だとか抗菌だとか色々種類はあるんですけど、まずこれさえ知っていればある程度特性に応じてフィルムを選ぶことができると思います。


フィルムに関しては安いものでも貼っておくのをオススメします(傷防止するだけでも大きな役割を果たすので…)



まとめ

ケースとかは結構デコレーションみたいな用途で選ぶ人はそれなりに居ると思います。フィルムも安いもの(iPhoneであれば100均のものでも売っていますしね)でいいやと選んでいる人もそれなりに居ると思います。たしかにコストを抑えるというのも大事ですが、数千円の投資で傷や落下、最悪の場合である故障・破損のリスクを避けることができれば儲けものだと思います。


最後に

フィルムに関してはPDA工房、家電量販店であればラスタバナナ製とかが結構オススメです。比較的安価だし

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