ブート用USBメモリを一つに~Ventoy~

今回はそんなに本格的に書いておりません。だって手順そんなにないので

久しぶりにLinuxディストリビューションについての記事を書いているのですが、こうなるとブートメディアどうするよ?みたいな感じになると思います。
というか大学生の頃にブートメディアのためにAmazonセールのたびに1、2本はUSBメモリを仕入れるといったルーティンを取っていたら、気づけば家に20本ぐらいある状態になっていました

16GBあればほとんど事足りるという点を考えると大容量も購入できないしこれどうしようと思っているところに、とある便利なユーティリティの存在を知りました、それが今回紹介する「Ventoy」です

Ventoy is 何

Wikipediaの概要をそのまま引用すると、

Ventoy is a free and open-source utility used for creating bootable USB media storage devices with files such as .iso, .wim, .img, .vhd(x), and .efi. Once Ventoy is installed onto a USB drive, there is no need to reformat the disk to update it with new installation files; it is enough to copy the .iso, .wim, .img, .vhd(x), or .efi file(s) to the USB drive and boot from them directly. Ventoy will present the user with a boot menu to select one of these files.

https://en.wikipedia.org/wiki/Ventoy

DeepLに文章を翻訳した感じはこんな感じです

Ventoyは、.iso、.wim、.img、.vhd(x)、.efiなどのファイルを含むブータブルUSBメディアストレージデバイスを作成するためのフリーでオープンソースのユーティリティです。.iso、.wim、.img、.vhd(x)、.efi ファイルを USB ドライブにコピーし、直接ブートするだけです。Ventoyはユーザーにブートメニューを表示し、これらのファイルから1つを選択します。

つまり、VentoyシステムをインストールしたUSBメディアにISOファイルをそのまま入れることによってVentoy経由でディストリビューションを選択できるようにしてくれます
あと複数のisoファイルを入れてもブートメニュー上で認識してくれるため、これを使えばブートメディアを1本に集約することができます。正直学生時代に知りたかった…

Ventoyの使い方

※Windows版をイメージしております

上記のリリースノートから最新のventoy-x.x.x-windows.zipを選択してダウンロード、ダウンロードしたZIPファイルを解凍してその中にあるVentoy2Disk.exeを起動します

デバイス名を伏せる意味はあんま無いんですけど何となく…

DeviceにVentoyをインストールするデバイスを選択し、そのままインストールボタンを選択します
このとき「本当にこのデバイスにインストールしていいですよね?入っているデータ全部消えますよ?」というポップアップが二回出てきますのでデバイスを間違えていなければOKしましょう(なんかカービィのデータ消去みたいでおもしろい)

そのままインストールが進み完了すると、新たにVentoyという名前のドライブが作られます。これでVentoyが作られましたのでそのままisoファイルをぶち込んでいきます

感想

Ventoy自体は1年前から利用しているのですが、やはりブートメディアを1つに絞ることができるという点が大きいですね。現状USBメモリも256GBが3000円台から買える(セールのときは2000円台まで下がることも)時代なので、適当に1本大きい物を買っておけばブートメディアで困ることは無いのかなと思います


本当は前回のArch LinuxインスコSurfaceの記事を書き切る予定だったのですが、気づいたら直っていたケースみたいなのが本当に多くてセクタが思っていたよりも埋まらない感じで萎えてしまっているため、一旦こちらでお茶を濁す形で。GNOMEベースであるが故、裏で勝手に直っている感じが多くてこちらがやることが無くて…

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