アルバイトが遭遇した厄介客

どうも。私は家電量販店でアルバイトをしている学生の身なのですが、厄介なお客様は売り場に出てる以上対応せざるを得ないときというのはあります。今まで私が接客した中で印象(ほとんど""ですけど…)に残っている客を何人か紹介したいと思います。

1.マウントの取り方が斜め上なおじさん、原理よりも何がしたいのか答えてほしい

残念ながらマウントを取ろうとする客はいます。その中で斜め上のマウントを取ろうとしてきた客が居ました。

私が勤務して始めて半年ぐらいの頃、車のシガーソケットで音楽をなんたらかんたら(ここら辺があまり分からなかった)と言われたので、とりあえず私はトランスミッターが欲しいのかなと思い、そこまで場所をご案内しました。場所について見てもらいましたがそれではないって言われたので改めて情報を絞るために、具体的に「どんなことをしたいのか」を質問しました(ちなみに体感ですが、何でもかんでも調べる気が無く店員に聞けばいいと思っている人はここで詰まります)。

そしたらシガーソケットの動作原理を説明しだして、それに対して困惑している私に向かって「最近の若い人には分からんだろうがね」みたいなこと言われまして…はっきり言って接客する気力が失せたので店員の人に対処をお願いしたのを覚えています。

こういうマウント取りたいだけの客って意外と居ます。店員だって人間です。変に知識を振りかざして侮辱する人は相手にしたくありません。このおじさん、時代が時代だったらTwitterでイキってそうだな…

正直シガーソケットの原理を語りだす1点がクソ面白かったので覚えているだけです。細かい内容は忘れてしまいました…

2.店員を「召使い」だと思っていませんか?私は家電量販店のアルバイトです、ホテルマンではありません

これは今思い出すとムカついてくる話なんですが、私の勤務している店舗では2F建てではあるんですが、売り場からだと階段以外上に上がる手段が無いのです。

一応業務に使うエレベーターはあるのですが、まあ在庫など普段は客に触らせないようなものもかなり多く置いているので、エレベーターを案内する際には店員が付き添って案内することとなります。それ自体は別に大丈夫なのですが、これを利用する客って絶対「足腰が弱く階段では負担がかかりすぎる人」、「車椅子やベビーカーに乗っている」という人が話しかけてくるのです。

その中でおばさん2人組(片方が全然身体に支障が無さそうな人、もう片方の人は本当に階段使うのが辛そうな人)のエレベーター案内をしたのですが、その元気そうな客が私に対して「○○(勤務している店舗)ってサービス精神が無いのねえ!!!」って言ってきまして。

何か戯言をペチャクチャと撒き散らしていたのでまとめると「(1kgもしないラジオを)自ら率先して持とうとしないなんて冷たいわね」「私は重い(1kg未満)商品を持ってもらいたいんじゃなくて、そういう気配りが無い店員は接客業としてどうかと思う」みたいな感じ。

もう片方の人は別に便乗するわけでも無く、私が困惑していたのを感じ取ったのか「あの人はああいうところがあるから」と弁解しようとはしてましたが、「あなたにここを直してほしいから教育していたのよ、許して頂戴ね」という発言は余計だと思いました。…教育目的なら第三者である店員を侮辱しても良いのか?ふざけるなよ。

3.どんなアプリだったらVR使えるの?…いや自分で調べろよ!!!

昨年にVRグラスで外国人(日本語はそれなりに話せる)から案内を求められました。案内としては「VRって何ですか」という技術的な案内から始まって(はっきり言って自分で調べてから買うのが普通だと思いますけどね…)、VRの説明を終わるとその外国人からは「どういうアプリが対応しているのですか」という質問が。

私は「どのアプリ、コンテンツが対応しているのかというのは、お客様自身で探してもらう必要がありますね。基本VR対応のアプリであればアプリの説明欄にVR対応と書いてあります」って返答したら「接客態度が悪い、お前は使えない」と急に激怒。

このとき「こっちが親切で接客したことに対してちゃんとした答えを出さない瞬間にこれか…」と怒りが沸々と湧いてきて、「ああ、そうですか。なら私が説明できることはもうありません」とはっきり言ってそのまま離れました。

このとき品出しの途中だったので再開したのですが、数分後その外国人がわざわざ私に怒りながら「帰る」って言ってきたので、「どうぞ、ご勝手に」って言って階段のほうに手のひらを向けたのを覚えています。普通に考えるともうちょっと良い煽り方があったと思います。もうこの時点で私にとってはその人は「お客様」じゃないので。

客側にもちゃんと事前準備というものはしてほしいと思っています。こちらも一から説明するのはとても苦労しますし、何より自分の最適なものを選ぶのに非常に役立ちます。それで何かあったら店員に文句を言おうとするのは本当に心が醜いのでやめていただきたい…

4.俺の望んだ答え以外は認めない

これ一人の客としてではなく、一定数この思想を持った人っているんですよ。特に理不尽だなって思った客はiPhone X発売してすぐに「背面がガラスのケースで付属品でガラスフィルム付いてくるようなやつって無い?」って言われたので、商品確認して「無いですね、当店だとケースとフィルム別々で購入するしか無いですね」と告げたら何故かガチギレされました。挙句の果てには捨て台詞に「使えねえな」と吐かれました。事実を告げただけのに何で「使えない」って吐かれなきゃいけないんですかね?その「使えない」って、あなたが望んだ答えが返ってこなかったから「使えない」だけでしょ?素直になったら?

あとはラジカセのリモコンやPCパーツなどの純正品って基本的には取り寄せです。「この店で買ったのに○○無いんだ?」と聞かれても売り場に無いものは無いです。そもそも需要が一部の層にしか無ければわざわざ定番で置くってことは基本無いです。というか取り寄せできるだけありがたいと思ったほうが良いと思いますよ、ほんとに。

5.お待ちいただけない人

これはシンプルです。私はアルバイトなので基本パソコンとかテレビやレコーダーなんかは別の契約につなげるための機会を増やす関係上店員に案内をお願いするのですが、もちろん時間帯によっては何人も待っているという状況は普通にあるのです。その旨をお伝えするとあからさまに不機嫌になる人がこれまた一定数居るのです。

待てないなら後日来れば…?この一言に尽きます。今日買わないといけないのかもしれないけど、今すぐには空かないって言ってるんだから待つしかないでしょ。

後記

嫌な客に当たりさえしなければこちらとしてもやっていてそこまで不満は無いんですよ。私はこの職場でバイトしてもう3年経ちましたけど、今思うと「こういう厄介客さえ当たらなければ勉強になって楽しいな」って今でも思います。人それぞれですが「スムーズに事が進む接客は楽しいし、いわゆるやりがいというもの感じるもの」だと私は感じます。

別に私は洗脳されているとかではなく、そういうものだと職場を通じて気づいただけなので大丈夫です。今回の記事に関しては単純に「私が出会った厄介な客を風化させたく無い(私もやったんだから理論)、パンチは弱いのかもしれないがこういう客になってほしくないみたいな啓蒙」をする感じで記事にさせていただきました。

おまけ

接客業にお勤めの方におすすめのチャンネルです。業種は違いますが、やはりこういう「厄介客」の線引きというのを改めて考えさせられる良い「教材」として私は最適だと思います。人の振り見て我が振り直せという諺がありますがその通りだと思います。

過去に書いた職場の記事です。


この記事が少しでもあなたの振りを直すきっかけになってくだされば幸いです。

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